難発が悪化した時に娘に背中を向けてしまう母だった私

吃音

お子さんの吃音の症状が

強い時に、

思わず目を背けてしまったこと

ありませんか?

私は何度もあります。

常習化していたぐらいです。

娘は吃音を発症して

1年ぐらいは連発と伸発ばかりで

それほど苦しそうに話すことは

なかったのです。

ところが、

発症2年目に入ってから

難発が出現すると、

その難発が急激に悪化しました。

特に保育園から帰った

夜の時間帯が1番ひどく、

顔をひきつらせ、

腕をブンブン振りながら、

苦しそうに話すのです。

それをみていることが

とにかくできなかった!

正直な話、

他のお子さんや他の吃音者の方の

症状はサラサラスルー

できるのですが、

娘のだけはできなかった!!

同化してしまうというか、

私も一緒に苦しくなってしまって、

呼吸も表情も乱れてくる

のです。

それを見せるわけにも

いかないから

背中を向けてしまう

という対応しか

できていませんでした。

娘に「ママ、こっちみて!」

と言われて洋服を引っ張られた時は、

自分が情けなくて涙が出ました。

そんな私だから、

娘は一度も吃音のことについて

自分から相談してきたことが

なかったのだと思います。

当時も自分のせいだという

自覚はありましたが、

当時の私は情けないぐらい

自分の感情をコントロール

できていませんでした。

でも、それって

私1人で対応していたから

だと思っています。

夫は「吃音はお前の専門だろ。

お前がなんとかしてくれるんだろ。」

と他人事でした。

言語聴覚士仲間に言えば、

「吃音か〜。難しいね〜。」

と、深く同情はしてくれるけど

「よくなるといいね〜」

他人事な対応で、

一層、孤独を感じていました。

吃音の子を育てる母の気持ちが

必ずしも私と同じとは限らないと

思いますが、

自分を責めがちになるので、

母の精神衛状態は不健康に

なりやすいと思っています。

だから、吃音の子を育てるママを

孤独にさせたくない!

と思っています。

同じように悩むママたちは

実はたくさんいます!

ただ慰め合う仲間になるのではなく、

子どもの未来のために

どんな対応がいいのか、

お互いの存在で支え合える

コミュニティーを創って

いきたいと思います。

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