子どもが学校に行きたがらない新学期。親のNG対応の経験から学んだママが楽になれる言葉がけ!

学校に行きたがらない子どもには親としてどう対応したらよいのでしょうか?不登校は解決するものではなく、周りの大人の目線が変わることが大切です!学校を休む子どもへの言葉を変えたことで親の気持ちが変わり不登校生活が楽に楽しくなるコツをお伝えします!

1.子どもが学校に行きたがらないことが、なぜこんなに辛いのだろう?

新学期、「今年こそは毎日学校に行ってほしい!」というお母さんの期待とは裏腹に、「やっぱり行けない…」と子どもが学校を休んでしまい気持ちが参ってしまっているお母さんはいらっしゃいませんか?

無理して行かなくてもいいと心のどこかで思っていても、現実となるととてもがっかりしてしまいますよね。

特に3学期は、進級進学シーズンを迎える直前なので、「今少しでも行けるようになっておけば、来年度からは不登校を抜け出せるかも!」という期待もしてしまっていませんでしたか?

この気持ち、子どもが学校に行くしか楽になることはないのでしょうか?
今回は、不登校歴4年の我が家の息子が学校へ行きたがらなくなったときの気持ちを思い返しながら、お母さんの気持ちが楽になる!子どもも生きやすくなる!そんな方法をお伝えしていきます。

我が家の中学3年生の息子はギフテッドの傾向や読み書きの苦手さがあります。

幼い頃は、好奇心が強く、興味のあることにはとことん集中し、外では色んなところに興味を示しては親の手を引いて走り回るような子どもでした。

一方で、繊細な面感覚過敏も多くあったため、幼稚園に入園してからは登園拒否をすることも多くありましたが、休みたいときには休み、遅刻したいときには遅刻をし、息子のペースで登園をして無事に卒園となりました。

小学校へ入ると、担任の先生は学校一厳しい先生で、怖がって嫌がらないかな?と心配したものの、最初は、

「幼稚園みたいに、歌を歌ったりお遊戯させられることがなくて楽しい!

「6年生のお兄ちゃんたちと遊ぶのが面白い!

と言って、幼稚園の頃とは別人のように積極的に学校へ通うようになりました。そのため、私も、「意外と普通に小学校生活を送れるんだな」と安心しました。

低学年の頃は、時々疲れて熱を出すものの、数日休めば気力も体力も復活して学校へ行くことができていました。

しかし、学年が上がるにつれ、授業時間や宿題の量も増えてきて疲れてしまい

「学校に行きたくないな」
「学校ではあらゆることを競争させられるんだ、僕はいろんなことができないんだ」

自信のない発言をするようになっていきました。そして、学校から帰るとただひたすらゲームに熱中し、小さな頃色んなことに興味をもって走り回っていた姿は見られなくなってしまっていました。
低学年で学校に馴染んでいると安心していた私は、

「学年が上がると授業はどんどん増えるから、頑張って行かないと!」
「休まず登校できるように嫌いなものも食べて体力つけないと!」
「勉強がわからなくなったら困るから、休んだ間の宿題もちゃんとやらないと!」

と、学校のやり方、スケジュールを息子に押し付けていました。

学校というレールから息子が落っこちてしまうんじゃないか」
「中学、高校、大学とみんなと同じようなレールに乗れなくなってしまうんじゃないか」

という不安が私の心の中にあったのです…


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2.「学校に行きたくない」と追い詰められた息子の心

息子は4年生の頃にいつものように熱を出したことをきっかけにエネルギーが切れ不登校となってしまいました。

私が学校という枠組みにとらわれて、息子の負担をわかってあげることができなかったためだと思います。

最初の頃は、最悪の状態でした。

「頭痛いよ、お腹痛いよ。」
「学校に行きたくない、でも行きたい。」
「生きているのが辛いよ。」
「なんで人は生きているの?」
「怖いよ。誰か助けてよ。」
「死んでしまいたいけど、死ぬ勇気もない。」

たった10才の子どもが、こんなにも人生を悲観することってあるんだろうか…と思うほどに息子は生きることに絶望していました。

毎日うずくまって座り、歯磨きやお風呂に入ることも、トイレへ行くことも一人ではできなくなってしまったんです。
 
そんな状況になってしまったことが辛くて悲しくて、「親の私の育て方が悪かったからではないか」と、私も一人で泣く日々が続きました。

「学校楽しい!毎日学校行きたい!」と元気に学校へ行っている子ども達がとても羨ましく思えました。

そして、自分たち親子だけポツンとはじき飛ばされたような気持ちでいっぱいでした。

学校やスクールカウンセラー、病院に相談してもこれといった解決策を得られなかった私は、発達科学コミュニケーション(発コミュ)を受講しようと決断しました。

3.日々の言葉がけがきっかけで私の心にも変化が!

