イベント前になると悪化する子どもの吃音をママとの魔法の会話で落ち着かせられる方法

吃音
運動会やお遊戯会の前になると吃音が悪化し始めるお子さんはいませんか? この記事ではなぜイベント前に子どもの吃音が悪化するのか? そんなときにおすすめ、お子さんが安心してイベントに臨め、吃音を落ち着かせられる親子の会話法を紹介します。

イベント前の子どもの吃音悪化に励ましは逆効果

運動会やお遊戯会、イベントのある時期になると子どもの吃音が悪化し始めた 経験のあるママはいませんか?

 

イベントや発表会のような緊張感の高まる場面では、「頑張ってね」という励ましの言葉が 吃音のあるお子さんにとっては特にプレッシャーとして感じられることがあります。

 

 

 
 
 
緊張やプレッシャーが原因で言葉がうまく出ないことが増えると、より吃音が悪化し始める傾向があります。 親としてはなにか具体策を考え、楽しくイベントが迎えられるように 我が子を守ってあげたいと思いますよね。
 
 
イベントの前で吃音が悪化し始めても対応を知れば ママが吃音に悩むこともなくなり、 お子さんの吃音も落ち着かせられることができますよ。

 
 

ママがお子さんのタイプを知る事で悪化し始めた子どもの吃音をサポートできる

吃音があるお子さんの中でも ちょっとした環境の変化やいつもと違う雰囲気に反応してしまう 繊細な面を持つお子さんは、イベント事の練習が始まる時期に吃音が 悪化し始める傾向があります。

 
 
不安を感じやすく、特に新しい経験や挑戦を前に、その不安感が急激に増すからです。
発表やイベントという非日常的な状況が、子どもにとって大きなストレスとなり、吃音が出やすくなります。

 
 
さらに、完璧主義な傾向を持つ吃音のあるお子さんも 発表やイベントが
完璧でなければならない」というプレッシャーを自分にかけてしまうこと、 親の期待に応えたい気持ちも強く、思った通りに話せないという焦りが生じ、吃音が悪化することがあります。
 
 
 
 
 
いつも一緒にいるママとの会話で繊細な一面や完璧主義な一面を持つお子さんの吃音をサポートできます。

 
 

イベント前の子どもの吃音の悪化を加速させていた声かけ

息子が保育園に通っていた頃、運動会やお遊戯会などのイベントが近づくと、吃音がひどくなっていることに気づきました。

 
 
「あれ?急に吃音が増えたな」と思いながらも 当初、私は息子の性格をジャイアンのように「強い性格」で小さい事は動じないタイプと思っていたので、 「頑張ってね」と励ますことで力を発揮できると思い声をかけていました。

 
 
ところが、息子の内面は実は繊細で、完璧主義な一面も持っていたため、 私の「頑張ってね」の言葉は失敗しない様にしないとや、上手にやらないと、と逆にプレッシャーを与えてしまっていたのです。
 
 
 
 
そこで、私はイベントが近づく時期には、 励ましがプレッシャーにならないために、親子の会話を見直し対応すると、子どもの吃音が徐々に落ち着き、最終的にはイベント前でもほとんど吃音が出なくなりました。
 
 

悪化する子どもの吃音を落ち着かせるママとの法の会話で乗り切る方法

イベント前、お子さんの吃音が悪化し始めたと思ったら試してほしいこの対応は 親子関係もスムーズになり、お子さんの自信も育ちます。

 
 

◆行動しはじめたときに褒める 

最初の一歩を踏み出した時、行動している事を褒めてあげましょう

 
 
完璧にできた結果だけでなく、その過程をママから褒められることで完璧でなくてもいいんだと 無意識に自分にかけていたプレッシャーからも解放され 完璧主義の傾向がある吃音のお子さんの自信を育てることも出来ます。

 
 

◆会話するとき間をあけて笑顔で話す

ママが笑顔でゆっくり間を空けて話すことで吃音を落ち着かせることができます。

 
 
こちらがゆっくり間を空けて話すことで、そのくらいゆっくり話してもいいんだ!と 緊張感も和らぎ、リラックスした雰囲気を作ることができます。 特に、吃音のあるお子さんにとって、間を取ることで自分のペースで話す助けになって 悪化し始めている吃音を落ち着かせられます。

 
 
お子さんがママに対して安心感を持てると お子さんの方から行事の練習での不安や困っている事、思っている事を 伝えてきてくれるようになります。
 
 
 
 
親子関係がスムーズになり、お子さんの不安、困りごとの作戦会議をするのもいいでしょう。

 
 
いかがでしたか?是非イベント前にお子さんの吃音が悪化し始めたら試してみてください。
 
 
執筆者:井口あおい
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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