1.発達障害グレーな小学生なぜ登校しぶりを起こしやすいのか?
朝、お子さんが学校にいけるかどうか毎日ハラハラしていませんか?
子どもが学校に行けるかどうかはお母さんにとっても一大事だと思います。それと同時にお子さんにとっても一大事!です。
発達障害グレーゾーンの子は、感情のコントロールが苦手な子が多いです。
それに加えて、こだわりや不安が強いタイプだと、予想外の出来事に臨機応変に対応できず、パニックになりやすいです。
それが暴言になってあらわれる子もいます。
お母さんがその不安の正体に気づいていますか?
この視点がないと、お子さんの暴言に対してお母さんも感情的になって叱ってしまい、負のループに陥ってしまいがちです。
勉強が苦手なのも、友達関係が苦手なのも、ルールを守るのが苦手なのも、本人のやる気や努力の問題ではなく発達の特性が影響しています。
もしお子さんが朝から登校をしぶり、暴言を吐いたり荒れていたりしても、それは自分自身と向き合って葛藤している時です。
暴言の裏には、「昨日友達と喧嘩しちゃったな」「先生にまた叱られるかも」「苦手な授業があるな」「学校のざわざわした音が嫌だ」そんないろんな思い=本音が潜んでいます。
そしてその“本音”は発達障害グレーっ子の特性からくる”苦手さ”でもあります。
だから、朝の癇癪は子どもの『SOS』なんだと捉えてほしいのです。
次に発達科学コミュニケーション(以下発コミュ)を学んだ小学6年生のお母さんがお子さんの朝の癇癪や暴言に巻き込まれず、発達障害グレーっ子を上手に送り出したエピソードをご紹介します。
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2.朝の癇癪や暴言を叱らずに、発達障害グレーっ子を上手に送り出したエピソード
<小学校6年生男の子のお母さんより>
2学期が始まって少し不安定な日々を迎えました。ですが、会話を増やして丁寧に子どもと関わることを継続中で今日も登校することができました!
ですが、実は2日前の1番調子悪かった朝、荒れている息子に水筒を渡したら「さわるな!」「死ね!」と、癇癪・暴言で返されてしまいました。
この「感情的になってしまう」のは発達障害グレーゾーンの特性でもあるとわかったので、そこは叱らずに上手にスルーできるようになりました。
本心からの言葉ではないことは分かっています。「不安だ」「つらい」「だけど頑張って行こうかどうしようか」そんな葛藤の証です。
ですので、そこは、子どもの言葉の「字面」に反応せず、おだやかな笑顔で「行ってらっしゃい!」と見送りました。
息子も頑張っているので母も頑張ります!
と言うエピソードでした。
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3.子どもの暴言には感情的に反応しない!
先ほどのお子さんが発した言葉はかなりパンチの効いた暴言ですが、そこでスルーをして、しれっと爽やかに送り出すお母さんはお見事でした。
子どもの感情的な脳が働いている間は、考えたり、適切な行動をコントロールする脳がお休みしてしまうので、必要のない感情的なリアクションにはサヨナラをしたほうがいいです。
子どもの言葉の「字面」どおりに反応すると、かえってヒートアップしやすいので、感情に巻き込まれずに対応できると、子どもの不安定な気持ちを立て直しやすいです。
ぜひお子さんの暴言に感情的に反応せず、「この子の本当の思いはなんだろう?」そんなふうに捉えてみてほしいと思います。
子どもの癇癪やネガティブな暴言にお母さんが巻き込まれそうになった時は、叱らなくてOK!何ごともないように見て見ぬふりでスルーしましょう。
どうしても表情に出てしまいそうなときもあると思います。けれど、視覚的な情報で発達グレーの子は不安になりやすいので、そんなときは少し距離の離れたところへ移動することも効果的です。
「お母さんちょっとトイレ行ってくるね」
等と伝えて、自然にお子さんと一瞬でも離れてみてください。
そして、離れた場所でひと呼吸おいて戻ったら、
「お母さんが手伝えることがあったら一緒にやるよ!」
「今日はあなたの好きなおやつ用意しておくね!」
「行ってらっしゃい」
と笑顔で伝えてみてください。
不安が強い、自信がない、発達障害グレーっ子には、安心して過ごせるポジティブなコミュニケーションが大切です!
安心できる存在がいてくれればお子さんの登校しぶりは落ち着いてきますよ。
執筆者:清水畑 亜希子
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
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