
発達科学コミュニケーション
トレーナー 沢木十和子
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「見守りましょう」
息子が不登校になった時、
私が相談した先で何度も言われた言葉です。
スクールカウンセラーも、
病院の先生も、
学校の先生も、
みんな同じことを言いました。
だから私は必死に見守りました。
でも現実は、
良くなるどころか、
どんどん悪くなっていったのです。
中学1年生だった長男は、
学校へ行けなくなり、
昼夜逆転。
ゲーム三昧。
家から出ない。
お風呂にも入らない。
会話も減っていきました。
「このまま引きこもりになったらどうしよう」
「高校はどうなるの?」
「将来、働けるの?」
毎日不安でいっぱいでした。
そして苦しかったのは、
子どもだけではありませんでした。
家の空気も変わってしまったのです。
夫とは子どものことでぶつかる。
兄弟ゲンカも増える。
家族みんながピリピリしていて、
リビングにいても心が休まらない。
私は、
「息子をなんとかしなければ」
「私が頑張らなければ」
そう思い続けていました。
でも今ならわかります。
あの頃の私は、
「子どもをどう変えるか」
ばかり必死に考えていたのです。
学校へ行けるように。
勉強が遅れないように。
ゲームを減らせるように。
でも本当に必要だったのは、
子どもを変えることではなく、
子どもが安心して動き出せる環境を
家族の中につくることでした。
私が発達科学コミュニケーションと出会って学んだのは、
不登校や昼夜逆転を
「子どもの問題」としてだけ見るのではなく、
子どもの脳の状態、
親子関係、
夫婦関係、
兄弟関係、
そして家族全体の空気を見る視点でした。
そしてもう一つ。
私にとって大きかったのは、
一人で頑張らなくてよくなったことです。
当時の私は、
「私がなんとかしなきゃ」
「私が頑張らなきゃ」
と、一人で背負い込んでいました。
何度話しても夫にわかってもらえない。
周りに相談しても答えが見つからない。
先が見えない。
不安ばかりが膨らんでいく。
そんな毎日でした。
けれど、
学んだコミュニケーションを実践し、
私自身の関わり方が変わると、
少しずつ子どもが変わり、
家族の反応も変わり始めました。
夫婦で子どものことを話せるようになり、
子どものことで責め合う時間が減り、
一人で抱え込まなくなりました。
初めて、
「子育ては一人で戦わなくていいんだ」
と思えるようになったのです。
そうなってからは、
息子の変化が加速し始めました。
会話が増え、
外へ出られるようになり、
心配なことを相談してきたり、
将来の話をするように。
そして2年間の不登校を経て、
中学3年生で教室へ戻り、
その後、
自分で選んだ高校へ進学しました。
今では毎日学校へ通い、
体育祭では自ら立候補し、
放課後は友達とカラオケやボーリングへ出かけ、
将来の夢を語りながら、
自分の力で人生を進み始めています。
でも、
私が一番嬉しかったのは、
学校へ行けるようになったことではありません。
バラバラになりそうだった家族が、
もう一度笑えるようになったことです。
夫婦で子どもの未来を話せるようになり、
兄弟で笑い合う時間が戻り、
家族で“穏やかに”出かけられる時間が増えました。
不登校で失いかけていたものを、
少しずつ取り戻すことができたのです。
私は今、
「この子はもうダメかもしれない…」
「この家族はもうバラバラになるかもしれない…」
と感じてしまう
不登校や昼夜逆転で悩むお母さんたちに、
「この子にはまだ力があるかもしれない」
「この家族はもう一度笑えるかもしれない」
そう思える視点を届けたいと思っています。
子どもは、
止まっているように見えても、
力を失ったわけではありません。
ただ、
不安や疲労や失敗体験によって、
脳にブレーキがかかっているだけかもしれません。
そして、
不登校は子どもだけの問題ではなく、
家族全体の問題でもあり、
家族もまた、
傷つき、
疲れ果て、
どう関わればいいのかわからなくなることがあります。
けれど、
子どもの脳の状態を理解し、
家族が応援団になれた時、
子どもは再び未来を選び始めます。
そして、
家族もまた、
笑顔と会話を取り戻していくのです。
リアル勉強会では、
不登校や昼夜逆転の背景にある脳の仕組みと、
子どもの「やってみよう」を育てる家庭での関わり方をお伝えします。
お子さんの未来をあきらめたくない。
家族の笑顔を取り戻したい。
そんな願いを持つお母さんに、
お会いできることを楽しみにしています。

