子どもの頃に発症する吃音は、いろんな要素が絡み合って症状を変化させます。一つは、言葉の発達が未熟なために、脳に言語的な負荷がかかって吃音の症状が強くなってしまうことです。
「言語的な負荷」って何か?というと…。
例えば、「つかむ」という言葉をまだはっきり理解していない子がいたとします。「取る」という言葉の意味はわかっているとすると、つかめない時に「取れない」ではないとわかるので、なんと言っていいかぴったりの言葉が浮かばずに、脳がイライラすることがあります。こんなことも言語的な負荷になります。
「ママ、できな〜い!」としか表現できず、ママから「何ができないの?」と聞かれても説明できずイライラしてしまいます。
または、ママが使う言葉が長すぎたり、難しい言葉が入っていると、「わかるようでわからない」と脳がイライラします。これも言語的な負荷になります。そんな時に吃音体質の子はどもりやすくなります。
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言葉が発達して言語的負荷が軽減してくると、吃音はよくなっていきます。だからこそ、言葉の発達を加速させたいのですが、脳の発達には順番があります。
言葉を発達させようと絵カードやプリントばかりに頼っていると、脳の前側ばかりアプローチしていて、脳の発達にアンバランスさが出てきます。脳は後ろ側から順番に発達するもの!
大雑把にいうと、
見る力(後頭葉)
↓
聞く力(側頭葉)
↓
話す力(前頭葉)
です。
たくさんしゃべるけど、何が言いたいかわからない子、よくしゃべるけど、一方的な子、というのは前側ばかり発達して、後ろや横の脳をうまく活用できていない状態です。じゃ、どうしたらいいの?というと、行動させること!です。できれば全身を使う行動が理想です。
自分が行動したことがないことを言葉にすることは難しいですよね。まずは行動させて、できることを増やしていきます。その時に実況中継してその行動の動作や感覚、感情をどのように表現するのか聞かせます。
そしてその行動について親子で会話します。「見てー理解してー話す」「思い出してー話す」これを繰り返すことで言葉が発達していきます。
実は発コミュの肯定の10テクニックを実践していると、自然とこのような会話が増えるので、子どもの言葉の発達が加速します。肯定され、自信がつく上に、言葉が発達しやすい会話が増えるので吃音がよくなっていきます^ ^
残りの夏休みは、お子さんの行動量を増やして、たくさん会話してみてくださいね!
\挑戦する子になる/
吃音がよくなる甘やかし方・叱り方
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