発コミュを受け始めたときは、「この対応で息子を学校へ戻してあげれるんじゃないか。」と思っていました。

最初に子どもの行動を「肯定」する言葉の掛け方表情ジェスチャーなど具体的なテクニックを学び、無我夢中でレクチャーで習ったことをひたすら実践していきました。

「ご飯よく噛んで食べてるね。」
「よく起きれたね。」
「Youtube見たいんだね。」

など、本当に些細な行動を実況中継することから始めました。

そうしていると、息子が少しずつ元気になり始めました。Youtubeを見て笑うようになったり、一緒にカードゲームやYoutubeの中の遊びをできるようになりました。

そして、たくさん甘えてくれるようになりました。その変化も肯定してあげました。

「このチャンネル面白いね。」
「よく集中しているね。」
「カードゲームの攻略方法よく考えてるね!」
「お母さんのところにきてくれたんだね。」と。

日々の言葉を変えたことは、息子の行動を変えただけでなく、私の心も変わっていきました。

「この子にはこの子の良いところがあるんだ。」
「この子は一人の人間で、私の所有物ではない。」
「私が生きてきた道と違う道を歩んでも、それを応援してあげたい。」

こんな風に、心の奥底から息子の存在を肯定できるようになったのです。


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4.子どもを肯定する言葉は親も楽になれる対応だった!

約1年、発コミュを実施した頃、息子の発達の良い特性を発見することができるようになりました。

好きなことには物凄く集中できる!
興味をもったことはとことん調べる!
文章や画像を素早く読みとり把握できる!
考えつかないようなアイデアを思いついたりする!

学校に行きたがらず、泣いていた頃には、目を向けようとしていなかった、すごく素敵な個性だなと思えるようになりました。

そんな能力に気づくことができてから、息子の苦手なところを伸ばしてをなんとか学校へ戻さなきゃと悩むこともなくなり、勉強も遊びも息子にとって一番やりやすい方法を探すようになりました。

私が苦手をやらせることを手放すことで、息子から、

「歴史の動画を作りたいから、もっと勉強したい。」とか、
「学校に行かなくても勉強はできるから、そろそろちょっと勉強しようかな。」

と言うようになったのです。

不登校になってしばらくは、「学校へ息子を戻したい」と思っていた私ですが、いつの間にか「学ぶ環境は学校でもお家でもフリースクールでも海外でもどこでもいいんだ!」と思うようになりました。

子どもが好きなことに向かうキラキラした表情をお家でたくさん見られる生活は宝物だなと感じます。

そして発コミュ歴が約4年となった今では、苦手だった勉強もできるようになっています!

また、自分が納得して選んだ環境(フリースクール)で、得意なことを見つけはじめ、安心して自分のペースで好きなことを探求しています。

不登校の子どもたちが学校や社会へ出ていく時期はそれぞれ違います。実際、世の中には過去に不登校であっても立派に社会で活躍している方々はたくさんいます!

子どもの得意なことをどんどん伸ばしていくこと、その得意を極める中で困難に遭遇したとき「乗り越えたい!」と子どもは思うのです。

皆さんのお子さんも、お母さんがお子さんの存在を肯定してあげるコミュニケーションをとることで、いつかはお母さんから巣立って社会に出ていく日が必ずくると思います。

安心基地であるお家にいる間はお母さんが発達を最大限に伸ばしてあげられるチャンスです。

騙されたと思ってやってみてください。

「肯定する言葉」を毎日お子さんにプレゼントしましょう。

きっと、お母さんの気持ちも「肯定的な心」に変わって楽になれることに気づけると思いますよ!

学校が合わなくてもホームスクーリングで成長できる!親の対応はこちらでも学べます!

執筆者:すずき真菜
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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