吃音をよくしたい時、私がとても大事にしていることがあります。
それは、「自分が何をしたいのか」を自分でわかる力を育てること。
なぜなら、吃音×発達凸凹キッズの中には、人の気持ちを読むこと、相手に合わせること、“いい子”でいることに知らず知らずのうちに脳をたくさん使っている子がいるからです。
実は私自身も昔、よく似た脳の使い方をしていました。
娘が1歳だった頃。夫は釣りが大好きでした。
私は病院でフルタイムで働いていて、連休もなかなか取れません。
仕事から帰ったらワンオペ育児。
娘にご飯を食べさせ、お風呂、寝かしつけ、洗濯、風呂掃除。
全部終わるのはどんなに頑張っても22時半すぎ。
娘がぐずると、23時を軽く超えていました。
釣りへ行く日は、そこから、1歳の娘を連れていく準備をするので、私が、寝るのは0時近く。すると、1時、2時には起こされて、釣りへ出発です。
車で寝ようと思っても、釣りを楽しみにしている夫はずっとしゃべっている(笑)
娘も何度も起きる。
海に着けば、遊具もない。
むしろ1歳児には危ない場所。
娘が動けば、「危ない!」「そこ行かないで!」と叱られる(涙)。
私は睡眠不足のまま、釣りをするわけでもなく、ひたすら娘を追いかける。
帰宅したら、今度は魚を捌く。
そして翌日から、また仕事。
その後1週間くらい、体も頭もボロボロでした。
今振り返ると、本当に不思議です。
なんで私は、「今日は行かない」って言わなかったんだろう。
当時の私は、家族は一緒に時間を過ごすもの。夫の好きなことを応援するのも家族。そう思っていました。
だから、本当は休みたい。今日は家にいたい。そこまで付き合ったら明日の私がしんどい。
そんな自分の感覚を、「これくらい大丈夫」と、ずっと後回しにしていたんです。
夫を大切にすることと、自分をすり減らすことを、私は同じにしていました。
実は、吃音×発達凸凹キッズの中にも、こういう子がいます。
外ではいい子。
先生から頼られる。
お友達の気持ちもわかる。
空気も読める。
人が何を望んでいるかを
自然に感じ取れる。
これは、弱みではありません。
むしろ、その子が持っているGift=才能です。
ただ、そのGiftを、いつも、「相手に合わせるため」「嫌われないため」「ちゃんとするため」に使っていると、
自分の「好き!」「やってみたい!」「これを伝えたい!」が、どんどん後ろへ追いやられてしまいます。
そして、吃音のある子の中には、脳への負荷が高い状態が続くと、吃音が増えたり、なかなか落ち着きにくくなる子がいます。
だから私は、空気を読まない子に育てたいわけではありません。自分の意見を押し通す子にしたいわけでもありません。育てたいのは、人の気持ちを感じ取れる力を持ちながら、
自分の「好き」「やりたい」「伝えたい」も脳の真ん中に置いて生きられる力。
これが、吃音をよくしていく上でとてもとても大事だと今では、考えています。
どもらないことばかりを気にして生きるのではなく、「あれやってみたい!」「これ面白そう!」「この話を聞いてほしい!」そんなことに脳を使える子になる。
すると、吃音よりも、自分が夢中になれるものの方が人生の中心になっていきます。
そしてこれって、子どもだけの話ではなかったんですよね。
私自身も、相手を大切にしながら、自分までボロボロにならない脳の使い方を覚える必要がありました。
子どもに、自分で自分の脳へ負荷をかけ続けない生き方を育てたいなら、
まずママ自身も、「我慢することが優しさになっていないかな?」と、自分の生き方を見てみる。
そこから親子の未来が変わり始めることがあります。
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