公立の小学校に
吃音×発達凸凹キッズを
通わせている方は、
お子さんの教育に満足
していますか?
私は、満足していません。
むしろ失望しました><
少し前の話になりますが、
1学期最後に、
小4の次女の個別面談があり、
がっかりした出来事がありました。
4年生になって初めて
登校しぶりが始まった
1学期を振り返り、
先生から改めて
こんな話をされました。
ーー先生からの説明ーー
先生は、娘のことは
怒っていない。
けれども、
クラスの中に宿題をしてこない子、
何度言っても約束を守らない子が
いるため、
そういう場合は、
「先生は君たちの将来のために
真剣に怒るよ」
と言って怒らざるおえないこと、
それを見て怖くなってしまう
ようだけど、
その子達の
将来のためだから
理解してほしい
ーーーーーーーー
というお話でした。
それを私から娘に言うよう
頼まれたのです。
まさにこれは、
しつけ理論!
できていないところを見つけて、
できるように叱ってやらせる。
それで本当に効果的なら
いいのかもしれませんが、
毎日、朝から先生が
怒り散らしても
約束を守れない、
というのであれば、
効果がないんです。
効果がないことを、
ずっとやり続けているだけ
なんです!
毎日、先生が怒っている顔と
言葉を聞いて娘は、
「失敗したらいつかあんな風に
怒られちゃう。
怖い。怖い。
もう学校行きたくない。
宿題なんてなければいいのに!」
と泣きながら言うように
なってしまいました。
そこで、先生にシンプルに
尋ねました。
「なぜ怒るんですか?」
すると、先生はこんな話を
始めました。
「お母さん、あのですね。
中学にいったら内申点が
つけられるんです。
提出期限っていうのは
重要なんです。
小学生の今のうちにそれは
できるようになっていないと
中学に行ってから困るんです。」
それに対して、
「本当ですか?
今の内にできるようにならないと
本当に困りますかね?」
とお返ししたところ、
こんな話に発展しました。
「例えば、社会に出たら、
納期というのがあるんです。
納期を守れなければ、
信用問題になるんです。
それが原因でお得意さんが
いなくなって
会社が回らなくなって
会社が潰れるってことだって
あるんです。
だから、期限は絶対だと
教えています。
宿題は先生との約束
(一方的に作られた約束)
だからそれは絶対守ること。
約束を守らない子は
信用されなくなること、
先生はそういう子は
信用しなくなることを
今から教えているんです。」
この時点で私の脳は
絶望を感じました。
日本を代表する先生では
ないけれど、
日本の教育レベルって
まだこのレベルなんだ…
とがっかりしたんです。
この先生に何を
言っても無理か…
と諦めそうになる
私もいましたが、
娘の未来がかかっています!
ちょっと頑張りました!!
「先生は、子どもたちに
どんな大人になって
もらいたいですか?
先生の教育のゴールって
どんなものですか?
・宿題をしてくる、
・提出期限を守る、
・言われたことをきちんとやる、
こういう人材を育てたい、
ということですか?
私は長年、病院に勤務して、
たくさんの新人さんを教育を
してきました。
その中で、
年々強く感じていたことは、
・言われないとできない
・言われたことしかできない
・言われたことを自分にあった形で
置き換えてせずに、
そのまま真似だけしようと
するのでうまくいかない
・本質を理解せず表面的に
真似するので、
自分のものにできない
・自ら勉強しようとしない、
国家資格をとるところまでがゴールで、
その後、自己研鑽しようとする姿が
みられない
そんな子が徐々に
増えてきていると感じています。
それってなぜか?
と考えた時に、
きっと
そういう教育しか
受けてきていない
からなんだろうな〜、
と感じていたんです。
怒られないとしない子って
怒られない環境だったら
しなくなりますよね。
先生や大人に見られていない
となると、
やる理由がないので
自分から勉強しようなんて
思いません。
・宿題をしたことで褒めらた!
・宿題をしたことで
わかることが増えた!
・わからないことって
調べればわかるようになるんだ!
・自分の調べたことで
感じたこと、考えたことを
伝えたら認めてもらえた!
褒めてもらえた!
って学ぶことの楽しさ、
自分で自分を成長させる喜び、
できない!ができるようになった!
