脳はどうやって膨大な情報を処理しているか?

脳を育てる

 

昨日は「先行刺激」の話を

させていただきました。

 

見逃した方はこちらから

▼▼▼
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私たちは朝になって、

目がパチっと

開いた瞬間から

様々な情報にさらされます。

 

・部屋が暗い

・雨の音がする

・キッチンから食べ物の匂いがする

・虫に刺されたところがかゆい

・起きたばかりなのに頭が重い

・子どものおもちゃが
 部屋に出しっぱなし

・窓の手垢

・床の髪の毛

・トイレットペーパーが
 残りわずか

 

などなど様々な情報を

キャッチして、

 

どこからどう対処するか

脳の前頭葉というところで

判断して行動します。

 

雨の音が聞こえた瞬間に、

今日の洗濯物は部屋干しにしよう、

と判断したり、

 

着るものを決めたり、

 

出かける時間を少しだけ

早めようと決めたりします。

 

そんなことを考え始めた時には、

もうすでに雨の音に

意識はありません。

 

聞こえていても

聞いていない状態になります。

 

前頭葉が雨音に関して

よりよく注意を向ける、

ということを中断させるわけです。

 

もし万が一、雨音が強くなったら、

また外の音に意識を向けて、

 

雨が強い時の段取りをまた

考え直します。

 

そうやって脳の処理能力が

発達してくると、

 

必要な情報を選択して、

気にするものと気にしないものを

分けていきます。

 

子どもの場合はどうか?

というと、

 

まだ脳の発達が未熟なので

情報処理が下手くそです。

 

道を歩いている時は

前をみて、

 

障害物やすれ違う人に注意を

向ければいいのに、

 

一段高い縁石が気になる、

虫が気になる、

植物が気になる、

ママに話したいことが気になる、

 

そうなると障害物やすれ違う人なんて

脳の中で処理されない><

 

ママに危ない!

と言われた瞬間に初めて気がつく

ということになるわけです。

 

発達の凸凹がある子は

そこが顕著になります。

 

いくつものことを同時に

処理することが苦手だったり、

 

まだ見ぬ未来について

見通しを立てて、

行動することが難しいので、

 

怒られてしまう場面が

増えてしまいます。

 

 

だから、先行刺激を使って、

今、どこに注意を向けたらいいか、

ということを外側から入れて

あげるお手伝いが有効になります。

 

 

人混みの多い道を歩くなら、

 

「今日は何人の人とすれ違うかな?」

「ぶつからずに歩けたらアイスね!」

 

など、思わず子どもが

意識するような

仕掛けで先行刺激を入れます

 

なぜなら、ただ予告をしただけでは

脳がその刺激を処理するとは

限らないからです。

 

 

脳は楽しいことをしている時に

一番活発に活動します

 

楽しくって思わずしちゃう!

 

という仕掛けが大事です。

 

 

お子さんの性格や好みを活用して、

ぜひ、お子さんピッタリの先行刺激で

脳を育ててくださいね^ ^



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