吃音×発達凸凹キッズの個人面談に向けて聞いておいてほしいこと

吃音

 

夏休みに入ると

小学校や中学校では

個人面談がありますね。

 

そんな時に先生に

聞いておいてほしいこと

あります。

 

それは、

「どのぐらい話して、

どのぐらいどもっているか」

という点です。

 

お家ではどもりながらも

よくしゃべるという子が、

 

園や学校では

「全然どもりませんよ」

 

「お友達の輪の中には
 いますが、
 あまり積極的に話す
 タイプではなく、
 みんなの話を笑いながら
 聞いているタイプですよ」


と言われることがあるかも

しれません。

 

先生としては、

友達に笑われたり、

からかわれることがないし、

 

全然どもっていないから

大丈夫です。

安心してください。

 

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というように話される

場合があるのですが、

実際のところは

安心できません。

 

実は要注意の状況です。

 

吃音を気にして

隠そうとする意思が

働いているので、

 

本人のメンタルは非常に

不安定になっています。

 

どもってはいけない!

吃音は隠すべきもの!



という価値観が育って

いっているし、

 

話したいことがあっても

話せずに、

実は困っていることが

あるかもしれないからです。

 

この価値観がかたまって

しまうと、

吃音を克服しにくくなります。

 

かと言って、

「どもってもいいから

隠さず話してごらん」

 

なんて言われても

できるものではありません。

 

そこで!

夏休みに入ったら、

どもるかどうかなんて

気にしていられないぐらい、

 

本人の好きなことを

思いっきり楽しんでみてください。

 

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そうやって好きなことを

している時は、

 

あまりどもらないな〜、

ということがわかれば、

その時間をもっと増やしましょう。

 

子どもの吃音は、

ことばの練習よりも、

 

・安心できる環境で、

・吃音のことなんて

 忘れてしまうぐらい

 好きなことに没頭する時間

 

をつくることで改善していきます。

その時のママからの言葉かけが

重要になるのですが、

 

もし、親子で吃音のことについて

会話ができる関係になっていたら、

その一つ!

 

こんなことを話してあげて

ください。

 

「あなたはどもることを

気にしていない時、

全然どもっていないね。

 

そういう時間が増えると

吃音ってよくなるんだってよ」

 

このことに、

吃音当事者の中高生や大人でも

気づいていないことが

ほとんどです。

 

「確かに、どもりたくない!

って考えていない時は

どもらないこと多いな〜。

じゃ、気にしない方がいいんだな。」

 

と気づいてくれたら、

改善の一歩です!

 

ぜひ、夏休みを有効活用しましょう!



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