得意なものが見つからない…飽きっぽい不登校キッズが諦めずに続ける子になる〇〇のパンフレット活用法 

飽きっぽくて「得意なものがない」という子どもが、飽きずに継続して物ごとに取り組むために必要なこととはなんでしょうか?子どもがすぐに飽きてしまう原因と、子どもの好奇心を刺激して得意を磨いていく方法の一つをご紹介します。

1.どうしたら得意なものが見つかるの?

子どもには「得意なもの」を一つでも見つけてほしい。

そう思うお母さんは多いのではないでしょうか?

楽しそうなことを見つけてすぐに食いつくけれど、飽きっぽくて、「得意なもの」と言えるほど極めることができていない…

更に、子どもが不登校になっていて学校の勉強もしないという状況に心配している場合、「勉強ができなくても自分の好きなことを極めて生きていける人になってほしい」と思いますよね。

テレビ「博士ちゃん」ってご存知ですか?好奇心旺盛なお子さんが、一つのことをとことん追求してプロ顔負けの知識をテレビで披露してくれているんです。

あの番組に出てくるような子どもたちは、どうしてあんなに得意なものを極め続けることができるのだろうか…と思いませんか?

発達凸凹があって飽きっぽさを持っている我が家の息子が、継続して頑張る力をつけていく方法を考えましたのでお伝えします!

2.飽きっぽくて好きなことが得意につながらない…

我が家の息子は小学校で不登校となり、中学校も地元の学校には行かずにオンラインスクールに所属しています。

息子が好きなものは、もの作り(ミニ四駆、ラジコン、プラモデル等)、カードゲーム、映画、ゲーム、投資、プログラミングです。

もうやっていないものもあれば、今でもやっているものもあり、ハマったら物凄く集中して取り組みますが、飽きたらぱたっとやらなくなってしまいます。

飽きたら次に新しいものを見つけてきて、自分で調べてやりはじめる、ということが定番でしたが、先日、こんな悩みを打ち明けてくれました。

「やりたいと思ったものは割となんでもできるけど、長続きしない…得意なものが欲しいのに、途中でやらなくなるから中途半端だよね。」

「何か一つこれ!というものがあったら将来にも役立てそうなのに。」と。


私も、小さな頃から息子の飽きっぽさが気になってはいたものの、飽きたものを数年後にまたやり始めることもあり、それが息子のペースなのかな?と思っていました。

けれど、本人が飽きっぽさに悩んでいるのなら、何か対策をしてあげられないだろうか?

そう思い、まずは、なぜすぐに飽きてしまうのかを考えてみることにしました。

3.得意になるまで極めるために何が足りないの?

好きなことを極めるためには、好きなことを深く知ろうとする必要があるのですが、発達凸凹の子どもたちは、よく観察して深く知る力が育っていない場合があります。

深く知るためには、一つのことに集中し続ける力「もっと知りたい!」という意欲も必要です。

子どもが何か一つ、興味のあるものに出会ったら、それがどんなものなのかを調べてやってみることが大切です。

今の時代は、You TubeやSNSなど、たくさんの情報を子どもでも調べて知ることができるため、子どもたちは親が教えなくてもどんどん新しいことができるようになります。

大人が作り上げたレールではなく、自分で調べて自分で考えてチャレンジしていくことは、子どもの自由な思考や探究心が育ち、とても良いことと言えます。

しかし、子どもの力だけでは見えてくる世界に限りがあるのも事実です。発達凸凹があると、「〜でなければいけない」「〜をしたら怖くて不安」等、こだわりがあったり、一歩踏み出せない思考が働くこともあります。

難しいことにぶつかったときに「面倒くさいな」という思考が働き、自分だけで乗り越えることを諦めてしまっている場合もあります。

自分でわかる範囲のところでうまくいく経験のほうが、安心できて心地よいのです。

そのため、自分でできる範囲の力だけでやった結果、なんとなく満足し、それ以上の楽しみが見いだせず、「もう飽きちゃった!」となるわけです。

最初は子どもにおまかせで自由にやりたいことをやらせてあげる必要がありますが、途中で興味を見失ってきたときは、本当に終わってしまっていいのか確かめてあげて、さりげなく興味を復活させてあげられるといいですよね。

4.モチベーションを上げると興味が復活する!

子どもが興味のあることに飽きてきそうになったときにオススメなのは、「もっとやりたい!」と思えるようなモチベーションを高めてあげる方法です。

興味のあることにちなんだお出かけ先へ行ってみたり、詳しい人に会ってみたり、イベント等に参加したり、色々な方法がありますが、我が家でまず最初にやったお手軽な方法をお伝えします!

我が家では、息子のために大量のあるものを取り寄せました。

それは、大学や専門学校のパンフレットです!

大学や専門学校の情報なんて、高校生になってからでよくない?と考えがちですが、これらのパンフレットには子どもの好奇心を刺激する情報がたくさん詰まっています!

だから、小学生や中学生にもオススメです。更に、不登校で引きこもり傾向にあってお出かけがしにくい子にもオススメです!

息子は、プログラミングに興味があり、オンラインスクールでの課題や自分でも教材を使ってやっていたのですが、「飽きてきたかも…」という状態でした。

そこで、IT関係の学部や学科のある大学や専門学校のパンフレットを片っ端から請求して、「大学や専門学校って楽しそうな勉強しているよ!」と息子に見せました。

中でも、興味を示したのは専門学校のパンフレット。専門学校は実践的なカリキュラムが多く、AI開発、ホワイトハッカー、ドローン、メタバースなどの学びについて写真でわかりやすく説明してくれていました。

そこで、「こんなに面白そうなことができるんだ!」と好奇心が動き出し、

「この学校見てみたいな。」
「今やっているプログラミングをもっと続けて僕もAI開発したいな。」

と言って、パンフレットから新たな情報を検索して作りたいものを見つけ、飽きてしまいそうだったピンチから、また戻ってこれました!

「また、新たにやりたいことが見つかったね。」
「調べてみると、色んなことができるってわかったね。」

と、飽きても違う視点で調べてみるといいよ、ということを気づかせる言葉もかけてあげました。

これからも、継続してやり続けるためには他のサポートも必要になると思っています。

子どもには、こんな風に育って欲しい、こんな大人になってほしいと親があまり過剰に期待して、「これやったら?あれやったら?」と言うことは、子どもの自由な意思が押さえつけられてしまうためオススメはしません。

ですが、興味のあることをやってみて、途中で「飽きちゃった!」という状態になったら、他のことをやりたいというサインかもしれないし、本当はもっとやりたいのにやり方がわからないのかもしれません。

普段から、親子のコミュニケーションを良好にしておけば子どもの気持ちにも気が付きやすいです。

皆さんも、飽きっぽい子どもが得意を極めたいと思っていると感じたら、その子のモチベーションが高まるきっかけを考えてみてくださいね。

執筆者:すずき真菜
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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