ことばの練習をしない
Play Talkメソッドでは、
必ず身につけていただきたいスキルが
いくつかあるのですが、
その中でも最も重要なスキルが
カウンセリングの技術です。
今日は、
このカウンセリングの技術を
上手に使いこなしてくれた
Oさんをご紹介します。
Oさんは、基礎講座を修了後、
上級講座に進んで
脳科学の知識を深めて
お子さんたちの成長を加速
させています!
子どもの脳を発達させる上で、
子育ての「困った!」
という時の対応法として、
どんな対応がよくて、
どんな対応が悪いのか、
根拠を持って理解されているので、
基礎講座で学んだスキルの実践が
どんどん上手になっています!
今回、Oさんが上手に
実践してくれたのは、
「習い事に行きたくない!」
とお子さんに切り出された時の
対応です。
その一部をご紹介しますね!
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今朝、
長女にカウンセリングモードを
使う機会が訪れたので、
初めてやってみました。
行きたくない!
と言って泣き出しました。
最近進級してクラスが変わり、
担当の先生が変わったこと、
これまでお世話になっていた先生が
急に辞めたこと(3人くらい)が
関係していると思っています。
今教えてくださっている先生が
結構スパルタ系の激しい先生で、
あまり褒めないんです。
ベテランの先生ではあるけど、
子供達からは怖いと言われている
先生なんです。
言ってきたので、
行きたくないんだ~」
できないのよ~、
お休みになるんだ~」
母:「ふ~ん。そっか~。」
よしよしして落ち着かせて、
次女は行く気満々なので、
車に荷物を乗せたりしていたら、
と笑顔で言って、連れて行きました。
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Oさん、素晴らしい!
上手に実践してくださって
嬉しいです!
ありがとうございます!
これの何が
カウンセリングなんですか?
と思われた方もいると思います。
カウンセリングというのは、
感情をしっかり
吐き出させる、
アウトプットさせるもの、
なんです。
相手が気持ちを変えるために
気の利いたことを言ったり、
納得しそうな理屈を並べるものでは
ありません。
ポイントとなるのは、
子どもの感情に巻き込まれないこと、
そして、どんなことを言われても、
子どもの気持ちを否定せず
聞くことです。
これが言うほど
簡単じゃない!
一般的なお母さんは、
嫌がる理由を知りたがります。
「なんで?
何がいやなの?
クラスが変わったから?
先生が厳しい?
〇〇先生やめちゃったから?」
と理由を聞き出そうと口数が増えます。
Oさんも、嫌がる理由はある程度
想定できているんです。
けれども、そのことを一言も
言っていません。
そこがすごいところです!
娘ちゃんの嫌がる気持ちを否定せず、
だけど肯定してお休みにしよう
と結論を急がず、
娘ちゃんの気持ちが
本当に行けないレベルなのか、
ちょっと待ったら行く気になるのか、
時間をおいて待ってくれました。
娘ちゃんが「行く!」と言った時も
一般的なママは、
「いくの?
行きたくないって言ったのは
なんだったの?」
と余計なことを言ってしまうことが
多いのですが、
それも言っていません。
それ以上後追いせずに、
「じゃ、行こうか」
と明るく笑顔で受け入れたところが
すばらしいところでした!
カウンセリングというと、
一般的には、
「傾聴ー受容ー共感」
と聞いたことがあるかも
しれませんが、
小児向けのカウンセリングは
これだけではちょっとうまく
いかないんです。
「保留ー受容ー理解ー共感」
お子さんの様子をよく観察して、
この4つのステップを踏むから
上手に実践できるようになります。
Oさんに関しては、
講座をスタートしてもうすぐ1年
というところなのですが、
初めてカウンセリングモードを
使ったというところも驚きでした。
肯定の声かけが
子どもたちに届いていると、
叱ったり、
カウンセリングモードを使うことが
なくなってくるのは事実です。
それが持続できているから
娘ちゃんの吃音が
落ち着いているのですね^ ^
Oさんのような親子が増えるように
私も日々精進していきたいと
思います!
Oさん、今後も上手にお子さんたちを
成長させていきましょうね!