「吃音を気にさせない」に迷いがある吃音×発達凸凹キッズのママへ

吃音

 

お子さんの吃音をよくしたい!

 

何も気にせず笑って

おしゃべりしたい!

 

という方に乗り越えて欲しい

壁があることをお伝えします。

 

それは、

「吃音を気にさせないように」

の常識を変えることです。

 

 

「吃音を気にすると悪化する」

というのは説明されなくても

ママたちは肌で感じてわかっている方が

ほとんどです。

 

ですが、吃音に気づかない子が

どれだけいるか?

というとほぼ0です。

 

 

2〜3才の小さな子でも

わりと早い段階で

吃音そのものには気づいています。

 

 

「なんでこんな話し方に

 なるんだろう?」

 

「いつもじゃないから 

 いつかよくなるのかな?」

 

と子どもなりに考えています。

 

 

次第に症状が進行し、

どもる頻度が増えたり、

 

声も出なくなる難発(ブロック)

発症すると、

 

「話したいのに話せない!

 なんなのこれ?

 とにかくなんとかしなきゃ!」

 

と工夫を始めます。

 

この工夫を始めた時点で、

吃音が気になり出した

ということになります。

 

そして、どもる度に、

「またつっかかっちゃった。

頑張ってるのに、、、」

 

と、どもることが失敗経験

となっていきます。

 

時々、忘れ物をして怒られる

という程度の失敗経験ではないんです。

 

1日に2〜3回どもる子は、

毎日2〜3回失敗経験

重ねたことになります。

 

 

1日10回どもる子は

毎日10回失敗経験を重ねたことに

なります。

 

誰からも怒られていなくても、

どもることを隠せなかった自分を、

 

「ダメじゃないか!

 もっと上手に話さなきゃ!」

 

その数だけ罰するようになります。

 

こんな風に自分を責めている子は、

放っておいてはいけないんです。

 

 

「吃音を気にさせないように」を

「吃音に気づかないように

お互い触れないようにする」、

 

ことだと勘違いされている方は

今日から変えてください。

 

子どもに「話しにくいことある?」

と聞いて、

 

「ううん」

と言われたから平気と

思っている方もいます。

 

 

小さい子は、

「話しにくい」と「吃音」が

結びついていない子もいます。

 

 

もっと子どもにわかりやすく

シンプルに吃音のことを話しましょう。

 

 

「ぼ、ぼ、ぼくね、

ってなることあるよね。

それどう思ってる?」

 

何について話そうとしているか

はっきりわかるように

尋ねてみてくださいね^ ^

 

その時にママがおどおどしたり、

びくびくしたり、探るように言うと

警戒しちゃうので、

 

 

堂々と!

「大したことじゃないんだけど^ ^」

という雰囲気でど〜んとかまえて

聞いてください^ ^

 

「どう思う?」に答えられず

「わからない」と言ったり、

困っていたら、

 

 

「やだな、って思うことある?

それとも全然平気?」

 

選択肢を与えて尋ねて

みてくださいね。

 

どちらの回答だったとしても

聞きたいことを聞きっぱなしにせず、

 

 

「言葉を学んでいる子どもの時期には

そういう話し方になる子がいるの。

 

『吃音』とか『どもり』とか言うんだけど、

大きくなったらよくなるから心配いらないよ。

 

どもってもおしゃべりた〜くさんしてれば

よくなるからね。」

 

とママがはっきり言い切って

あげてくださいね^ ^

 

 

人って思った通りになるものです。

 

「吃音者だから一生どもるんだ」

と思い込んだ人は

大人になってもどもり続けます。

 

「そっか。いつかよくなるんだ。

 じゃ、気にしても仕方ないや」

と思った子は、

 

どもっても気にせずおしゃべりして

自然と吃音がよくなっていきます。

 

そんな、しなやかで強い心を育てることが、

吃音の悩みを根本から解消するために

重要です。



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