早朝5時半から、吃音×発達凸凹キッズの子育てを“研究”しているママたちがいます

講座

 

毎週、朝5時半。

Nicotto講座のママたちがいつものようにZoomに集まりました。

今日、みんなで研究したのは母子分離不安があったHさんの記録です。
小さい頃から初めての場所が苦手で、ママの膝から降りられない。手を離せない女の子がいました。

2歳の頃には園から、「お泊まり保育には参加させないでもらいたい」と言われ、1度もお泊まり保育に行くことができませんでした。

そんな娘ちゃんが5歳になった今年、お泊まり会に参加して、最後にはみんなの前で手を挙げ、
「どきどきしたけど、楽しかった」と発表するまでになりました。

この話を聞いたら、「すごいね!」「成長したね!」で終わるかもしれません。

Nicottoは、ここから始まります。「この子の中で、何が変わったからできたんだろう?」この問いに一人一人のNicotto講座生が、

自分で考え、科学的根拠を導き出し、どんな対応策がよいのか、考え出せるようになる学びをする時間です。

今日は、まず、そもそも「母子分離不安」ってなんだろう?


というところから紐解きを始めました。

 

「ママから離れられない子」を表面的に捉えていると、

・寄り添う
・共感する
・愛情をかける

というような対応に流されてしまい、一層、母子分離不安を悪化させてしまうからです。

その理由を、Hさんがしてきたことを一つずつ紐解きながらみんなで理解を深めていきました。

教科書的に解説されるよりも実践した記録をもとに、Hさんがしてきたこと、娘ちゃんの変化を照らし合わせながら、脳でどのような変化が起きたから、娘ちゃんが動けるようになったのか。

「これはつまり、何に届いたんだろう?」

みんなで考えていきました。
ここまでするからみんなが自分の子育てに置き換えてすぐに実践できるようになるからです。

 

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すると早速、こんなエピソードが出てきました。

あるお教室の先生をしているKさんは、発コミュ歴3年のベテランさんです。Kさんのお教室に来るまではご機嫌なのに、入ってきた途端、「やっぱり行かない」と行き渋りをする子がいたそうです。

そこで、Kさんが自然にしたきたことが、今日の学びと繋がった!というお話をしてくれました。

Kさんがしたことは、少し面倒だけど、数回するだけでとっても効果的な方法!

それは、「満面の笑顔で迎える」という対応です。

Kさんは、その子の車がくる時間になると外を気にして、出迎える準備もされたそうです。

母子分離不安タイプの子は、その子一人一人異なる不安を抱えていて、脳がブレーキをかけます。

このブレーキ解除の方法がすぐに安心を届けてくれるママだけになると母子分離不安がさらに悪化していきます。

こんな子は、出かけた先にも安心できる存在や安心できる居場所があると、ブレーキが解除されて動けるようになります。

Kさんが、早い段階で習い事先の安心できる存在として、この子の記憶に刷り込まれたことで、
次第にお出迎えをしなくても自分から、ドアを開けてご機嫌にお教室に入ってくるようになりました。

Hさんの親子の起きた変化が、わが子にもそして、Nicotto講座生が関わる子ども達にも広がっていました。

Nicotto講座で学んでいることは、わが子だけではなく、私たちが関わるすべての人に活かされるものです。
子育て本を読んで、「不安な子には安心させましょう」と覚えることとは少し違います。

誰かの成功体験を聞いて、「うちもやってみよう!」と真似するだけとも違います。

なぜ、それまでできなかったことができるようになったのか。

脳科学、心理学、教育学の視点からみんなで紐解く。

だから、

年齢も、性格も、困りごとも違うわが子にそのまま答えを当てはめるのではなく、

「じゃあ、うちの子やあの子にはこう置き換えよう」

と考えられるようになっていきます。

子育ての悩みを検索して答えを探しているママではなく、

子どもが泣いた。動かなかった。怒った。どもった。行きたくないと言った。

その一つの行動を見て、「困った」で終わらず、

この子の脳のコンディションを見立てて対応する

ママたちになっています。

私たちは、そんなことを毎週繰り返しています。一人で子育てをしていたら、自分の家庭で起きたことしか経験できません。ここには、

仲間が学んで、実践して、変化させてきた記録があります。

 

子ども達の目の前に脳のコンディションを見立て受け取りやすい対応をしてくれる大人が増えたら、

子ども達はもっと自分の力を発揮しやすくなる世の中になるのではないかな、と思っています。

 

 

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