「思い込み」の力を活用して吃音×発達凸凹キッズの脳を発達させる!

脳を育てる

みなさんは、

プラセボ効果という言葉を

知っていますか?

医療現場では、

薬としての効果がない「偽薬」

を使って病気や症状を改善させる

時に使います。

例えば、

「睡眠導入剤がないと眠れない」

と思い込んでいる患者様が、

「薬を飲んでも眠れないから

もっと増やしてほしい」

と懇願してきた時に、

代わりに整腸剤などを処方して

増やしたようにみせかけて、

過剰投与を避け、患者さまには

安心感を与えて眠りやすくする、

という場合に使います。

それだけで眠りが良くなる方も

いるので、プラセボ効果

バカにできません。

この例からも、

「思い込み」が身体にどれほど

影響するか、

ということがよくわかりますよね。

吃音のある子たちは、

ある思い込みを溜め込んで

吃音をこじらせていきます。

<よくあるケース>

「あ行」から始まる言葉でどもった

「あ行」から始まる言葉はどもる

「ありがとう」はどもるから言えない

授業の発表中にどもっちゃった

授業で発表するのを控えよう

「あだちさん」のことが好きけど
 あだちさんって言えないから
 告白できない

もう自分は恋愛もできないのか… 
将来、結婚も難しいかな…
僕/私の人生ってなんなんだろう…

「あ行」でどもりやすい傾向が

あったにしても、

100%の確率で「あ行」でどもる

わけではありません。

しかし、自分は「あ行」でどもる!

と思い込んでしまうと、

どんどん「あ行」の言葉に、

苦手意識が高まり、

どもりやすくなる負のスパイラル

入っていきます。

そんな方でも、

独り言を言っている時や、

自分の話し方に意識が

向いていない時は、

「あ行」でもどもっていないという

事実があるのにそこには

目が向けられません。

どもっている時間が

長くなればなるほど、

このように吃音に対する

ネガティブな記憶が増えて、

思い込みが激しくなり、

その子の人生にまで大きく影響

していきます。

これってどもっている時のことしか

見ていないから起こることですよね。

<見方を変える>

「あ行」以外はだいたい言える。

話している言葉の8〜9割は
どもっていない

私はプログラミングが得意だ

自分でゲームをつくろう!

作ったゲームが友達に喜ばれた!

友達からITに関する相談を受けるようになり仲間が増えた!

自分には人を喜ばせる価値がある。

時々かむけど友達は気にしていない。
自分も気にしなくなったら
どもらなくなってきた。

自分はITが得意な人間だ。
将来ITを使って活躍できる人になろう!
(吃音があるかないかは人生に関与しない)

このように、

吃音に対する見方を変えて

自分の得意や強みに目を向け

「自分には価値がある!」

思い込ませることで、

話し方そのものへの意識がなくなり、

自然とどもらなくなっていきます。

子どもは、

私たち大人がかける言葉で

「自分とはどういう人間か」

という理解を深めていきます。

つまり思い込んでいきます。

「わがままばっかり言わないで!」

「自分勝手だよ!」

「うるさい!静かにして!」

「危ない!怪我する!」

こんな否定的な言葉を

たくさん聞かされた子は、

自分をそのように思い込んでいきます。

「笑顔がステキだね」

「ありがとうって、
 いつも言ってくれるから
 ママは嬉しい。」

「困ったことがあってもいつも
 話してくれるからママは安心」

「人の話をよく聞いてるね。
 聞き上手だよね」

「いつもきれいにしてくれて
 ありがとう。
 きれい好きだよね」

「電車に詳しいから旅行の時に
 頼りになるよね!」

などなど

肯定の言葉をいつも

聞かされて育った子は、

自分のことを肯定的に捉え、

自分で自分を褒めることができ、

吃音なんかに惑わされなくなります。

ママの言葉の力は重いです。

吃音に対してネガティブな意識を

持ち始めている子がいるなら、

その記憶の量を上回るぐらい

その子のいいところを声かけして

聞かせて、

ポジティブな記憶で上書き

していってください!

思い込み戦略です!

どんな思い込みをさせるかで

その子の人生は変わっていきます!

タイトルとURLをコピーしました