こだわり・白黒思考が強い不登校発達障害グレーキッズに悩んだら?おうちで役割を与えて自信を付けよう!

発達障害グレーキッズが特定のものに執着する等のこだわり行動を不安に思ったりしませんか?やめさせようと注意を続けても、かえって状態を悪化させてしまうことがあります。「こだわり」を活かし不登校期間に自信を育むことができた体験談をお伝えします。

1.登校しぶりや不登校になりやすい?こだわりの強い白黒思考の子

発達障害グレーゾーンキッズの「こだわりの強さ」を、お子さんの成長にどうやってつなげたらいい?そんなお悩みや不安を抱えていませんか?

こだわりの強い子の特性を、「白黒思考」「ゼロヒャク(0-100)思考」などと呼ぶことがあります。
この思考の癖が、プラスに働くこともあれば、マイナスに働くことも。

例えば、得意なことには100%のチカラを発揮して没頭デキるけれど、興味のないことにはまったく取り組まないしやらない。

仲の良い友達ができたらその子とばっかり付き合うけれど、ほんのちょっと嫌なできごとがあると「あいつは敵だ!」と言ってしまったり。

そう、両極端なのです。

だから何かうまくいかないことが起きると、「全てが終わった…」かのように、諦めてしまうことも多い。

それまで頑張ってきたことまで、なかったことにしようとしてしまうんですね…

それが、ゼロヒャク思考の子が高学年中学生になって、「今までやれていたことをやらなくなってしまう」理由でもあるのです。

・勉強でわからないことがあった
・先生に嫌なことを言われた
・友達とコミュニケーションがすれ違った

大人からしたら”些細なこと”に思えても、子どもにとっては一大事!
だから、学校も行きたくないし家で何も手がつかない…なんてことが起きやすいのです。

登校しぶりや不登校が起きやすくなります。

そんなこだわりの強いゼロヒャク思考の子が、不登校になったらどう対応すればいいのでしょうか?

この記事では、実際に発達科学コミュニケーションを実践しているママの体験談に触れながら、「役割」が子どもの発達に必要な理由についてお伝えします。


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2.空腹に気付かないほどゲームする我が子が心配なお母さん

パステルジャンプライターの岡さん息子さんは、中学3年生の時に不登校になりました。
その時の対応エピソードをご紹介します。

当時のお悩みは、不登校中にゲームに没頭してしまい(=ゲームへのこだわりの強さ)、お昼も食べずに過ごしていたこと。

お母さんが外出してしまうと、食事もままならないのが悩みでもありました。

好きなことには全力、そうではないことは何もしない、アンバランスさが出ていました。

そんな息子さんがちゃんとお昼を食べるようになったきっかけは、「チャーハンへのこだわり」でした。

息子さんはチャーハンが大好き!だから、お昼ご飯に冷凍チャーハンを解凍して食べるように伝えていきました。

すると息子くんは、チャーハンをいかにパラパラに美味しく仕上げるかを日々試行錯誤し、帰宅したお母さんに報告をしてくれるようになりました。ここで「こだわり」を発揮です。

ここで、一番大切なことは、”チャーハン研究所の所長”の息子さんの話を、岡さんは楽しそうにしっかり聞いてあげた、ということ。

お母さんにとったら「たかが、冷凍チャーハン」かもしれません。だけど、こだわりのある発達障害グレーゾーンの子にとっては「大切な、冷凍チャーハン」なのです。

その自分の「挑戦のストーリー」を聞いてもらうことで、息子くんの自己肯定感もUP!

「チャーハンのことは俺に任せろ!」と言わんばかりに、大好きなゲームを中断して妹さんにも作ってあげるようになりました。

こうして家の中で、チャーハンをつくるという自分の「役割」ができた息子くんは、自信を取り戻し、ゲーム三昧の生活から家族と会話を楽しむ生活に一気に変わりました。


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3.こだわりを役割に変えたら発達障害グレーキッズが輝きだした!

人には「貢献欲求」と呼ばれる「何か人の役に立ちたい」「感謝されたい」想いがあります。

現実の生活の中で認めてもらえるチャンスが少なかったり、学校でうまくやれずに自信を失ってしまったお子さん達は、「貢献欲求」が満たされると、社会の一員としての自信になり、自己肯定感も上がっていきます。

不登校になってしまいゲーム三昧になっているお子さんには、ぜひリアルの生活の中で「やりがいのある役割」を手渡してあげてください。

まずは一番小さな社会である、家庭の中で、安心して行動できるよう見守ってあげましょう。

子どもの「こだわり」を役割に変えてあげれば、子どもの自己肯定感を伸ばすことができますよ。

注意点はただ1つ。お母さんがやらせたいことではなく、お子さんの”こだわり”がキラリと輝く役割を見つけてあげること。

ちょっぴり個性的な役割でもいいです、それが子どもたちの原動力になりますよ!

お子さんにどんな「役割」をプレゼントしますか?ぜひ考えてみてくださいね。

岡さんが、発達科学コミュニケーションを学び、おウチで実際に取り組んだ、具体的なコミュニケーション術をこちらの記事で詳しくご紹介しています。

執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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