情報処理が苦手な発達凸凹キッズと吃音の関係

吃音

 

前回は、脳がどうやって

たくさん入ってくる情報を

処理しているか、

 

というお話をさせて

いただきました。

 

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脳は一度にたくさん入ってくる情報を

必要な情報かどうかを判断して、

 

注意すべきものに注意を向けて

処理している、

というお話でしたね。

 

 

この能力に苦手さがあるのが

脳の発達に凸凹のある子達です。

 

 

例えば、

ASD(自閉スペクトラム症)

HSC(Highly Sensitive Child)

子達に多くみられる、

 

音への感覚過敏は、

 

耳に入ってくる音を

必要か必要じゃないか

処理するのが苦手です。

 

一般的には騒音下でも、

隣の人の話に注意を向けて

聞きたい音だけに集中する

ということができますが、

 

彼らはそれが苦手です。

 

すべての音が同じ強さ

感じてしまう子もいますし、

 

音の大きさではなく、

必要な音よりも気になる音から

注意をそらすことが難しく

 

大切な情報を聞き漏らしてしまう

という子もいます。

 

また、

ADHD(注意欠陥多動症)の子

の中でも、

 

目から入った情報に注意を

向けがちな子(視覚優位な子)は

 

興味のあるものが

目に飛び込んでくると、

 

ママや先生のお話が

聞こえなくなってしまい、

 

「言ったでしょ!」と

怒られてしまうことが増える、

ということが起きます。

 

 

 

車の免許を持っている方なら

わかると思いますが、

 

車の運転をし始めた頃は、

目から入ってくる情報、

耳から入ってくる情報、

 

どれが重要かわからず

緊張して運転していたと

思います。

 

その状態が発達凸凹の子の

情報処理がまだ苦手な段階の

子達です。

 

 

徐々に運転に慣れてくると、

注意を向けるべきものが

わかるので、

 

緊張することなく

必要なものに注意を分配して

運転することができます。

 

発達凸凹キッズも同じです。

目で見る、

耳で聞く、

触る、

嗅ぐ

などの体験をたくさんする中で

 

脳の情報処理能力が高く

なってくると緊張せずに

できることが増えていきます。

 

ここまで理解されたとして、

吃音と発達凸凹の関係に

ついてです。

 

吃音は、

本人のキャパを超えるようなことを

強いられると、

症状が悪化するという傾向があります。

 

発達凸凹が合併している場合、

情報処理能力が未熟なうちは、

 

いっぱいいいっぱいに

なることが多いので、

 

吃音の症状も強く

なりやすいわけです。

 

吃音をどうこういう前に、

脳の発達の凸凹を

先に発達させてあげることが

大事になってきます。

 

お子さんの脳のタイプや

発達のペースを理解して、

対応することが大事です。

 

私のプログラムでは、

脳の発達をみながら

講座を進めていきます。

 

子どもの発達のペースに合わせて

大人がハードルをそこまで下げて

 

スタートするから無理なく

発達を加速させることが

できるんですね。

 

ぜひ、お子さんの脳の発達に

興味を持って観察してみてください^ ^



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