吃音がよくなる声掛けを習慣にするメリット

吃音

 

吃音のある子は

甘えさせてあげましょう。

わがままをいっぱい

きいてあげましょう。

と、言われたことは

ありませんか?

これも吃音をよくするために

専門的に指導される

アドバイスの一つです。

私は、いっぱい娘を

甘やかしました。

わがままもなんでも

受け入れました。

すると、ちょっと

吃音は落ち着きました。

けれども、

それが続きませんでした(涙)

どうして?

なんで?

ちゃんと甘やかしてるのに!!

いっぱいわがまま聞いてるのに!!

やれることは全部、やってるのに!!

と、当時は自分を正当化していました。

実は、この時、

私はなぜ甘やかせるのか?

本質を見失っていたのです。

吃音を1日でも早く

よくしたいあまりに、

私の視野はどんどん狭くなっていました。

仕事をしていても、

何をしていても、

常に娘と吃音のことが頭にあり、

帰ったら娘と何をしよう、

どんなことをして

ことばを伸ばそう?

休日は、

吃音をよくするために

何をしよう?

気合いが入り過ぎていて、

私の提案通りに娘を

動かすことに必死になっていました。

「こっちがいい」

「あれするといい」

「こんなことをさせてみよう!」

 

常に私が思うことを

娘にさせていました。

そう!

過干渉になっていることに

きづいていなかったのです。

なんでも娘の先回りをして、

声をかけ、手をかけ、

それで甘やかしている

つもりになっていました。

「大丈夫?」

「危ないよ。」

「こっちの方がいいんじゃない?」

娘が失敗しないように、

娘が怪我をしないように、

娘が間違った選択をしないように、

余計なことをしている自覚が

なくなっていました。

吃音のある子に

こんな関わりが習慣化すると

どうなるかというと、

不安が強くなり、

ママがいてくれないと

ママが決めてくれないと、

失敗しちゃうんじゃないか、

ネガティブ思考

指示待ち人間になって、

吃音が増えていきます。

私は、娘の吃音を治すという

目的のために、

娘が自分で考え、

失敗をバネに立ち上がる機会を

奪っていることに

気がつかなくなっていました

親って恐ろしい〜!

理性が働いているようで

働かなくなるんですね。

本来の

 

「甘やかしましょう」

「わがままをききましょう」

 

の目的は、

 

子どもを好奇心のままに

のびのび自由にさせるために、

どんな要求やわがままも

許容してあげましょう、

子どものやってみたい!

を否定せず、

失敗をしても、

家が汚れても、

家がちょっと壊れても

子どものやりたいように

させてあげましょう、

ということです。

人からやらされていることで

失敗をすると、

「やっぱり嫌だったんだ!

もうしたくない!」

となりますが、

自分がしたいことだったら

失敗しても、

ちょっとうまくいかなくても

「くやしい〜!

どうしたらうまくいくのかな?」

自分から考えて、

自分の「やってみたい!」を

叶える行動をするようになります。

つまり、脳が自分で考え行動する、

成長する脳になるということです。

吃音は脳が発達すると

よくなります。

そのために、

「子ども」に対して求める

要求や期待を変えるのです。

「うわ〜、絶対失敗する方、

選んだ〜」

と思っても言わない。

「うわ〜、これ

後片付けが大変なやつ!」

と思っても止めない

親は子どもの尻拭いを

してればいいんだ〜!

ぐらいの感覚に変えると、

子どもがやらかす、いろんなことが、

「次は何をやらかした?(ワクワク)」

「そこから君は何を考えた?(ドキドキ)」

「君は何に気づいて、次どうするって考えた?」

という見方に変わるからです。

「ダメ」

「やめて!」

「こっちがいいよ」

 

という声かけ習慣をやめて、

「それで?」

「なるほど、〇〇したいんだね。」

「次はどうする?何したい?」

こんな声かけが習慣になると、

不思議なことに面白くなります。

そして、

ママもラクになり、

ママも得をするようになります。

私は、

これができるようになったのは、

すぐではありませんでした。

何度も葛藤がありましたが、

あることがきっかけで

パタっと変わりました。

そして、その結果、

1年半悩んだ娘の吃音は

ス〜っとよくなっていきました。

ママが常識を変えた数だけ、

子どもの脳は発達します。

続きは次の記事で!

 

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