今日は吃音があって
繊細な面も強いお子さんに
ついてお話します。
繊細さんって
今ではたくさん本などでも
取り上げられているので、
「知ってるよ!」
という方も多いと思います。
一言に「繊細さん」と言っても
個人差があり様々!
いろんな情報を感じ取って
しまって辛くなったり、
いっぱいいっぱいになると
言われますが、
そもそも感じ取れる
キャパが多くない!
というのも原因の一つ。
なんだかよくわからないけど
いっぱいいっぱい〜〜〜!
とすぐなりやすいのです。
また、想定力の弱さもあり、
こうなると思ってたのに、
違う展開になった!
となるとパニック
になりやすい面もあります。
繊細なお子さんが
パニックになっている時は、
その感覚を否定しないことが
大事です。
「大丈夫だよ。」
「こんなの平気でしょ。」
という声かけは
その子の感覚を否定したことに
なるので、
子どもは、
「大丈夫じゃないのに。
どうしてわかって
くれないの?」
と疎外感を高めてしまいます。
子どもの感覚(認知)は
否定しないのが鉄則です。
「そうなんだ。嫌なんだ。」
とまずは共感してあげて
ください。
例えば、意外に多いのが
「水の音が嫌い」
というお子さん。
水の音が嫌いって結構、
大変なんです。
日常的に多いから。
何を隠そう!
私も子どもの頃、
苦手でした><
さらさら流れる音は
ギリギリ平気なのですが、
シンクに溜まった水が
「ゴゴゴッ!」
と音をたてて流れていくのが、
自分も配管に吸い込まれてしまう
ような恐ろしい恐怖感に襲われて
苦手でした。
父が大量の水で洗顔をしている時は
毎朝、耳を塞いで一番遠い部屋に
逃げ込むような子でした。
ですが!
今ではへっちゃら!
随分図太くなったものです。
この恐怖感って本人にも
どうしようもないものなんですよね。
ですが、感覚というのは、
一定量の刺激を与えられ
続けると鈍麻してくるんです。
いろんな経験をして
繊細な面というのは、
だんだん生活に
支障のないレベルまで
改善していきます。
ですので、お子さんが
苦手な感覚はそれを受け入れ、
少しずつ慣らしていく、
ということで、
少し長い目でみていただけると
嬉しいです。
恐怖感やストレスで
吃音は症状が強くなるので、
まずはこの繊細な面への
ケアを先にしましょう。
怖い!やだ!となることを
一つ一つ共感し、
一緒にどんな感覚がいやなのか、
次はどうしたら対処できそうか、
親子で会話しながら
緩和していってください。
繊細さが落ち着いてくると、
吃音の症状も和らいでいきます^ ^