脳の発達が未熟な
子どもの発達性吃音は、
環境を整えてあげるだけで
どもりにくくなっていきます。
それはどうやったら
整うのか?というと、
子どもにとって
負荷と感じること、
つまり「ストレス」を
極力取り去ってあげることです。
ところが、
ストレスと一言で言っても、
その子によってストレスと
感じるレベルは異なります。
ママが隣にいてくれないだけで
ストレスに感じる子もいれば、
ママから離れても
平気で遊べる子もいます。
塗り絵をしてはみ出しても
気にしない子もいれば、
ちょっとはみ出しただけで
「キ〜!」
と発狂するほどストレスに
感じる子もいます。
そこで、薦められるのが
「環境調整法」
というものになりますが。
これは子どもに
好きなことだけさせて
ストレスに感じることを
極力なくしてあげよう、
というものです。
これはやってみるとわかりますが、
子どもはハッピーかもしれないけど、
ママのストレスがMAX!
になるんです。
子どもの望む通り、
リクエストに応えていると
ずっと子どもの相手をすることに
なるので、家事が進みません。
子育てOnlyで許される環境なら
頑張れるかもしれませんが、
ママ達には家事や仕事も
あります。
私の環境調整法は、
1週間も持ちませんでした^ ^;
「もういい加減にして!
さっさとご飯食べてよ〜!」
って発狂してました。
子どもがストレスに
感じないように、
ママが守ってあげるには
限界があります。
ママの気力と根性だけに
頼られても困ります!
そこで、発想を変えてみました!
ストレスに感じることを
ストレスに感じないような
耐性を育ててあげれば
いいんじゃない?
どもるのって脳の発達の未熟さから
くるのなら、
脳を発達させて、
言葉が発達して、
自由に想いを表現できるようになれば
どもりにくくなるんじゃない?
この2つに絞って対応を変えてみると
娘に変化がみられました。
娘のできていないところを
できるようにさせようとせず、
できているところだけ注目
するようにしました。
完璧主義の娘は、はじめは、
「そんなことない!
全然できてない!
こんなのダメ!」
と私の褒め言葉を受け入れることすら
できませんでしたが、
めげずに肯定の声かけをしていたら、
「ママ、みて!すごいでしょ!」
と自分で自分を褒められるように
なっていきました。
少しずつ自信が増えていくと、
会話が増え、言葉が発達し、
吃音がよくなっていきました。
好きなことだけさせるのではなく、
子どもが思わず新しいことでも
挑戦したくなるように、
「私ならできる!」
「難しそうだけど、
やってみたい!」
という発想の子に育てていくんです!
うまくいかないと、
それだけでストレスを感じて
吃音を悪化させていた娘が、
うまくいかないこと、
思い通りにいかないことがあっても、
「それでもできるようになりたい!」
という想いの方が勝って、
吃音が振り返すということが
なくなっていきました。
吃音はことばの練習をせずに、
脳の土台から整えてあげることで
吃音をよくすることだけに
のせてあげることができます!
吃音治療の中では
非常識なやり方になりますが、
吃音がよくなるかどうかよりも
難しいこと、
困難なことがあっても
めげずに立ち向かう脳を
育てておいた方が
吃音はよくなるんです。
脳の土台を育てて、
吃音は子どものうちに
よくしましょう!
注目すべきは吃音ではなく、
子どもの行動が日々変わっているか?
子どもの言葉が日々変わっているか?
見方、捉え方、考え方を変えて
私たちママの言葉を磨いて
いきましょう!