1.ASDタイプの子のつまずきポイント
ものごとを計画的に進めてやりきる力「実行機能」の苦手さは注意欠陥・多動性障害(ADHD)の特性だと思われる方も多いですが、実は、自閉症スペクトラム(ASD)にもその苦手さがあるのです!
▼ADHDタイプの「実行機能」についてはコチラを参照ください!↓
ADHDタイプの子どもがやり切るチカラを伸ばすカギ!“集中力”を理解し子どもの行動力をUPさせる方法
たとえば、
・こだわりが強くて切り替えが苦手
・自分の状況を把握するのが苦手
・状況を整理できないから作業が進まない(マイペース)
・優先順位がわからない(決まった手順の方が得意)
・怒りをため込みがち
こんな様々な課題がものごとを実行していくステップで、つまずきになりやすいのです。
だからこのタイプのお子さんには「柔軟性」を育んであげましょう。
その「柔軟性」を伸ばすのがなかなか難しいんです!というご意見が多いと思いますので、今日は、お家でお子さんの柔軟性を伸ばしてあげたママの事例をご紹介します!
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2.中学受験にこだわりうまくいかなかった子が変わったワケ
Uさん(小学校6年生のママ)の事例です。
小学校の4年から”受験をしよう”と勉強をスタートしたけれど、6年になって勉強がしんどくなってしまったお子さんでした。
塾を嫌がったり勉強をしようとしても荒れてしまう…。
受験を辞めてもいいよ、と伝えても「絶対にこの学校に行く!」の一点張りで譲らない…
(こだわりはするけど勉強はしない)
ゲームばかりをしていて何を話しかけても反応しないそんな状況が続くようになりママが発コミュの受講を決断されました。
こんなUさんのお子さんがどんなふうに変わったかというと、
・ゲームをやっていてもお母さんの声かけにちゃんと応じられるようになった
・ゲーム以外の「手伝い」をしてくれるようになった(行動の幅が広がった)
・学校選びのこだわりを手放してお母さんと話し合いができるようになった
・いろんな学校の情報に目を向けられるようになった
”柔軟”な切り替えができるようになっていったのです。
この変化を生み出すことができたUさんがやってくださったのは「出来事のバリエーション」を日常の会話から教えてあげること、でした。
次に具体的なやり方をお伝えしますね!
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3.手に入れたい柔軟性!お母さんとの日常会話がカギ
ASDタイプのお子さんが”柔軟”な切り替えができるようになる日常会話、
それはお母さんの体験談を子さんにどんどん話してあげることです!
たとえば、
「お母さん、今日、シゴトでこんな失敗しちゃった!」
「周りの人が手伝ってくれてなんとか時間に間に合ったよ」
「手伝ってもらえてとっても嬉しかった」
一見、ただの会話と思われますが「失敗しても大丈夫なんだよ」ということをお子さんが学ぶきっかけになっていくのです。
「こうあるべき」思考が強いASDっ子には、
「それ以外の”想定外”がたくさん起きるんだよ」「リカバリーする方法もいろいろあるから大丈夫だよ」をたくさん、伝えてあげてください。
そうすると自分の価値観とはちょっと違う提案をされても、
「まあ、そういう意見もあるよね」と受け止められるようになったり、
思う通りにいかなくてもクールダウンして、
「じゃあ、こうやってみようかな」と別の方法を考えられるようになったりします。
この日常会話でお子さんの変化が実感できます!
こだわりが強くて行動を切り替えにくいASDっ子の「柔軟性」を今日から伸ばしてあげましょう!
執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
お子さんの変化についニッコリ!発達凸凹キッズが伸びる秘訣が満載です。
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