子どもをダメにするしつけスタイルのママ

脳を育てる


 

吃音×発達凸凹キッズが

自分の人生のリーダーシップを

はれる子になるために、

 

今日はちょっとまじめに

発達心理学者エリクソンの

「発達段階をご紹介します。

 

このエリクソンさんは

「アイデンティティー」

というものを考え出したことでも

有名ですが、

 

人の人生を8つの段階にわけて

そのステージごとに

どんな課題があって、

何を学習していくか、

ということを示してくれた

人でもあります。

 

今日はその一部をご紹介しますね。

 

0〜2歳の乳児期は、

「基本的信頼感vs不信感」

と呼ばれる時期で、

 

 

不快、不安、恐怖などを

ママがしっかりと取り除いてくれる

ことによって「基本的信頼感」

を育む時期です。

 

この基本的信頼感が生まれると

将来に希望を持ち、

今後、出会う人や物事を

「信じる」力が育つとされます。

 

これを得られなかった子どもは

「基本的不信感」を持ち続ける

ことになると考えられています。

 

2歳〜4歳の幼児期前期は、

「自律性vs恥、疑惑」

と呼ばれる時期で、

 

自分で食事をしたり、

お着替えをすることができるように

なりますが、

 

この時期はまだうまくできない

時期ですよね。

 

 

 

ここで怒られず、

失敗をしても受け入れてもらえたり、

下手でもできたことを肯定されると

「自律性」が育っていきます。

 

一方で、上手にできずに

怒られてばかりいると

「恥」や「疑惑」の感情を

抱くようになり、

やる気が育たず、なかなか食事や

お着替えなど基本的な

生活能力が育たなくなります

 

4歳〜5歳(幼児期後期)は

「積極性vs罪悪感」

と呼ばれる段階で、

 

2歳〜4歳の時期に「自律性」が

育った子は、

目に映るすべてのものに興味を持ち、

試したくなる積極性が出てきます。

 

自分にできないことはないだろう!

きっとこれもできるだろう!

と自分の可能性に期待して、

いろいろと挑戦します。

 

そうやって、

子ども本来の好奇心が発揮され、

自分で考えて行動しようとする

「自主性」が育ちます

 

ですが、

まだ、「何がどこまでよくて、

何をどうしたらダメなのか」

など社会のルールや善悪はわからないので、

親からすると困った行動が増える時期

でもあります。

 

この時期にダメ出しが増えたり、

いき過ぎたしつけをすると、

「自分は怒られてばかりで

何もできないダメな人間だ」

と「罪悪感」が生まれます

 

すると「指示待ち」

呼ばれるような子になっていきます。

 

怒られたくない、

失敗したくない、

という想いから余計なことはせずに

言われたことだけやろう、

となるのです。

 

ここまでの話の通り、

自律性、自主性、積極性、

やる気、意欲、未来の期待

などは幼児期から育っている

ものだとわかりますよね。

 

自分の人生にリーダーシップを

はれる子に育てるには、

小さい頃にどんな対応を

されてきたか、

ということが重要になります。

 

発達凸凹があるお子さんは

手先が不器用な子がいたり、

他の子と成長のペースが異なります。

 

朝、時間がないのに、

ボタンを自分でつけたがって

10分も時間がかかる!

 

なんて困ることではありますが、

できればさせてあげて、

そこで自信を育てたいところです。

 

どうしても時間がなければ

「ボタン自分でできるようになったね。

じゃ、◯◯くんは上のボタンを

お願いします。

ママは下のボタンを担当します^ ^」

 

と、できるようになったことを

ママにアピールしたい気持ち

わかってるよ〜、

ということを言葉にして伝え、

気持ちを満たしたところで、

お手伝いしてあげてください。

 

私は、子どもをダメにする

しつけママだったので、

 

第一子であった長女に

対してこれとは逆の対応をして

しまいました。

 

 

長女は何をするにも

「うまくいかないかもしれない」

ネガティブ思考になり、

まさに「指示待ち人間!」に

なってしまいました。

 

小学3年生から発コミュを開始し、

指示待ち人間は卒業しましたが、

 

次女は3歳後半から発コミュで

育っているので、

各段階を上手に上がって

きてくれました。

 

まだまだお子さんが小さい

というママさんは、是非

エリクソンおじさんの研究を参考に、

 

子どものやんちゃな一面や

困った行動は多めにみて、

 

できているところ、

していることをしっかり

肯定してリーダーシップに

必要な素質を育ててほしいな〜、

と思います。



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