【DAY2】わが子のホンネ、どうやって知ればいいの?

 

昨日からお届けしている
保存版
「子どものホンネ、親のホンネ」

 

たくさんの方に読んでいただき、
また保存していただきうれしいです!

 

本当にありがとうございます。

 

 

引き続き子どものホンネにまつわる

みなさんの役に立つ、
そして心に残るお話を
させていただきますね。

 

 

前回の記事では

「なぜお母さんが子どものホンネを
知っておいた方がよいか」

について解説させていただきました。

 

 

お母さんが
子どものホンネを知ることで、

 

周りの支援者に代弁することができる。

 

そうすることで
こどもの味方を増やせるんだよ。

そんなお話をしましたよね。

 

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では、そもそも

子どものホンネって
どうやって知ればいいの?

って思いませんか?

 

 

みなさんは普段
子どもがホンネを語ってくれてるな~と
思うことはありますか?

 

 

そして、子どもが
話してくれることが
すべてホンネだって
思っているでしょうか?

 

答えはきっとNo!ですよね。

 

 

子どもたちが親に対して

いつもいつでもホンネを話してくれる
とは限らない。

 

 

時には、親に叱られないように
話をごまかしたり、

 

恥ずかしくって親には
話したくないって思ったり、

 

親に心配をかけたくなくて
ホンネを言わない

 

そんなことは日常茶飯事なはず。

 

 

私も、わが子のホンネを
全て知りたいとは思っていないし。

 

ホンネを全て話してくれるから
いいこととは思っていません。

 

 

私が考える、

お母さんが子どものホンネを
知った方がいい場面

たった2つ。

 

一つ目は
わが子がしんどい思いをしているとき

 

 

そしてもう一つは
わが子が幸せを感じている時です。

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「森先生、一つ目はわかるけど
二つ目もそうなんですか?

わが子が幸せを感じている、って
ホンネって言えるの?」

 

そんな声が聞こえてきそうですが、

 

私は、自分が幸せだと思っていることを
わが子が話してくれる時こそ

子どもがホンネを話している時だって
考えています。

 

 

それはなぜか。

「幸せ」の定義が人によって違うからです。

 

親が幸せだと思うことを
子どもが幸せだと思わないこともあるし、

逆もまたそう。

 

 

だから、お子さんが

幸せだった、うれしかった、感動した。

そんなことを話してくれている時には

 

ああ、うちの子ホンネを話して
くれてるんだな、って思ってください。

 

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さて、ようやく本題に入りますが、
わが子がしんどいなって思っていたり
幸せだなって思っているかどうかを
知る方法ってあるの?という疑問。

 

実は、答えはYES!なのです。

 

 

私は、「ママカルテ」を作り上げる過程で
膨大な数の論文や書籍を読んできました。

 

 

その中で、1つの疑問に
突き当たりました。

 

それは

 

「子どもたちはどうなったら
幸せになったって言えるんだろう?」

 

という謎。

 

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もちろん、幸せの定義は
人それぞれだから、
違って当たり前なのですが、

 

 

わが子が今幸せかどうかは
どうやって判断するんだろう?って
疑問だったんです。

 

 

 

研究を進めていく中で
出てきたワードが

 

「QOL」

 

Quality of Life(生活の質)
というキーワードです。

 

 

日本は、世界有数の
「子どもの自尊感情」
(子どもが自分のことを大切だと思う気持ち)

が低い国です。

 

だから、子どものQOLについては
実にたくさんの研究がなされています。

 

 

そんないろいろな研究を見ていて
なるほど!と納得したことがあるんです。

 

それは、ADHDのお子さんの
QOLについての研究。

 

その子はお薬による治療を
開始したんですが、

 

お薬を始める前のQOLの値に比べて、
お薬を飲み始めた後のQOLの値
低くなったんです。

 

 

親から見ても、学校の先生から見ても、
ADHDの症状は
お薬を飲み始めて改善しているのに、

 

本人が答えた
「自分自身のQOL」は下がっていた。

 

なぜだと思いますか?

 

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この研究では、
お薬を飲み始めたことで
本人が周りを見る力が育ち、

 

集団の中での自分の価値を
低く見積もるようになった結果
数値が低く出たのではないか、

 

そう結論づけていました。

 

 

つまり、

ADHDの治療をして
症状は改善傾向になったのに
本人の感じる生きづらさは
増してしまったということ。

 

 

この結果から

「ADHDの治療って
誰のためにやるんだろう?」

疑問に思ってしまったのですが、

 

 

それ以上に、

「発達障害の診断がつかない
グレーゾーンの子や

年齢が上がって自分のことが
わかるようになってきた子たちが

よりしんどくなる」

 

という、
発達凸凹のお子さんで
よく見られる現象も
説明がつくなあ、と感じたのでした。

 

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病院に行っても、相談に行っても

「様子を見ましょう」

と言われてしまうわが子。

 

だけど、生きづらそうにしている
辛い思いをしているわが子

 

こんなわが子に
何をしてあげたらいいの?と
悩む多くのお母さんたちに

私は出会ってきました。

 

 

特に日本は、
年齢が上がれば上がるほど、

診断がつかないために
適切な支援を受けられないことが
多い国です。

 

 

診断がつかない=生きづらさが軽い
では絶対にないはずなのに、

そこをサポートする支援が
すっぽりぬけている。

 

 

だからこそ私は
そのはざまで悩んでいる
親子を救いたい。

 

 

親子の未来を創る「ママカルテ」で

子どものホンネ
親のホンネを引き出して
親子の特性にぴったりあった
アセスメントをお届けしたい。

 

 

そして、その結果を受けて

「私がこの子を成長させていこう!」

勇気を持って歩み始めるママたちを
しっかり支えていきたいって
思っています。

 

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子どものQOLを評価する検査というのは
長らく「親」のものでした。

 

つまり、親が子どものQOLについての
質問に答えることで、

子どものQOL=幸せ度は評価されてきたんです。

 

 

だけど、親が子どものことをよく知らなければ
本当に今、子どもが幸せなのかどうかは
親の回答だけじゃわかりませんよね。

 

 

だからこそ、子どもから回答を得ることが必要!
そんなワークが、日本にもあります。

 

それが、ママカルテの中でも使っている

「子どものQOL尺度」

と言うものです。

 

 

明日、DAY3は、
この「子どものQOL尺度」に注目して、

これまで「ママカルテ」で
QOLをチェックしてきた
お子さんたちの幸せ度について
お伝えしていきますね。

 

子どもに聞いてみることで
目からウロコのデータが
たくさんでてきた!

 

そんな最新のデータを
ぜひ知ってほしいです^^

 

 

DAY2も最後までお読みいただき
ありがとうございました。

明日も楽しみにしていてくださいね。

 

それでは〜^^

 

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