吃音×登園しぶりをする子が魔の月曜日を乗り超えた効果のあった日曜日の対応

吃音
一週間が終わり、ほっと一息つくことが出来る週末ですが日曜日の夕方になると月曜日の朝に対する不安がでてきますよね。吃音×登園しぶりをする子と、月曜日の朝を良い気持ちで迎えたいという思いで私が日曜日にした対応をお伝えします。

日曜日の夕方が来ると心がザワザワして落ち着かない

吃音×登園しぶりをする子と向き合いながら、一週間を乗り切った週末はホッとできるものですよね。
 
 
しかし、ホッとできる時間はあっという間に過ぎて、日曜日の夕方には月曜日の朝を想像して気持ちがブルーになっていませんか?
 
 
 
 
その気持ちになるのは、ママだけではないんです。
「また明日から一週間が始まる」そう感じて、ブルーになっているのは子どもも同じです。
 
 
とくに辛いのが魔の月曜日の朝で、一週間の中で一番登園しぶりが多い曜日なのです。
 
 
大人も休み明けの仕事が辛く感じるように、子どもにとっても1週間の始まりは気持ちが重く行きたくない気持ちが爆発してしまいます。
 
 

月曜日の朝が憂鬱な理由とは?

楽しかった週末が終わる日曜日の夕方や夜になると、憂鬱さを感じ始め、仕事や保育園に「明日いきたくないな」となってしまう心理状態を「ブルーマンデー症候群」といいます。
 
 
 
 
週末、気持ちがリラックスした状態で過ごしていても、日曜日の夕方や夜になると、次の日のことを考えて「また一週間が始まる」という緊張を感じて憂鬱な気分になってしまうのです。
 
 
これは、大人も子どもも同じです。
この「行きたくない」と感じて憂鬱になる気持ちは、多かれ少なかれ誰にでもあるものです。
 
 
この気持ちが大きいのが登園しぶりをする子ども達です。
 
 

吃音×登園しぶりのある息子と日曜日に必ず交わす会話

私の息子は吃音×登園しぶりがあり、ほぼ毎日登園を嫌がっていましたが、休み明けの月曜日の朝は特に嫌がり方が強かったです。
 
 
そんな息子と、日曜日に必ず交わす会話がありました。
 
 
「ママ、明日ってまた保育園なの?」と表情を曇らせ小声で聞いてきて、私が「そうだよ、明日から保育園だね」と笑顔で答えると「ヤダ!行きたくない!お休みするからね」といって機嫌を悪くするというものでした。
 
 
保育園が憂鬱で、仕方なかったのだと思います。
 
 
そうやって、日曜日の夜には「行かない」と気持ちを固めているので、月曜日の朝には「行きたくない」という強い意志を全力で表していました
 
 
朝起こしに行っても「行かないって言ったじゃん!」「ママは昨日の話を聞いてなかったの?」と大きな声を出して怒って反抗しました。
 
 
 
 
こうなってしまうと、説得することはほぼ不可能で無理やり連れて行ってしまっていました
 
 
毎週やってくる月曜日の朝のやり取りにうんざりしていた私はとても悩んでいました。
 
 

月曜日の朝を変えたい!私が日曜日に実践した対応

それでは、悩む日々から卒業したいと思い実践した対応をお伝えしますね!

日曜日はゆっくり過ごす

日曜日に楽しいことをたくさんして活動的に過ごすと興奮して眠れなくなったり、次の日を考えたときのギャップに気持ちが落ち込んでしまうのでゆっくりと過ごしました。
 
 
スーパーに買い物に行くお散歩に行くおうちで一緒に遊ぶなどゆったりとした気持ちで過ごせることをしました。

日曜日には1週間が楽しくなるような小さな目標を決める

新しい1週間を頑張るための目標を立て、達成したらもらえるご褒美も決めます。
 
 
ポイントは小さな目標であることです。
 
 
今すでにできていることも2つほど含めた合計5~6個の目標を決めます。
 
 
帰ってきたら手を洗う、靴をそろえるなどの生活の中の行動の目標です。
 
 
紙に書いて、月曜から金曜まで毎晩チェックをして、できたものに丸をつけていきます。
 
 
「丸が〇個ついたらご褒美をもらえる」というルールを決め、一週間頑張ったら週末にご褒美をもらえるという楽しみで子どもはそれを励みに頑張ることができます。
 
 
難しいものでなく少し頑張れば出来そうなことを設定すると、子どもは達成できたという喜びを味わうことができます。
 
 
その積み重ねが自信につながっていきます。
 
 
吃音のある子は、うまく話せないことで自信をなくしていってしまうことがあるので、この目標をクリアして「僕(私)ならできる!」という経験をたくさんさせてあげることで、自信を授けてあげたいんです!
 
 
自信がついてくると吃音はよくなっていきます
 
 
この方法を実践すると息子は「絶対にゲットしたい!」とやる気満々で張り切るようになりました。
 
 
毎晩のチェックの時間が楽しみで、丸がたくさんつくと笑顔が溢れました!
 
 
 
 
ご褒美にトミカが欲しい、ご飯を食べに行きたいなど毎週目標を少しづつ変えていき、達成してご褒美をゲットしました。
 
 
この方法で目的を持つと頑張る力が湧き行動してご褒美をもらうことで自信がついてまた行動するといういい流れが生まれました。
 
 
そして月曜日の朝の酷い登園しぶりと、月曜日以外の登園しぶりも徐々に減らしていくことができました。
 
 
「できた」という経験を積み重ねて、自分に自信がついたことで吃音も落ち着き良くなっています。
 
 
今ではご褒美がなくても、1週間を通して登園しぶりをせずに保育園に楽しく通えるようになっています。
 
 
是非この対応で、ブルーな月曜日の朝を親子の笑顔の時間に変えていきましょう!
 
 
 
執筆者:広瀬つばき
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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