1.集団行動が苦手な子に夏休みのイベントで自信をつけさせたい!
夏休みが始まって数週間。長いお休みの間に子どもにいろんな経験をしてほしい!
だから面白そうなイベントをみつけてきては声をかけるけれど、
子どもの反応がいまひとつ、あるいは、強く拒否される。
集団行動やイベントが苦手で、知らない誰かがいる場所で一緒になにかをやることが不安、やりたがらない
そんなお子さんを持つママ、いらっしゃいませんか。
そんなときは、
取り組むことを一緒に整理して、挑戦した先にどんないいことが待っているのか、お子さんがイメージができるようにほんの少し手助けしてあげると、取り組みやすくなりますよ!
我が家の集団行動が苦手でイベント参加を嫌がる息子が、イベントで自信をつけた方法をお伝えします!
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2. イベントを嫌がる子どもと、イベントに参加させたいママの気持ち
わが家の小学4年生の息子は、活発で明るく友達と接しているので、何にでもすぐ挑戦できるんでしょ?といわれるのですが、実際は、興味の幅が狭く、お手伝いはおろか、ゲームやYoutube以外の活動をほとんどしたがらない子です。
周囲とペースを合わせる必要のある集団生活も苦手で、新しい環境に飛び込むために、気持ちの折り合いをつけることも苦手です。
私は、子どものキャリア教育の観点からも、学校以外のイベントに参加することが息子の成長に良い影響があるのではと考えていました。
将来やりたいことはなんだろう?
どんな仕事があるの?
と考えたり調べたりすることは楽しいだろうと思うのです。
しかし、息子は、自分で考えるのも面倒、知らない誰かと話すことにも不安を覚えてしまうので、イベントに誘ってもいつも絶対参加しないと言ったり、ものすごく悩んだりするような状況でした。
3. 不安が強い面倒くさがりな発達障害グレーゾーンの子がイベントに参加できる方法
私は、偶然知人から誘ってもらったオンラインの子どもイベントに息子を誘ってみることにしました。
「みんなで将来の夢を語り合い、その夢を動画で3分にまとめて選ばれたら沖縄に招待してもらえる!」という内容のものでした。
動画撮影に興味のある息子は、
参加してみたいけど不安…という気持ちで当日まで参加できるかわからないという状況。
そんな息子が勇気をもてるよう、私がやってみた方法をお伝えしますね!
◆まずはお母さんが楽しそうに参加する
まずは、私だけがオンラインにつなぎ参加してイベントの様子を楽しそうに視聴しました。
すると、息子も興味をもってやってきて、主催の方が声をかけてくださったタイミングで会話に入っていくことができました!
◆ダンドリをわかりやすく見える化する
目でみて理解することが得意な、視覚優位の息子に、見てはっきりとわかりやすいダンドリを箇条書きで紙に書きだしました。
まずは、自分の夢を書くこと。
つぎに、その原稿をもとに、3分の制限時間におさまるようにわかりやすく伝える練習をすること。
最後に、時間をはかって動画を撮ること。
これができたら、私がアップロードと応募手続きは手伝うことにしました。
◆イベント後の楽しいご褒美を準備する
二つめは、応募後の楽しいご褒美を考えること。コンテスト受賞者には、主催側から表彰がありますが、
もし受賞者に選ばれなくとも、勇気を出して応募しただけでも本人を肯定したいと考え、わが家だけのお楽しみをつくることにしました。
すると、全体像が見えた息子はしぶしぶではありますが、重い腰を上げたのです。
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4.イベント参加後はこんな風に子どもは成長した!
審査の結果、最終候補には残ることはできず、オンラインで話せた仲間とまた会う機会にも参加はできませんでした。
しかし、面倒くさい思いや不安を感じながらも、勇気をだしてなにか新しいことに挑戦するだけで意義がある!と考え、家族や祖父母に動画を見てもらい、おおいに息子を肯定してもらうことで少し自信を持てたようです。
今回の行動によって、息子は新しい同年代の知り合いが増え、オンラインで会話することへのハードルもさがると同時に、「自分の今の夢はこれなんだ」と確認もできて、家族からもそれを肯定してもらうことで、ひとつ自信を増やすことができました。
いかがでしたか。
少しの工夫で、本人の、
「なにをやればできるのがイメージできない」「面倒くさい」「やったことのないことへの不安」
を乗り越え、挑戦するハードルはさげることができます。
リアルなイベントでも、まずはお母さんがしっかりリサーチし、どうやったら子どもが安心して挑戦できるか環境を整える工夫をしてあげましょう。
発達障害グレーゾーンの子には、「とりあえずやってみよう!」では、なかなか行動に結びつきません。
まだまだ続く長期休暇を活用して、お子さんの「できた!」を増やし、その行動力をおおいに肯定し、さらなる挑戦をふやしていけるといいですね。
▼不安が強い子をチャレンジできる子にするヒントはまだまだこちらにたくさんあります!
執筆者:花崎加代子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)