発達グレーゾーンの子どもの強いこだわりが解消され、社会に溶け込みやすくなるママの肯定的な関わり方!

発達障害・グレーゾーンの子どもの強いこだわりに困っていませんか?こだわりは強みとなる一方で、社会生活において支障をきたす場合もあります。得意につながるこだわりはどんどん伸ばして、困ったこだわりは解消して行くと,お子さんの未来がますます明るくなります!

 

1.発達障害・グレーゾーンのお子さんが持つ強いこだわり

発達障害でも自閉症スペクトラム症(以下、ASD)やギフテッドのお子さんの持つ強いこだわりに困っていませんか?

・おもちゃの車をずっと並べる。

・同じ曜日に同じ道を通って同じ場所に行く

・決まった先生に決まった挨拶をする

・決まった色の服を着る

・好きなことを何時間でもやる

発達障害・グレーゾーンのお子さんは、自分のこだわりを大切にしています。このようなお子さんは、生まれながらにしてこだわる特性があり、対象を変えながら一生何かにこだわりを持ち続けるといわれています。

ASDやギフテッド、グレーゾーンのお子さんにとって、「こだわり」心のオアシス、つまり安定をもたらしてくれるものです。むやみに、止めたり否定したりするものではありません。

しかし、この特性が本人の得意となるようないい方向に働くことがある一方で、社会生活に支障をきたすような場合もあります。そんな時には介入が必要です。

では、どうやって介入が必要な「こだわり」を見つけたらいいのでしょう。それには次のような視点が必要です。

・こだわりが本人の長所となる場合

・こだわりが本人とって社会生活への支障となる場合

前者についてはどんどん伸ばしていってほしいのですが、後者のこだわりについては、介入が必要となります。困ったこだわりをそのままにしておくと、こだわりが増えたり、固まったり、見えにくくなったりして対処が難しくなるからです。

2.こだわりを持つ中学生男子の家族が抱えた「困り」

我が家の息子は、服装に対する「こだわり」がありました。そのこだわりは、幼少期のころは肌触りなど感覚過敏によるものでした。同じズボン、同じ靴下、同じ下着など同じものを何枚も買いそろえました。

小学生のうちは私服登校でしたので、自分のお気に入りのものを着ていくことができました。服装のこだわりが気になることは全くありませんでした。

しかし、中学生になり制服を着るようになると、そのうちに家では「和服しか着ない」、「下駄しかはかない」というこだわりを持つようになりました。

プライベートで着る分にはいいのですが、このこだわりに家族は各所で「困り」を感じることとなりました。本人は並々ならぬ執着心で着ているのですが、なにせ美術館にも図書館にも一枚歯の下駄を履いていくのです。

愛犬の散歩にも履いていくので、「危なっかしい」と近所の方々の心配の的となりました。

そして、とにかく目立つので、年頃のきょうだいは一緒に歩くのが「恥ずかしい」と言うようにもなりました。

本人にとっては「心のオアシス」になっているようでも、周囲にとって『いい心地のしない』そんなこだわりに、どのように対処したらいいのでしょう。我が家が試行錯誤して手に入れたその方法をお伝えします。

3.全てを受け入れ肯定することがこだわりを解消する唯一の方法だった!

こだわりは否定すると余計に固執するという傾向があります。

こういった場合は、まずはこだわりを認めて受け入れることで子どもに安心感を与えます。そうすると、他者からの修正を少しずつ受け入れられるようになり、その場にあった行動が増えていきます。その結果、社会に適応しやすくなるという教育効果が期待できるといわれています。

ですから、まずは息子のこのこだわりを全面的に受け入れました。夫にも説明し、息子の格好には一切口を出さないことにしました。逆に、「その下駄いいね」、「私も作務衣を時々着てみたいな」など肯定的な声かけを続けました。

その上で、靴屋さんに行くと、「このスニーカーいいね」や「これは○○(有名人)が履いていたやつだ、カッコいいね!」などと本人の興味を誘うような言葉を言って聞かせました。

そうすると、息子は自分のこだわりを受け入れてもらえたことに満足したようで、親への反抗心が薄らいでいき、親の言葉が耳に届くようになったようでした。そうして、少しずつ「下駄からスニーカーに」「和服から古着へ」こだわりを変化させていきました。

スニーカーに対しても、古着に関しても、こだわりの強さ自体は続いているのですが、社会生活に適応するという点でははるかに違和感のない範囲になりました。

年頃のきょうだい、近所の方々、誰も違和感を抱くことはなくなり、本人もすごく満足しています。このように、こだわりへの対処は、一旦受け入れることで修正が効きやすくなります

皆さんもお子さんの「こだわり」が社会生活に支障となる場合は、この方法を試してみてくださいね。

執筆者:大下 真世

(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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