子どもに何かをしてほしい時、
「こうすればできるよ」
「まずこれをやって」
「危ないから、これを覚えてね」
と、つい正しい方法を先に伝えたくなることはありませんか?
もちろん、説明や指示が必要な場面はあります。
けれど、
子どもが自分から動き始めるきっかけは、正論や説明よりも先にある「やってみたい」という気持ちかもしれません。
今日は、そんなことを感じた我が家の出来事をご紹介します。
ハワイのダイビング動画を見せたら、子どもたちが動き始めた
私はこの夏、ハワイでダイビングに挑戦してきました。
帰宅してから、子どもたちに海の中で撮った動画を見せました。
大きなカメが泳いでいるところ。
魚の群れの中に入っていったところ。
海の中で仲間と手をつないだところ。

私が一生懸命、
「海はこんなところだよ」
「ダイビングってこうやるんだよ」
と説明したわけではありません。
ただ、
「こんな景色を見てきたよ」
と動画を見せながら、私が感じたワクワクを話しただけでした。
すると子どもたちが、
「海に行きたい!」
「ママみたいなマスクが欲しい!」
と言い始めたんです。
さらに、
「どこの海なら行けるの?」
「どんな道具が必要なの?」
と、自分たちのタブレットを使って調べ始めました。
クラゲが怖い長男は、
「クラゲを避けられる日焼け止めがあるみたい。これ買ったらいいんじゃない?」
と、自分で対策まで考えていました。
子どもを動かすのは「正しい方法」だけではない
その姿を見て、私は改めて感じました。
子どもを動かすのは、正論や説明、指示だけではない。
もし最初から、
「海に行くなら、まずこれを準備して」
「危ないから、これを覚えなきゃいけないよ」
「クラゲもいるから気をつけてね」
と、方法や注意点ばかりを先に伝えていたら、
息子たちはここまで自分から調べ始めなかったかもしれません。
先にあったのは、
「楽しそう!」
「自分もやってみたい!」
という気持ちでした。
そして、その気持ちがあるからこそ、
「どうしたらできる?」
「何が必要?」
と、自分から方法を知ろうとしたのだと思います。
「やりなさい」の前に、できた先の未来を見せる
これは、海に行くような特別な挑戦だけではありません。
日常の中でも同じです。
宿題をしてほしい。
朝の支度を進めてほしい。
新しいことに挑戦してほしい。
そんな時、
私たちはつい、
「こうすればできるよ」
「まずこれをやって」
と、方法から伝えたくなります。
けれど、方法が分かっていても、
本人の心がまだ動いていなければ、なかなか行動につながらないことがあります。
反対に、
「できたら楽しそう」
「その先にこんなことが待っている」
と未来が具体的に見えると、
子どもは自分から知りたくなり、考え、動き始めます。
子どもの「やらなきゃ」を「やってみたい」に変える一手
もし今、
「どう言えば、この子は動いてくれるんだろう」
と悩んでいることがあったら、
子どもにやってほしいことを一つだけ思い浮かべてみてください。
そして、
「どう言えばやるかな?」
ではなく、
「この子は、その先にどんな楽しみが見えたら、やってみたいと思えるかな?」
と考えてみる。
たとえば、
写真や動画を一緒に見る。
ママ自身が楽しそうに体験を話す。
「終わったら何したい?」と聞いてみる。
子ども自身に一つ選んでもらう。
そんな小さな会話からで大丈夫です。
心が動くと、子どもは自分から考え始める
子どもの「やらなきゃ」が、
「やってみたい」に変わるきっかけは、
正論や説明よりも先にあるワクワクかもしれません。
行動を教える前に、
まずはその子の心が動く未来を、一緒に描いてみませんか?

