どもりながらも
ペラペラよくしゃべる
吃音×発達凸凹キッズいませんか?
そんなおしゃべり大好きな子は、
言葉の発達には問題がない、
と思われがちですが実は…。
ということが
隠れていることがあります。
今日は、そのことに気づいて
お子さんの言葉の発達を
上手に加速させ、
吃音を落ち着かせたNさん
についてご紹介します。
Nさんは4歳の男の子のママです。
言葉が増えてきたな〜、
と思った頃には吃音を発症し、
1年以上が経過していました。
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おしゃべりが大好きで、
ペラペラよくしゃべって
いるので、
言葉の発達には問題がないと
思っていました。
ただ、よく話す割には、
何を言ってるかわからない
ことが多くて、
わかってあげられないと
「ママ、ちゃんと聞いてて!」
と怒られるので、
正直、息子との会話は
「疲れる〜〜〜。
面倒臭い〜〜〜。
ちょっと黙ってて〜。」
と思うことが多かったです。
それが、講座を始めて
2ヶ月ほどしたところで、
自分の気持ちや考えを
言葉で表現できるようになってきて、
息子の考えがわかるように
なったおかげで、
会話が楽しくなってきました。
思い通りいかないと癇癪を起こして、
力づくでやり通そうとすることが
ありましたが、
その頃から会話で解決することが
増えて癇癪も減っていきました!
毎日どもらない日がない子でしたが、
2週間まったくどもらない時期が
あったあと、
今は、1日2〜3回どもる時が
あるかな〜?ぐらいまで
落ちついています。
なんとなくですが、
どうすれば
吃音が落ち着くのか
わかってきた気がします!
このまま肯定の声かけを続けて
言葉を発達させて、
吃音をよくしていきたいと思います。
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Kさん、ありがとうございます!
Kさんの息子さんは、
どもりながらもペラペラ
よくおしゃべりするお子さんでした。
こういう子は一見、
言葉の発達に問題がないと
思われがちなのですが、
実は、
相手が何をどこまで知っていて、
何から伝えたらいいか、
組み立てる力が未熟です。
頭に思いついたことを
一方的に話すことになるので、
聞いている人が断片的な情報を
集めて推測しながら会話をする
必要があります。
大人は対応できたとしても、
同年代のお友達とは
上手に意思疎通ができず
友達トラブルにつながることも
あります。
また、脳の中の話をすると、
言葉の操作に難航しているので、
いっぱいいっぱいの状態です。
そうなると、
しゃべろうとすればするほど
脳に負荷がかかり、
吃音が増えていきます。
言葉で自分の考えをまとめる力が
育てば、脳への負荷も減り、
どもりにくくなっていきます。
そこで、
Kさんに取り組んでいただいたことは、
「シンプルに短く伝える」
ということでした。
さらに、Kさんの感情も
言語化して聞かせる、
ということをしていただきました。
・職場で嫌なことを言われて、
ムカムカしてさ、
まだ、ママは少し怒ってる!
・電車で優しい人見つけて、
ママの心はホカホカだよ。
感動した〜。
などです。
日本語には擬態語・擬音語という
便利な言葉があります。
子どもにとっては
イメージしやすくなる言葉だし、
思わず耳を傾けてしまう効果も
あります。
その擬態語・擬音語とセットにして
感情や考えを表現する
形容詞や動詞を聞かせて
もらいました。
擬音語・擬態語は、
音として興味を惹きやすいので、
ママの言葉が届きやすくなる効果
もあります。
そんなママの話し方を真似して、
僕は今怒ってる!
今みたいなママの言い方は
ムカムカしちゃうんだよ。
もうやめてね。
と言葉で教えてくれるように
なります^ ^;
言葉を発達させたい!
コミュニケーション力を育てたい!
と思ったら、
まずはママとの1対1の会話で
「通じ合えた!」
という成功体験を積み重ねることが
大事です。
この成功体験が増えることで、
「相手のことを考えながら話す」
という癖がついていくからです。
ペラペラ話すと会話力に問題が
ないと思い、
ママもついつい大人に話すように
長い文章で話したり、
大人が使う言葉を使用することが
増えてしまっていることが
多くあります。
今一度、お子さんと話す時は、
わかりやすい言葉で、
シンプルに伝える!
ができているか振り返って
みてください。
Kさん、コツを掴まれてきている
ようなので、
引き続き継続していきましょう!
とは言え、子どもの脳は日々、
グングン発達していきます。
子どもの脳の発達に合わせて
こちらの対応もアップデート
していきましょうね!