「学校嫌い」じゃなかった。本当の子どもの姿が見えたとき

不安で動けない

さて今日は、

 

「「学校嫌い」じゃなかった。

本当の子どもの姿が見えたとき」

 

というお話です。

 

なんで、こんなに頑張っているのに

お子さんは回復しないんだろう。

いつまでも学校に行こうとしないん

だろう…

 

そう思ったことはありませんか?

 

今日はあるお母さんの

“見立て”が変わったことで、

娘さんへのサポートが変わり始めた

お話をします。

 

高校1年生の女の子。

6月から学校へ行けなくなり、

勉強も完全に止まりました。

 

けれど、

体育祭や学校行事には参加できる。

高校の友達とも遊びに行ける。

学校に友達もいるし、

イベントも楽しみにしている。

 

その一方で、

通常の授業には行けない。

学校や進路の話をすると嫌がる。

起立性調節障害の薬を

飲まないこともある。

 

そんな娘さんを前に、

お母さんは、

学校が嫌なの?

ただ行きたくないだけ?

私が過干渉だったから?

と、どう捉えたらよいのか

わからなくなっていました。

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個別相談のとき、

お母さんは、

娘さんが「繊細な子」だとは

思っていませんでした。

 

友達もいる。

一人で出かけられる。

イベントにも参加できる。

その姿だけを見れば、

 

不安が強く、

負荷を抱え込みやすい子には

見えなかったからです。

 

けれど、その後、

講座や発信を通して

娘さんのこれまでを整理し直した

お母さんから、

 

こんなご連絡をいただきました。

 

「娘に、学校ってどんなところ?

と聞いてみました」

 

すると、娘さんは、

学校は嫌いではない。

友達には会いたい。

イベントも好き。

だけど学校から帰ると、

ドンと疲れてしまう。

 

と、初めて話してくれたそうです。

 

ここで初めて、

「学校が嫌だから行かない」

のではなく、

楽しいことでも、

自分が感じている以上に

心と身体へ負荷がかかり、

 

疲れに気づいたときには

動けなくなるほど

消耗していたのかもしれない、

 

という見方が生まれました。

 

同じ「学校へ行けない」でも、

学校が怖くて行けない子と、

行きたい気持ちはあるけれど、

負荷を調整できずに

エネルギーが切れてしまう子では、

必要なサポートが違います。

 

これは、

「車が動かない」

という状態に似ています。

 

ガソリンが空なのか。

ブレーキがかかっているのか。

エンジンが熱を持っているのか。

 

見た目はどれも、

「動かない車」です。

 

けれど、

ガス欠の車に

アクセルを踏ませても動きません。

 

ブレーキがかかった車に

ガソリンを足しても解決しません。

 

子どもも同じです。

 

見立てが違えば、

やることも変わります。

 

この娘さんに必要だったのは、

学校へ行くように説得することでも、

すべて本人に任せて

見守り続けることでもありませんでした。

 

何を楽しいと感じているのか。

どの場面で消耗しているのか。

疲れを自分で感じ取れているのか。

どの程度なら無理なく続けられるのか。

 

それを娘さん自身が

少しずつ言葉にし、

自分で負荷を調整できるように

支えていくことでした。

 

お母さんは、

「理解しにくかった娘の態度が、

そういうことだったのかと

思えるようになった」

と話してくださいました。

 

そして最後に

「大下さんの活動は素晴らしいです。

是非とも、日本の教育機関に
 
指導してほしいと思いました。」
 
こんなお言葉までいただきました。
 
ありがとうございます。

 

子どもが急に変わったのではありません。

 

お母さんが、

表面に現れている行動だけでなく、

その奥で起きていることを

捉えられるようになったことで、

かける言葉と

サポートの方向が変わったのです。

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個別相談に来られると

ママたちはこんな言葉を口にします。

 

「なぜわかるんですか?

全部当てはまっています。」

「今日初めて子どもの本当の姿が

 わかりました。」

「なるほどそういうことだったんですね」

「今までの行動が紐解けました」

 

これは全部、

ママのお子さんの見方とらえ方が

がらっと変わった瞬間です。

 

そしてこう続けます。

「学校に行かせることじゃなくて

その力を育てることの方が大事だと

今気づきました」

 

こんな風に、

お子さんの見方とらえ方が

変わると、

 

すべきサポートが変わってくると

気づけます。

 

ブレーキがかかっている車に

ひらすらガソリンを

注ぎ続けるようなことを

しなくて済むわけです。

 

まずは一度、

わが子は、なぜ動けないのだろう。

 

私は今、何を問題だと

捉えているのだろう。

と、これまでの経過を

整理してみてください。

 

見立てが変わると、

「休ませるか、行かせるか」

だけではなかった

次の一歩が見えてきます。

 

そして、その見立ての先に

お子さんの回復の道が拓けます。

 

今日はここまでです。

 

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