塾をやめちゃおう!全く勉強しない中学生の学ぶ力を伸ばしたお母さんの常識の手放し方

発達障害グレーゾーンの子どもの学習面で、不安を持っているお母さんはいらっしゃいませんか?常識を手放し「塾をやめる」決断をしたことで、全く勉強しない中学生男子のやる気や自信を引き出すことができた、わが家の息子の裏話をお伝えします。
 

1.塾をやめるかどうか悩んでしまう…

発達障害グレーゾーンのお子さんの学習面について、不安を持っているというお母さん。

・いくら「勉強しなさい!」と言っても、やろうとしない。
・高い月謝を支払って、塾通いをさせても効果がでない。

こんな悩みをかかえていませんか?

塾に通わせていても成績は上がらないのだけど、何もしなければもっとひどい成績になってしまうんじゃないか…と、悩みながらも塾通いをやめる決断ができないお母さんは多いと思います。

けれど、お母さんが「塾は意味がない」と感じているのなら、その気付きは正解かもしれません。

今回は、勉強嫌いな子が塾を辞めて学ぶ力を伸ばすことができたポイントをお伝えしたいと思います。

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2.学力よりも大切なこと

勉強するのも、塾へ通うのも親ではなく子どもです。

いくら塾通いや勉強することを強要したとしても、やる気のない子どもに勉強する努力をさせることはできません。

子どもは、自信がない状態で苦手な事に向き合うことはできないからです。

お母さんがしなければいけないのは、心がエネルギー不足になるほど、苦手な事に無理やり取り組ませることではなく、子どもの「良さ」を伸ばし、子どもが「チャレンジしてみよう」と思えるようにサポートをすることなんです。

興味のあることにチャレンジできる子は、色々なことに頑張れるようになります。

ゲームが好きならゲームのテクニックを調べたりして上手になるように研究するでしょう。

勉強に興味が出たら勉強を頑張るでしょう。

子どもが喜んで何かに没頭できるような環境づくり、それが親にとって学力を意識するよりも大事なことなのです。

3.1週間のスケジュールは塾や習い事でびっしりにした結果…

私は、ほんの少し前まで、息子の将来を心配するあまり「勉強しないさい!」ガミガミ言い続けていました。

わが家には、ADHD(注意欠如・多動症)とASD(自閉スペクトラム症)の特性を併せ持った、発達グレーゾーンの中学2年生の息子がいます。

私は息子が小学生の頃から、とても教育熱心な母親でした(笑)

息子が友達と遊んだり、テレビを見たり、ゲームをしたり、自分の好きなことをして、ゆっくりと過ごす時間というのは、必要のない無駄な時間だと思っていました。

無駄な時間は全部排除して、勉強するべき!と思っていたのです(怖いですよね…)

なので、息子の放課後の予定は、月曜日から土曜日まで学習塾や習い事のスケジュールでみっちり。

その甲斐あって(?)、小学生の頃の息子の成績は私を満足させてくれるものでした。

ところが、中学に進学後、息子は今までのやり方では学校の勉強についていけなくなったのです。

私は、その不安や焦りを息子にぶつけ、イライラして「勉強しなさい!」と言い続けていました。

すると夏休み前には、息子から笑顔が消え、元気はなくなり、無気力になり、登校しぶりをするようになってしまいました。

それでも、私は「気合が足りない!」「もっと、がんばって!」と息子に言い続けていました。

「俺だって頑張りたいし、頑張ろうと思っている!でも、俺はママが言うようには頑張れない!」
と息子は涙ながらに訴えましたが、その度に親子のバトルを繰り返していました。

「将来の選択肢が増えるように苦手を克服させないと…」という思いから、息子の本当の気持ちを受け止めてあげられず、私の思いを息子に押し付けて、無理をさせ続けてしまったのです。

そのうち、息子は学校から帰宅すると玄関に倒れこみ、ぐったりとして、大きなため息をつき、じんわりと涙を浮かべ動けなくなる程になってしまいました。

私は、ここで、ようやく息子に負担をかけすぎていたのだと気が付きました。

無理をさせ続けて、得られた効果は何もありませんでした。

実際、わが家では無理をさせて塾通いをさせて「勉強しなさい!」ガミガミ言っても息子の成績に変化は一つもみられませんでした。その事に気づいていなかった私は、苦手な事をやらせることばかり考えていました。

苦手を克服させようと、塾通いをさせたり、通信講座や市販のドリルを必死にやらせようとしていました。

ところが良かれと思ってやっているこれらの行為は、学力UPにつながるどころか子どもを勉強嫌いにさせる一方だったのです。

一週間の息子の予定は、苦手な事に取り組む時間でみっちり埋めつくし、息子の好きなものや自由時間をすべて取り上げてしまっていた私。

こんな教育ママだった私が、「勉強させなきゃ」という焦りを捨てて、息子にとって本当に必要な力は何か考えたどり着いた答えは、塾をやめることでした!

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4.勇気を出して常識を手放し「塾をやめる」ことを決断!

息子の変わり果てた姿を見て、もう無理はさせない、と決意した私でしたが、でもどうしたら良いのか方法が分からずにいました。

そんな時に出会ったのが、発達科学コミュニケーション(発コミュ)だったのです。

発達障害グレーゾーンの息子に合ったやり方を、私がしっかり学んで息子に自信をつけてあげたい!

そう思い、私は発コミュを学ぶことにしました。

発コミュを学んで分かったことは、子どもが自信とやる気を取り戻すには、何よりも親子の良好なコミュニケーションが大切だということでした。

発コミュを学びはじめて、できないことをガミガミ言い続ける子育てスタイルから、子どもの良さを伸ばす子育てスタイルに変えて、子どもの自信を取り戻して、前向きにチャレンジする力を授けられるお母さんになろう!と考え方が変わっていきました。

これまでの自分の中の常識を少しずつ手放すことができたのです。

そして私は、息子の意思を尊重して、塾も習い事も本人が望まないことは全部辞めることを受け入れることができました。

とはいえ「本当に大丈夫だろうか…」「これ以上授業についていけなくなったら …」という大きな不安に何度も襲われました。ですが、

「今までのやり方を変えなければ、結果も今までと変わらない。」

そう何度も自分に言い聞かせ、これまでの自分の常識を手放し、勇気を振り絞って、大きな決断をすることができたのです。

これまで一週間みっちりだった予定がなくなり、ゆっくりと過ごす時間を確保できるようになった息子は少しずつ、元気を取り戻していきました。

今は、動画作成のオンライン授業を受講したい!と自分から言って、受講するようになりました。

毎週楽しみにしていて、授業にも積極的に参加。

ゲームの著作権について講師に質問したり、授業で習う前から機材の接続、操作方法について取扱説明書を読んで自分でやり方を勉強して進めたり、イキイキとした表情で好きなことに積極的に取り組む姿を見て、塾を辞める決断をして良かった!と思いました。

それからは、子どもの「良いところを伸ばす」ことに注力していくことに。

そして、先日、息子の志望していた高校も手にすることができました!

勉強できない子に必要なことは、勉強させることではなく、楽しくチャレンジできる体験を繰り返して自信をつけること。

子どもが自信を取り戻して、前向きにチャレンジする力をお母さんの手で授けていきましょう!

執筆者:中木村 美紀
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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