っていう感動を
大人になるまでに
どれだけ経験しているかで、
言われなくても、
自から勉強し続ける大人に
なると思うんです。
大人になっても勉強って必要です。
先生も教員免許をとって
勉強が終わったわけじゃ
ないと思います。
人生ずっと学び続け
ですよね。
それが当たり前になる前に、
「勉強は怒られないためにするもの」
ってことが先にインプットされると、
ちょっと厄介です。
長い人生で考えたら
小学校で提出物を守れなかった
ってことは大したことじゃないと
私は思うんです。
そんなことがあったら
どうやってそれを挽回したか、
ってことを学習させた方が
よっぽど価値があると思います。
それで「人として信用しない」
って丸ごと人格まで否定されたら、
もうやる気が起きるどころか
「自分はダメな
人間なんだ〜」
って自分で自分にレッテルはって
無気力な人間を
育ててしまうかも
しれないって、
私なら考えます。
そもそも何度言っても
宿題を家でしてこない
っていう子は、
できない理由があるのかも
しれません。
宿題をする環境や
スキルがない子に
いくら宿題をしてきなさいって
一方的に大人が約束を
押し付けても、
できないですよね。
それで
永遠にその子は約束が守れない
ダメな子っだってことにしたら
人格形成という意味でも
リスクの方が高いと
思うんですけど、
いかがでしょうか?」
言いすぎたな、、、、
と思ってそこまでに
したのですが、
実はまだ言いたいことは
ありました。
先生は、しばらく考えた後、
こう打ち明けられました。
「それについては
自分も長年悩んでいる
ところで、、、、
どうしたら子どもたちに
自分の想いが伝わるか
ずっと考えているんですけど、
なかなかアイデアが
思いつかなくて…」
しどろもどろに
させてしまいました。
以前から噂は聞いていのですが、
6年生の受け持った時は、
怒ってばかりいて、
生徒との関係が悪かったので、
別れを惜しむ卒業式ではなく、
生徒が喜んで卒業していき、
卒業式後に先生との
2ショット写真を求める子が
いないクラスとして
目立っていました。
この発言からも、
以前からうまくいっていない
自覚はあるけれども、
まだ、自分の考えを
先に伝えようとして、
子どもたちの現状を
理解しようという姿勢に
なっていない、
さらに「どうしよう」
と自分の頭の中で
考えているだけで、
外に答えを探しに
行っていない。
自分の頭にはもう
必要な知識もアイデアも
ないのだから、
勉強するしかないんです。
脳科学、教育学、心理学を
学んでください!
と言いたかった。
けれども、
もう言い過ぎだったので
やめました。
先生から無理なお願いされて
咄嗟に自分の素が出てしまい
ましたが、
「言いすぎた〜〜〜」
という反省し、
最後は発コミュ対応で
締めくくりました。
「とは言っても、
娘は先生のことが大好きで、
『中休みに先生が面白い話を
聞かせてくれた♡』
っていつも話してくれています。
元気そうに見えて
繊細なところがあるので、
ご面倒おかけしますが、
面白い先生のキャラを
全面に押し出して、
子どもたちを虜にして
うま〜くのせてくださると
ありがたいです。
よろしくお願いします。」
と和気藹々な雰囲気に
無理やりでしたが、
してきました^_^
このストーリーで
何が言いたいかというと、
吃音×発達凸凹キッズの
教育は学校任せにできない、
ってことです。
吃音にはしつけ教育が
本当に合いません。
しつけよりも、
自分の未来は明るい!
と信じて前向きに
行動する自己効力感と、
困った時、
失敗した時、
できなかった時、
わからない時に
自分から調べたり、
人に相談して解決策を
見つけ出す自己学習力を
育てたいんです!
この2つを育てるのが
発コミュの基礎講座です。
上級講座では、
吃音なんか気にして
いられないぐらい、
好奇心を伸ばして、
「好き」の力で
自分のやりたいことを
実現させる力を
育てていきます!
それはどんな教育を
することで叶っていくのか?
上級講座の中で、
進めていきます!
吃音をよくするだけでなく
吃音×発達凸凹キッズの
教育を他人任せにしない、
と決断した方は、
ぜひ、Labのメンバーとして
上級講座にご参加ください!