私が吃音をみる上で
必ずその子の脳の発達も
合わせてみていきたい理由に
ついてお話していきます。
そもそも子どもの頃に発症する
吃音は「発達性吃音」と言われ、
発達期にみられる発達障害の一つ
と認識されています。
発達障害と言われると、
違和感を感じられると思いますが、
平たく言えば脳の発達の凸凹
ということです。
これは大なり小なり誰にでも
あることです。
吃音があると、
吃音が目立つので、我が子の
・ちょっとした癇癪や、
・ちょっとしたわがままや、
・ちょっとした切り替えの悪さや、
・ちょっとした繊細さや、
・ちょっとしたこだわりの強さや
・ちょっとした言葉の発達の独特さ
というものが見過ごされがちに
なることがあります。
よくよく聞くと困っているけど、
それよりも吃音の方が気になる、
というご意見が多いです。
ですが、順番としては
吃音以外の困りごとを
なくしておくことの方が先決です!
ちょっとした困りごとがあると、
毎日、ママからダメ出しや
指示だし、イライラされて、
お家が安心できるところに
ならないからです。
もっというなら、
どんなに愛情を注いでも、
どんなに肯定していたとしても、
否定的な目で見るやりとりが
あるうちは、
ママのポジティブな想いは
子どもに届きにくく、
親子のミスコミュニケーションが
起きていることに
気づかなくなるからです。
この状況は、吃音にとって
もっともよくない状況です。
子どもの吃音をよくする上で
1番と言っていいほど、
大事なことは、
「ママは僕/私を
愛してくれている。
認めてくれている。
どんなことがあっても
ママは絶対自分の味方である!」
と子どもが感覚的に認識し、
お家が安心できる環境に
なることだからです。
「大好きだよ〜」と
言っていたとしても、
毎日、小言を言っていると、
「どうせママは否定する」
と受け止められてしまい、
ママは絶対的な味方!
のポジションになりきれません。
「どうせ」
という言葉をお子さんが
使っているとしたら要注意です。
できないことは脳の発達が
未熟だから!
お子さんの脳の発達特性を
ママが知ることが大事です。
脳の発達には順番があります。
苦手なところにダイレクトに
アプローチするよりも、
その子の得意なところから
コミュニケーションを活用して
引き上げてあげれば
脳の発達は加速します。
だからその方法を
いつも一緒にいて、
子どもの安心の地となる
ママにマスターして欲しいのです。
子どもの吃音をよくしたければ、
脳の土台から育ててあげること!
これだけは絶対に
ゆずれないこだわりです。
そしてそんなことを言う
専門家は私1人です。
明日から、
うちの子もしかして
脳の発達の凸凹あるのかな?
にお答えしていきたいと
思います!