吃音×発達凸凹キッズの本音
って知っていますか?
言い方を変えます。
我が子の本音って
わかりますか?
私は正直、我が子の本音は
わかりません。
娘たち2人とも
正直に話してくれることもあれば、
親に遠慮して話していないな、
という時も感じます。
他には、それぞれのプライドが
邪魔をして本音を言えていないな、
と感じる時もあります。
私が知っていることとして
みなさんにお伝えできるのは、
吃音×発達凸凹キッズには
独特の本音があるということです。
個別相談でお話していると、
・子どもから話してきたことが
ないから(吃音を)
気にしていないと思う。
・どもっても構わず話しているから
気にしていないと思う。
・「話しにくい時ある?」
って聞いても「ないよ」って
いうから気にしてないと思う。
という話をよく聞きます。
では、もう少し大きくなった
吃音者の方に聞くと
どうなるか?というと、
・吃音は恥ずかしいものだと
思っているから
親にも相談できなかった。
・親もあえて言ってこないから
吃音について話したくないんだと
思って相談しなかった。
・吃音のことを話すだけでも
辛すぎる。話したくないから
笑ってごまかしていた。
などなど。。。。
吃音って本当にデリケートで
幼児さんでもそんな感じ方を
している子が実はいるんです。
親としては相談してこないから
まだそこまで悩んでいない
だろうと思いがちですが、
3番目の方のように、
悩みが深くなった頃には、
相談できなくなるんです。
実は、先日も10代の男の子から
相談がありました。
お悩みの件について誰かに
相談したことがあるか尋ねると、
「恥ずかしいことだと
思っているから
親にも誰にも相談したことがない」
という返答だったのです。
もう涙がウルウルしてしまって
「この子の手を離してはいけない!!」
と勝手に使命に燃えて
しまいました。
10代の子がずっと1人で
悩むなんて・・・
そんな孤独を想像しただけで
胸がキュ〜〜っと締め付けられて
息が苦しくなりました。
その子自身は毎日、
学校生活も楽しく過ごしている
そうなんです。
ただ、今後、面談などを
考えると吃音のことが
不安で仕方がない。
吃音さえよくなってくれたら…
という想いでした。
とっても素直で
とっても気持ちのいい子でした。
私はそれを聞けて
本当に安心したんです。
この子はまだ吃音に振り回されていない。
自分の良さをわかっているし、
自分の人生を歩もうとしている。
それなら、あとは
吃音の呪縛から解き離して
あげるだけ!
この子が迷いなく
自分の歩みたい人生を
歩めるように応援しよう!
そう決意しました。
子どもは、
言わないから悩んでいない
訳ではありません。
楽しそうにしているから
吃音を悩んでいない
ということもないんです。
悩みの根が深くなると
もはや吃音の話題を出すことも
難しくなっていくんです。
お子さんが相談してくるのを
待つのではなく、
それほど気にしていない段階から
吃音について親子で
サラリと話せる関係に
なっておいてください!
この青年とは最終的に
どんな会話になったかというと、
詳細は秘密ですが、
「吃音についていろいろ
悩んできましたが、
つきこさんに相談して
自信がついてきました!」
と、これまた嬉しい返事を
くれました。
なんていい子なんだ〜〜〜!
逆に、私が励まされました。
このようなDMのやりとりって
難しいんです。
相談されたから返答したけど、
それっきりでリアクションがない子
もいます。
「あ〜、また1人で悩ませる
ことになってしまった〜」
「なんて返せばよかったか。」
「何が足りなかったか。」
と挫折感を味わうこともあります。
正直、一回の会話で彼を
救えたとは思えません。
ですが、彼が自分を変える
チャレンジをするきっかけに
なれたらと思っています。
これからも私にできることを
積み重ねていこう!
と気持ちを新たにしました。
ぜひ、みなさんもお子さんと
吃音についていつでも語れる
ようにしておいてくださいね^ ^