少しだけ、非常識な話をします。
「言語聴覚士なら、
吃音に詳しい」
そう思っている方は
多いかもしれません。
実はこれは、
半分正解で、
半分誤解です。
私は言語聴覚士です。
だからこそ、
はっきり言えることがあります。
言語聴覚士という資格が
あるからといって、
全員が吃音に深く詳しい
わけではありません。
これは、
言語聴覚士を批判したいわけ
ではありません。
言語聴覚士の養成課程では、
吃音だけを学ぶわけでは
ないからです。
失語症。
構音障害。
音声障害。
嚥下障害。
発達。
聴覚。
高次脳機能。
本当に幅広い領域を学びます。
その中で吃音は、
限られた時間の中で扱われる
一つの領域です。
だから多くの場合、
臨床に出て、
実際に吃音のある子を
担当することになってから、
「もっと学ばなければ」
と、自分で深めていく
ことになります。
実際に、
私の講座生さんの中には、
現役の言語聴覚士さん達が
学んでいます。
つまり、
吃音に詳しいかどうかは、
資格の有無だけで
決まるものではありません。
その先生が、
どれだけ吃音に関心を持ち、
学び続け、
臨床の中で経験を積んできたか。
いわば、どれだけ
“吃音を深く見てきた人か”
によって知識も見立ても、
関わり方も変わってきます。
そしてもう一つ、
これは現場の先生方が悪い
という話ではなく、
仕組みの問題でもあります。

病院の中で吃音外来を
継続していくには、
時間も人も必要です。
けれど、
医療の制度や
病院経営の仕組みの中では、
吃音外来の枠を
十分に確保することが
簡単ではない現実もあります。
だから、
吃音に深く詳しい言語聴覚士が
どんどん増えやすい環境かというと、
決してそうとは言い切れません。
専門家も、ママも、
本当は困っている。
吃音のある子に、
もっと具体的に
何ができるのか。
家庭で何を見ればいいのか。
子どもの吃音だけでなく、
発達や感情、
親子の関わりまで含めて、
どう支えていけばいいのか。
その答えを必要としている親子が、
たくさんいます。
だから私は、
ママに注目しました。
吃音のある子を
育てているママは、
誰よりもわが子のリアルを
見ています。
そして本当は、
「様子を見ましょう」で
終わりたいわけではなく、
知識も、
見立てる力も、
家庭で実践できるスキルも
必要としている。
ママが学ぶと、
学んだことがすぐに
わが子へ還元されます。
朝の声かけ。
夕方の関わり。
寝る前の会話。
学校から帰ってきた後の
受け止め方。
毎日の中で実践できるから、
子どもの吃音だけでなく、
癇癪、
行き渋り、
会話の苦手さ、
自己肯定感の低さなど、
他の子育ての困りごとにも
変化が起き始めます。
そして、
その子本来の長所が
見えてくる。
ママたちは、
「できないところを直す子育て」から、
「この子の力を伸ばす子育て」へ
変わっていきます。
すると、
ママ自身も変わります。
不安に振り回される毎日から、
学び、実践し、
変化を感じる毎日へ。
わが子のために学んだ
知識とスキルと経験が、
いつか同じように悩む
親子の力になる。

言語聴覚士でなくても、
吃音と発達を深く学び、
家庭で実践し、
親子の変化を起こしてきた
ママだからこそ、
届けられる希望があります。
この循環ができれば、
吃音や発達に悩む親子を、
「どこに相談したらいいか
わからない」まま
路頭に迷わせずに済む。
だから私は、
吃音×発達凸凹キッズの悩みを、
ママたちの力で解決していく
スクールをつくりました。
それが、Nicotto講座です。
これからの時代、
吃音×発達凸凹キッズの悩み事は
ママが学んでお家で解決する時代
になります。


