子どもの吃音を改善させたいがうまくいかない日々
私は小学2年生の吃音を持つ女の子、発達ゆっくりな年長の女の子、2歳の男の子の3人のママです。
長女の吃音を良くしたい!と思い発達科学コミュニケーション(以下発コミュ)を学び始めました。発コミュはあるテクニックを使い子どもの良い行動を加速させ、行動力をつけます。
行動力が上がると脳が発達し自信・好奇心が育ち、挑戦する子になり、吃音改善が見込めます。
このことから、自信をつけさせようと子どもの行動を褒めている反面、うまく子どもを褒めることができずに、子どものできていないことに注目してしまうことが多くなりました。
・ゴミが出しっぱなし
・大きな声で騒ぐ
・思い通りにならないと癇癪を起こす
このような困り事は、発コミュを学べば肯定的に落ち着かせることができます。
ところが、私はどうしても子どもの否定的な行動に注目してしまい、うまく発コミュの対応ができない日々がありました。
なぜ娘の吃音がもっと良くならないのか?
それは、つい出てしまう私のマイナス発言や、失敗をフォローせずに追い討ちをかけてしまうような言動が原因だと考えています。
いくら日頃から発コミュ対応でたくさん肯定していても、否定してしまうことも多くあれば、発コミュの威力を半減させ、自信や好奇心が育ちにくくさせてしまうのです。
ママが自分軸で行動し吃音悪化要因を排除しよう!
なぜ私はマイナス発言をしてしまったり、否定的な注目をしてしまうのでしょうか。その答えは他人軸で行動してしまっているからでした。
日々生活する上で子どもの行動に振り回されてしまう、いわゆる他人軸となって生活すると、疲れが溜まります。
それが私の心の余裕のなさに繋がると同時に、子どもの行動をつい否定的に見てしまうことになっていました。
吃音の悪化要因にストレスがあるといわれています。全ては無理ですが吃音のある子にストレスをいかに与えさせないかが大事になってきます。
私は、自分軸で行動できるように努力しました。そうしたところ、子どもの言動でいちいち振り回されイライラすることも、子どももストレスを感じることも減り、吃音改善に繋がったのです!
そして、私が自分軸で行動することが困り事の解決の糸口なんだ!と気づきました。
イライラ吃音っ子ママはスモールステップでポジティブ発言になれる!
どうしたら自分軸で行動できるようになるのでしょうか。それは、スモールステップでポジティブな言葉を自分に聞かせることです。
いきなりマイナス発言はやめてポジティブになりましょう!自分の信念を大事にしましょう!なんて言われてできる人は、そうはいません。
ですが、なりたい自分がいれば、スモールステップで徐々に近づけば良いのです。
つい出てしまうマイナス発言は仕方がありません。
そこを責めると自分を否定してしまうことになり、自分はなんでできないんだと、どんどんネガティブになるので、マイナス発言をしないと思うことをやめました。
代わりに、会話をポジティブ発言で必ず終わらせることを心がけました。
・「あーもうなんでこぼしたの!?」
→「そういえば床拭けてなかったからきれいになって一石二鳥だ!」
・「また無くしもの?自分で探してよね」
→「無くさないようにするにはどうすればいいか一緒に考えてみようよ!ママもよくなくすからさ」
・「なんでいつも片付けやゴミ箱にゴミを捨てる事ができないの?」
→「可愛いゴミ箱買ってみようか!〇〇ちゃん専用ゴミ箱!」
などのように、つい出てしまうマイナス発言を出さないように意識することではなく、相手がポジティブになれるような言葉を伝え、行動力を損なわせないことを心がけたのです。
自分が発した言葉は、他人が最初に聞くのではなく自分です。であれば、一番最初に聞く自分が気持ち良くなる発言をすれば、周囲の人々は言葉の効果で良くなります。
ママの否定的な言葉は、威圧的になり子どもは自信を無くすか、恐怖で思考が停止し何も学習されません。
失敗してしまった子どもや、思い通りにならず怒りの感情に支配されそうな子どもは、ママのポジティブな言葉を聞くことによって自信を無くすことなく、次どうしたら良いか考えるきっかけになります。
吃音改善が見込めるママのスモールステップ大作戦で自信をつけさせよう!
ついポロっと出てしまうマイナス発言はもう仕方ない!と割り切るようになってから、自然とマイナス発言が少なくなり、心はストレスを感じる時があっても威圧的な発言は無くなりました。自分軸で行動することができてきたのです。
このようにスモールステップを踏み子どもと接する事ができれば、自然と子どもの行動力は加速し、脳が発達し吃音が和らいでいきます。
発達凸凹キッズは、人より少々不器用です。よく失敗をしてしまうので、そこに注目して声かけをしてしまうと子どもの行動を妨げるきっかけになってしまいます。
行動しないということは脳も発達しないのでいかにママのポジティブな声かけで行動させるかが大事になります!
自分を否定しない!自分軸で物事を考えられる賢いママになって、吃音を良くし行動力をグーンと加速させていきましょう!
執筆者:いわもとあさな
(発達科学コミュニケーショントレーナー)