不登校の引きこもりの原因は何?発達凸凹さんが無理なく外出できるようになる重要なポイントとは?

  1. 不登校で引きこもりの子どもを、好きなことや興味のあることで外出に誘っても、なかなか外出頻度が上がらないという場合、外出の量や時間が今のお子さんに合っていないのかも!好きなこととの掛け合わせで引きこもりが解消されたポイントをお伝えします!

1.不登校の子どもの引きこもりに焦りを感じませんか?

不登校の子どもは、学校へ行けなくなると学校以外のところへの外出することが難しくなることがあります。

何日もその状態が続くと、「子どもが引きこもってしまった!」とお母さんは悩みますね。けれど、無理強いしようとすると、どんなに外出に誘っても外出できない、更に自室に引きこもってしまう等、余計に悪化してしまう危険があります。

不登校の子どもが外出できなくなる原因は様々です。

外出して「学校はどうしたの?」と言われるのが怖い
周りの人にどう思われるか怖い
気力が落ちていて外出するエネルギーがない
感覚過敏があり外の環境が辛い

無理強いして外に連れ出したり、フリースクールや適応教室等に急かして行かせるようなことはよくないと思っているけれど、このまま様子を見ていて解決するの?

と焦りますよね。

家から出ないことには学校復帰もできない。
通信制高校に行くにしても週に数回は通学させたい。
毎日引きこもってるけど将来のため学校説明会に連れていきたい。

そんなお母さんの焦りは、子どもが中学生だと、進路を決める時期が迫ってくるため焦りますよね。その焦り、スモールステップで解決していきましょう!

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2.ネットスクールに入学し外出する気がなくなった中学生

我が家の通信制高校1年生の息子は、小学4年生で不登校になってから自宅メインで過ごしてきました。

中学生になってからは公立の学校に籍を置きつつ、オルタナティブ教育を実施するネットスクールに入学しました。

ネットスクールなので、通学はなし。

ネットスクールを選んだのも、通学するのはまだしんどいという理由だったため、自宅でネットにアクセスして出席できるシステムはとても息子に合っていました。

ですが、学校に通わないため、出かけるきっかけがあまりないのです。

幸い、ちょうどコロナ渦だったこともあり、外出しないほうが良い雰囲気だったことが救いとなりました。

感覚過敏が強かったり、繊細で周囲の視線を気にしがちな息子は引きこもり万歳キッズになってしまいました。

元々友達は好きでしたが疲労してしまうことも多く、静かな家で、好きなことをしてじっくり自分の世界に浸るのが大好き。

時々、「〜行かない?」と誘っても、「行かないよ!」と頑なに外出しようとしませんでした。

息子が学校へ行かなくても、好きなことをして、色んな能力を伸ばせばいい!と考えていた私ですが、あまりに引きこもりが長いと心配事も増えていきました。

日に当たらないと体にもメンタルにも悪くない?
体力もどんどんなくなっていく?
リアルな人とのコミュニケーションをとる機会がない!
高校から通学したいと言っているのにそれで大丈夫⁉

そんな正論をぶつけても、今を楽しく生きる息子には届かないよなぁと思い悩んでいたのが数年前。

実は、その後は不登校のままでも週に必ず3回ほどは外出するようになったのです!

3.引きこもりが長引く理由は?

引きこもりがちになっている子どもの中には、感覚過敏を持っていたり体力が落ちていたりする子が多いです。

夏の暑い日差しをものすごく熱く感じる。
逆に冬の冷たい風が体を刺すように感じる。
人混みに入るとうるさすぎて疲れる。
お店の照明が明るすぎたり音がうるさすぎる。
ずっと家にいるからちょっと歩くだけで疲れる。

などなど、子どもによって外出が辛い理由がたくさんあります。

感覚過敏はストレスとの関係も大きく、不登校になる前から感覚過敏はあったけど、不登校になってから余計にひどくなったというお子さんもいらっしゃいませんか?

学校に行っていたときはなんとか我慢できていた場所でも、不登校になり気持ちが揺らいでいると些細な刺激でもとても気になってしまうのです。

「好きなことなら出かけられるよね?!」
「楽しそうなフリースクールだから毎日行けるよね?」

と「好きなこと」を過信して、過度に期待することはNGです!

引きこもり状態に応じて、出かける時間、頻度、場所を大人が思う以上にスモールステップで進めていくことが引きこもり解消のコツですよ。

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4.ちょっとだけ頑張れるが鍵!子どもにあった外出量から始めれば引きこもりは解消できる!

子どもの引きこもりを解消するために、「好きなことで外出に誘おう!」と思いつくのは間違いではありません。

私も、息子が小学生頃までは興味のあることをきっかけにして外出に誘っていました。

遠方の祖父母の家やキャンプや観光地へ。

一度行けると親の方は期待して「また行こう!」「これからも毎日出かけよう!」と、どんどん誘いたくなります。

一方、楽しくても、一度の外出がその子にとってものすごく頑張る必要のあるものだと、子どもは「もう、いいや…」と再び元に戻りやすくなるのです。

「せっかく楽しいこと誘ってあげたのに!」と不満を言いたくなりますが、そこはちょっと待ってください。

引きこもりの子ども達には、「好きなこと」+「ちょっとの頑張り」で行けるところを考えてあげましょう。

我が家では、ある日息子が私の習い事に興味を持ち、30分程一緒に参加してみるということがきっかけになり、学校に行かなくても外出機会を持てる生活を送れるようになりました。

習い事の後に買い物に行く。
習い事の前に病院に寄る。
習い事まで遠回りして歩いてみる。

と、少しずつ外出時間が長くなっていきました。

最初の頃は天気が良すぎて目が眩しかったり、人の多いお店でぐったりしていたりしましたが、少しの時間から慣らしていくことができ、

「今日は外に出たね!」
「〇〇時間も外出したね!」

と伝えることで、「ほんとだ!僕、引きこもりだったのに!」と自信を付けていきました。

すると、習い事のない日でも、

「本を探しに本屋さんに行きたい」
「映画を見に行きたい」
「床屋に行きたい」
「プラモデルのパーツを買いに行きたい」
「あのイベントに行きたい!」

自分から「行きたい!」と言うようになったのです!

毎日引きこもりだった中学生の息子の「引きこもりたい」願望は少しずつ小さくなってきました!

引きこもり解消は、「子どもの好きなことで、ちょっと頑張れそうなところ」が丁度いいです。

お母さん自身の興味の幅を広げると、子どもも興味を持ってくれるかもしれません。

お母さんは、子どもの興味をキャッチするアンテナを張って、一歩一歩少しずつ外の世界へ連れ出してあげたいですね!

執筆者:すずき真菜
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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