夏休みに入って、
朝からスポーツ。
帰ってきたら虫探し。
キッチンで謎の料理実験。
そんなわが子を見て、
「こんなに遊んでばかりで、
勉強は大丈夫?」
と心配になっていませんか?
楽しそうな顔はうれしい。
その横で、
真っ白なドリルも
気になりますよね〜。
過去の私は、
気になったことは
すぐに口に出ていたので、
「好きなことばっかり
してないで、
宿題やりなさい!」
って言っちゃってました。
けれども今は、
遊びは、
勉強の残り時間ではない
と考えています。
スポーツや遊びは、
勉強する脳の道路を
つくる時間です。
脳のネットワークは、
道路に似ています。
道路が整っていない山道では、
草をかき分け、
木をよけ、
何度も立ち止まらないと
前へ進めません。
通れないわけではないけれど、
ものすごく疲れる。

脳も同じです。
見る、聞く、触る、動く。
五感を使った体験によって
脳の中にたくさんの道ができると、

新しい知識も
スイスイ入りやすくなります。
私の長女は小学3年生の頃、
宿題が大嫌いになりました。
毎日、宿題を広げるたびに、
「漢ドリ(漢字ドリル)めんどくさい!」
「やりたくない!」
と反復練習に極度の
ストレスを感じていました。
泣きながら宿題をする娘を見て、
このままでは、
勉強の楽しさまで忘れてしまう。
脳の発達にとっていいこと0だ!
そう感じた私は、
担任の先生にそのことを伝え、
しばらく宿題を免除
してもらいました。
そして家から、
「宿題」
という言葉を封印しました。
宿題をしていた時間に
娘が始めたのは、
毎日のお味噌汁づくりでした。

(この頃から今日まで、
毎日、料理をする子に
なりました。
好きなことは、
言われなくてもするんですね)
今日の具は何にする?
この組み合わせは合う?
トマトを入れたらどうなる?
チーズは?
私が入れたこともない食材が
次々とお鍋に投入され、
キッチンは毎日、
小さな実験室になりました。
料理をする中で、
L、mL、dL、
g、mg、kgという
単位の理解を定着させ、
食材の産地や旬から
日本の地理や世界の気候へ。
国産品と輸入品の
値段の違いから、
世界の経済にも
興味が広がりました。
私は、
「料理を楽しめるようになって
よかったな」
くらいに思っていました。
すると数週間後、
担任の先生から言われたんです。
「毎日、宿題を
提出していますよ」
えっ?
私、一度も
「宿題は?」って聞いてないけど?
毎日泣きながら、
「宿題、大嫌い!」
と叫んでいた娘は、
私に気づかれないうちに
サクッと宿題を終える子に
なっていました。
宿題をさせたから、
勉強できるようになった
のではありません。
料理という遊びと
体験によって、
バラバラだった
知識がつながり、
学ぶための道路が
脳の中にできていったんです。
だから夏休み、
子どもが泥だらけで遊んでいる。
スポーツに夢中になっている。
虫を何時間も観察している。
料理で謎の実験をしている。
そんな姿を見たら、
「今日も遊んでばかり」
ではなく、
「今日も脳の道路工事が
進んでいるね」
と見てみてください。
遊びは、
勉強から逃げている時間
ではありません。
自分で問いを見つけ、
試し、失敗し、
また考える脳を育てる時間です。
今日の話が少しでも
気になった方は、
この夏、
お子さんが夢中に
なっていることを
一つ教えてください^ ^
子どもの「好き」が
どんな学びにつながるのか、
みなさんと一緒に
発見していきたいと思っています。


