発達障害で不登校の子の偏食の原因は? 自己肯定感を上げ、不登校で悪化する偏食のお悩み解決します!

発達障害で不登校のお子さんが、食事の時間がつらいと感じる様子はありませんか?お子さんが不登校になると一気に増える偏食のお悩み、その原因は、自己肯定感が深く関係しています。お子さんの偏食問題を解決するにはどうすればよいのでしょうか。
 

1.発達障害で不登校のお子さんが偏食になる原因

不登校生活が始まるとお子さんは、毎日、不安やストレスでいっぱいになり、偏食になってしまいます。

例えば、本当に好きなものしか食べられなくなったり、お菓子やジュースなどジャンキーなものばかり食べたくなったりしていませんか?

きっと、お母さんは、毎日、そのようなお子さんの様子をみて心配になられていると思います。

発達の凸凹がある子は、感覚障害をもっていることも多く、感覚がとても敏感で、もともと偏食傾向にある子がいます。

そんなお子さんの不登校生活が始まり、偏食が更に悪化するとお母さんは悩みますよね。実は、偏食が悪化するのは、お子さんの自己肯定感の低下が深く関係しています。

では、今回は、偏食の原因の1つである自己肯定感の低下は、なぜ起きるのかみていきましょう。

2.お子さんの自己肯定感を下げる声かけとは

♦「 何で、学校いけないのと言う声かけ」

お子さんに「何で学校に行けないの?理由教えて」「いつから学校に行けそうかな?」など聞いていませんか?

そのような声かけをするとお子さんは、お母さんやご家族に不登校になったことを理解してもらえないと感じてしまいます。

また、言葉に出さなくても表情が怖かったり、口調が強かったりしていませんか?登校できない理由は、お子さん自身も「わからないし」「言葉にできない」ケースがほとんどです。

♦「どうして食べないの?」「おいしいよ!」という声かけ

お母さんの多くは、お子さんの体調を考えるからこそ、お子さんの食事に関して、「どうして食べなの」、「このご飯美味しいよ」といつい細かく声かけをしていませんか?

でも実はその声かけが子どもの自己肯定感を下げてしまう原因になってしまうのです。

食べることがツライお子さんにとって、食事のことで、声かけされることはとても苦痛な時間になってしまいます。

そして、お子さんは、お母さんやご家族の声かけや表情、口調の強さから「不登校になった自分をせめてしまい」自己肯定感が低下し、偏食が悪化していってしまいます。

また、お子さんは、お母さんやご家族に理解されていないと思い、自分の気持ちを言葉で表現することが難しくなり、より一層お子さんを苦しめてしまい、お子さんとの信頼関係は崩れていってしまいます。

お子さんが自分を責めてしまうような声かけや表情や態度は、やめていきましょう。

ご家族全員で、お子さんの不登校を受け入れていきましょう。

3.お子さんの自己肯定感を高めよう!

私は、学校に行っても行かなくても、ありのままの息子を受け入れるために息子の興味・関心があることに一緒に取り組みました。

息子がワクワクするようなことにチャレンジし、息子の好奇心を引き出すようにしました。息子は、スポーツ好きなので、キャッチボールやウオーキングに取り組みました。

その際は、息子の自己肯定感が上がるように「ボールのコントロールいいね」とか「ボールを投げるフォームがかっこいいね」など息子の行動に肯定の声かけをしました。

肯定の声かけをすることで、息子と楽しく会話しながら身体を動かせるようになり、息子の不安やストレスは徐々に軽減され気持ちも安定していきました。

息子の好きなスポーツをし、肯定の声かけをしていったおかげで、徐々に息子の自己肯定感は上がってき、炭水化物しか食べられなかった息子ですが、

ある日、息子が不登校前に食べていた、「お母さんのいつものカレーが食べたい」というので、野菜やお肉を入れたカレーを作りました。

すると息子は、「美味しい!」と言いながら野菜もお肉も食べることができました。私は「カレー美味しいね!」「お母さん、嬉しいな!」と伝え息子と一緒に久しぶりにカレーを食べることができました! また、ジュースやお菓子は、時間を決めて食べられるようになっていきました。

お子さんの不登校や偏食に注目した声かけをするのではなく、お子さんの得意な事に注目した声かけをしてあげてくださいね!そして、ありのままのお子さんを受け入れていきましょう。

お母さん声かけがかわれば、お子さんの自己肯定感が上がり、偏食は落ち着いていきますよ。

執筆者:小川 薫
(発達科学コミュニケーション リサーチャー)

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