今日は日曜日。
「ひろこ先生の本棚!」
の日です!
毎日頑張ってるママたちに
少し頭を休めて
新しい価値観に出会う日にしてほしい!
そんな思いで、毎週楽しみに
書いています^^
初めて読む方のために説明しておくと、
「ひろこ先生の本棚」コーナーは
私が、小児科医の視点から、
凸凹キッズの母親の視点から、
そして、脳科学と発達診断のプロ!
としての視点から
選りすぐりの1冊をお届けする企画なんです。
今日の朝、母からこんなLINEが
届きました。
このメッセージが届いた時、
「あれ?次男が熱出したこと
話したっけ??」
と思ったのですが、
なんと、母は私のメルマガを
読んでいるので
メルマガからの情報でした笑
そんな感じで愛されている私です。
そんな今日は、こちらをご紹介!
おかあさんとあたし ①&②
ムラマツエリコ
なかがわみどり 著
「こどものあたし」と
「おかあさん」の
なんでもない毎日を
ほっこりするイラストと
素敵な文章で綴った
イラストエッセイです。
子どもの頃
お母さんが耳そうじをしてくれたこと
縁側に干してた布団にダイブした時の
おひさまの匂い
車に酔った時に背中をさすってくれたこと
一緒に作ったクッキーやパウンドケーキ
そんな、昔のお母さんとの出来事を
ふわっと思い出す
大好きな本なんです。
私がこの本を初めて読んだのは
次男を出産した直後。
1回目に読んだ時は
娘の立場として。
次に読んだ時には
ママの立場として。
いろんな立場で読むと
いろんな感情が溢れる1冊です。
私が小児科医になったのは
保育士の母の影響だし
一緒に旅行に行ったり、
買い物に行ったり
仲良し母娘として
過ごしてきました。
だけど、実は、
結婚するまで
「お母さんは私のことなんて
興味ないんだ」
って思い込んでいたんですよね。
うちの母は、結構ドライな性格で
過干渉な感じは全くなく、
どちらかと言うと放任派
(そのかわり父は結構過干渉でしたが)
また、姉も病気がちだったので
子どもの頃の私は
「親には心配かけちゃいけない。
迷惑かけちゃいけない。」
って思っていました。
今思い返せば、
母は私のことをしっかりと信じていて
くれたからこそ
私のやることに口出しをせず
心の中で応援してくれてたんだと
思うんです。
だけど、あの頃の私は
お母さんは私のことなんて
どうでもいいって思ってる。
だから、なんでも相談せずに
自分でやらなくちゃ。
自分で決めなくちゃ。
そう思って生きてきました。
だけど、私の結婚式の時、
号泣している母を見て
なんだ、お母さん
私のこと好きだったんじゃん^^
って気づいたんです。
そんな過去があったからこそ、
この本を読んで思い出したのは
お母さんと一緒に過ごした時間。
本当に、なんてことのない
お母さんとセットになった記憶でした。
みなさんにとっても
そんな懐かしさを感じる1冊に
なると思います。
そして、おかあさんになった今は
今、息子たちと一緒に過ごしている
一瞬一瞬の出来事を
私とセットになった記憶として
息子たちがこんな風に
思い出してくれたら嬉しいな^^
そんなことを想像しながら
この本を読んでいますよ。
今日の1冊は
こどもとしての自分も
お母さんとしての自分も
すべて大切な存在だ、って
思うことができる
全ての人へ届けたい。
そんな素敵な本をご紹介しました。
まずは、何も考えずに読んでほしい。
自分も愛されて生きてきたんだな、
ってことを
思い出してほしい。
そして、わが子との日々を
大切に過ごして欲しい。
そんな思いになってくださる方が
たくさんいてくれたらうれしいです。