HSP傾向で不安が強い繊細な子のママ必見!新学期、登校しぶりの不安を軽くするおうちカウンセリング術

HSP(人一倍敏感な人)で不安が強いお子さんが学校から帰るとグッタリしたり泣いたりしていませんか?集団生活に大変さを感じているのかもしれません。春休みにママの癒しパワーで新学期の登校しぶりの不安を軽くするコミュニケーションをしてみませんか?

1.HSPで繊細な子の大人の想像を超える疲れやすいワケ

季節はもうすっかり春、桜の開花が待ち遠しいですね。新学期のことをウキウキ楽しく待つお子さんがいる反面、新学期になることが不安でたまらなくなるお子さんもいるのです。
HSC(人一倍敏感な子)と言われる、感覚や人の気持ちに敏感で傷つきやすいお子さんがいます。
※大人は、HSP(人一倍敏感な人)、子どもはHSCと用語を使い分ける場合があります。
空気を読めるし、思慮深いし、やるべきことはやる。
いわゆる「いい子」なので、大人からしたら問題がないと勘違いされがちです。
でも実際は、大人の油断とはウラハラに子どもたちのエネルギーはどんどんすり減っていくのがHSCの子どもたちです。
子どもがつらいならそのつらさを解消してあげて、元々持っているチカラを伸ばしてあげることで、自信をもって自分と向き合い自分の人生を歩んでいけるようサポートしてあげたいですよね。
HSCのお子さんはもともと分析力があってよく考えてから行動に移すタイプ、思慮深くてとっても素敵な個性です!
親御さんには、その個性を見守って応援してあげてほしいと思います。

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2.繊細で、不安が強い子の集団生活

そうは言っても学校という集団の中ではずっと見守ってあげるというわけにはいきませんよね。
こんな体験ありませんか?
「友達が先生から叱られているだけで自分が辛くなっちゃう…」
こんな発言がお子さんにあったら気にとめてあげてくださいね。
HSCで繊細・不安が強い場合、時として集団生活を大変に感じることがあります。
みんなと同じことを同じペースでやることを求められる学校の環境では…
ペースを乱されるように感じる
・みんなと同じにできない自分を友達と比較したりして自信を失いやすくなる
空気を読みすぎてダメージを受けてしまう
また、お友達の気持ちを読みとったりその場の空気を感じとったりする
「共感するチカラ」
「状況を察知するチカラ」
が強くて、多くの刺激を受けとりつづけるので疲れやすかったり、本来もっているチカラをうまく発揮できなかったり、なんてこともあります。
そんな「合わない」環境下でのガンバリが
「落ち着きがなくなる」
「言葉や行動が乱暴になる」
「泣きやすい」
「体調を崩しやすい」
「無気力モードになる」
などのサインとして出てくるのです。
3学期を全力で乗り切ったそんな繊細なお子さんは春休みがエネルギーチャージのチャンスでもあります。
HSCで繊細、不安が強い子の学校生活の大変さを癒すにはどうしたらいいのか、新学期に備えて春休みにできる方法をお伝えします。
新学期の登校しぶりが不安…そんなご家庭は、この春休みにお子さんを癒す親子の会話を意識してみてください!

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3.強い不安がなくなる!お母さんにもできるカウンセリング術

◆明るく!笑顔で!共感しましょう

春休みはたくさん共感して子どもの気持ちを言葉にしてあげてください。
悔しかったこと、嫌だったこと、怖かったこと、その時のお子さんの気持ちを受け止めてあげてください!
うまく説明できずにシクシク泣いていたり、バタバタしていたらその様子ごと受け止めます
静かにしなさい!落ち着いて話をしなさい!と言わなくてもいいです。

お子さんの話を、『うん、うん』と笑顔で、頷きながら聞いていきます。

「うまくできなくて悔しかったんだね」
「先生のこういう言い方が嫌だったんだね」
とお母さんが代弁しながらお子さんの気持ちを探っていきましょう。
HSCで繊細なお子さんは、人一倍、相手の心を読むのが得意です。

お母さんが「え?たったそれだけのことで落ち込んだの?」と心の中で思ってしまうと表情や声色やリアクションに出てしまいます。

ちょっとの変化でもお子さんは察知してしまうと、

「お母さんだって私のこと変だって思ってるんだ」
「やっぱり私は考えすぎなんだ」

とショックを受けて、本音を語らなくなってしまいます。

お母さんの「こうあるべき」を少し封印して耳を傾けてあげると良いかもしれません。
自分の気持ちを上手に表現できない子もいますが、お母さんとのやりとりで、自分の気持ちにぴったりな言葉を見つけてもらい共感してもらえることで落ち着きを取り戻しやすくなります。

◆春休みはあれこれやらせ過ぎない!

繊細で新学期への不安を抱えたままになっているお子さんには春休みは無理やりコントロールしてあれこれやらせ過ぎない!これが鉄則です。

学校へ行くことに疲れてしまって、普段なかなか勉強が進まなかったりすると、お子さんも「テストでいい点を取れないから学校行きたくない」等と言うことがあるかもしれません。

そうなると、お母さんもお子さんのためを思って「春休みのうちに勉強させたほうがいいかな?」と感じるかもしれません。

でも、今までの遅れを無理やり取り戻そうとしてプレッシャーをかけすぎず、他の子と比べることなく、お子さんのペースでスタートする形でOKです!
お子さんがありのままの等身大の気持ちを遠慮なく受け止めてもらえる環境がおうちにあることが大切です!

安心できる人と安心できる環境があれば、少しずつ頑張れる範囲が広がっていきます!

焦らず、穏やかに!

聞き上手、カウンセリング上手な春休み時間をお過ごしくださいね。
 

 

執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

 

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