1.学校を休ませたら「サボり癖」がつく?――答えはNOです
「休ませたら癖になるのでは?」
この不安、とても多いです。
特に6月は、ママの心がぐらぐらしやすい時期です。
4月はなんとか頑張って登校していた。
5月のゴールデンウィーク明けから休みが増えた。
朝になると「お腹が痛い」と言う。
それでも行く準備をしていたのに、玄関前で止まってしまう。
そして6月になっても、なかなか学校へ戻れないまま。
そんな姿を見ると、
「このまま休ませていたら、本当に行けなくなるのでは?」
「学校を休むことに慣れてしまったのでは?」
「サボり癖がついてしまったのでは?」
と不安になりますよね。
でも、ここでまず知ってほしいことがあります。
学校を休んだからサボり癖がつくことはありません。
子どもが「学校に行きたくない…」と訴えるとき、それは怠けではありません。
脳が「これ以上は危険」と感知して、ブレーキをかけている状態です。
4月からの新しい環境。
進級後の友達関係。
先生との相性。
教室の緊張感。
失敗体験の積み重ね。
こうした負荷をなんとか乗り越えてきた子が、6月になって息切れを起こすことがあります。
これは決して“サボる”“癖”ではなく、エネルギー切れによる心と脳の停止反応です。

だから、6月の登校しぶりで大切なのは、無理に学校へ押し戻すことではありません。
今のうちに、子どもの不安を小さくし、エネルギーを回復させる関わりへ切り替えることです。
うちの子のエネルギー切れはどんな状態?
▼ストレスチェックでわかります!

2.私も「サボり癖」だと思っていました
私自身、息子が学校を休み始めた頃は、同じように不安でいっぱいでした。
- また休むの?昨日休んだでしょ?とイライラする
- 休むことが楽に感じて甘えているだけでは?と疑いの目で見てしまう
- このまま学年が上がって大丈夫?と進級が怖くなる
そんな想いを抱えつつも、
「様子をみよう」
「まだなんとかなる」
そう自分に言い聞かせているうちに、どんどんこじれていきました。
見守るのも怖い。
動かすのも怖い。
私は、ずっと揺れていたんです。
でも、発達科学コミュニケーションに出会い、息子の状態がサボり癖ではなく、“エネルギーが底をついている状態”だと分かったとき、対応を変えました。
休ませることを恐れない。
その代わり、家でたくさん遊ぶ。
楽しいことをしに出かける。
親子で安心して過ごせる時間を増やす。
すると、息子が少しずつ笑うようになりました。

そして、しっかり休んだ後、
「学校行ってみる」
と言い出したのです。
“学校を休む”ことを“絶望”ではなく、“再始動”に変えられたのです。
変わったのは、子どもより先に、私の見方でした。
▼息子が学校へ復帰してからは学校で活躍できるようになりました。

3.学校を休ませたときのNG対応とは?
学校が辛い…となった時に、学校を休ませるのは、もちろんアリですが。
学校の先生から、
「お休みが癖になるといけないから、毎日とにかく来させてください」
と言われることもあるかもしれません。
毎日電話がかかってくることもあるかもしれません。
お迎えに来てくれる先生もいるかもしれません。
けれど、もし子どもの不安解消もエネルギー回復もできていない状態で、それを続けたらどうなるか。
ズバリ、登校しぶりの長期化につながりやすくなります。
また、学校を休ませていても、家でこんな関わりになっているなら要注意です。
- できていないこと、やらないことを指摘する
- 「学校に行かないなら、1日○時間は勉強しなさい」と言う
- 「学校を休んだ日は遊んではダメ」と制限する
- 「規則正しい生活をしなさい」と責めるように言う
お子さんにとって、
「できない・苦手を指摘される」
「モチベーションが上がらない」
そんなコミュニケーションになっているなら、やっぱりこじらせやすくなります。
休ませてあげても、家での関わりが子どもの脳を疲れさせていたら逆効果なのです。
早めに休ませて、早めにエネルギー回復。
これは大切です。
けれど、ただ休ませるだけでは、問題は停滞します。
ただ見守るだけでは、お母さんたちの不安も募ります。
だからこそ、子どもを休ませた時の大人の関わり方、学校に行けなくなった時の声のかけ方がなによりも大切なのです。
これは、子どもが休む時期に関わらず大切なことです。
3.学校を休んだときにやるのはこちらのステップが安心
子どもが学校を休んだときに、意欲的に過ごせるようにするには、どうしたらいいのでしょうか?
まず基本中の基本が、ネガティブな関わりを減らすことです。
ガミガミ言ったり、苦手を指摘したりするネガティブな関わりは、子どもの脳が働きにくい環境をつくってしまいます。
脳の活動量が下がると、うつうつしたり、イライラだけが増したり、子どものコンディションも崩れやすくなります。
これは、登校しぶりを長引かせないために避けたい関わりベスト1です。
そして、ここからが本題です。
どのステージでも共通するのは、
「お母さんとなら話せる」
お子さんがこの状態になることです。
不登校の不安から卒業していくママたちは、まずお家のコミュニケーションを整えています。
6月の今、できる最大のサポートは、学力ではなく、親子の対話環境です。
とはいえ、それが難しいですよね。
声をかけてもお子さんが逆ギレしてくる。
ダラダラしていて、優しく声をかけるどころではない。
お母さん自身も焦りや不安でいっぱいになる。
そんな「難しさ」があるはずです。
けれど、ここをクリアしたママたちは、子どものエネルギー回復に成功していきます。

学校に行かせる前に、まず「家で安心して話せる状態」をつくる。
ここが、6月の登校しぶりを長期化させない土台になりますよ。
▼休んだ時に上手にエネルギーを回復できる休み方は動画で解説します!
4.まとめ|サボり癖は存在しません
学校を休んでも、サボり癖はつきません。
登校しぶりが長期化する原因は、休んだことそのものではありません。
- 不安が解消されないこと
- エネルギーが回復しないこと
- 関わり方が変わらないこと
6月の今こそ、見方を変えるタイミングです。
「休ませたら行けなくなるかも」ではなく、
「今は回復させることで、次の一歩につなげる時期かもしれない」
そう見方を変えてみてください。
子どもが学校を休むことは、終わりではありません。
関わり方を変えることで、休む時間を“停滞”ではなく“再始動の準備”に変えることができます。
5.よくある質問(Q&A)
Q. 学校を休ませるとサボり癖はつきますか?
A. いいえ。学校を休むこと自体でサボり癖はつきません。長期化の原因は「休んだこと」ではなく、「不安が解消されないこと」と「エネルギーが回復しないこと」です。
Q. 登校しぶりを長期化させないために大切なことは何ですか?
A. 子どもの不安解消とエネルギー回復を最優先にすることです。そのうえで、ネガティブな関わりを減らし、親子のコミュニケーションを整えることが大切です。
Q. 6月になっても学校へ戻れない場合、どう考えたらいいですか?
A. 「サボり癖がついた」と考えるより、4月・5月の疲れがまだ回復していない可能性を見てあげることが大切です。焦って動かすより、まずは安心して話せる家庭の状態をつくることが、次の一歩につながります。
▼学校行きたくないという子どもとの会話が進まない・・・
ママとスムーズに会話ができるようになる方法とは
▼学校を休んだらお風呂すら入らない・・・そんなときの対応は
執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
不登校からの再始動に必要な親子の対話環境を3か月で整えられます!
▼▼▼





