【座談会レポート】不登校の子育てがつらいママに読んでほしい。4人が語る!わが子に合う関わり方が見えてきたきっかけ
不登校・登校しぶりママ・家族の悩み

私はすぐ学校を休ませすぎなの?先生に「お母さんは甘い」と言われた私が前向きになれたきっかけ

「このくらいですぐ学校を休ませていいの?」「私が甘いから行けないの?」子どもを休ませるたびに、自分の判断に迷っていませんか?先生の言葉に揺れ、息子への対応がぶれてしまった私が気づいた、不登校・登校しぶりの子育てで本当に見るべきものをお伝えします。

1.「このくらいですぐ学校を休ませてよかったのかな…」休ませるたびに迷っていませんか?

2学期が始まり1か月。

毎日「学校に行きたくない」と言う子
「行きたくない」とは言わないけど学校へ行くとヘトヘトな子

お母さんは、

「今日は無理かな?」
「今日休めば明日は行けるかな?」
「腹痛もあるしが今日は休ませたほうがいいよね」

と毎日判断を迫られる場面があると思います。

そんな毎朝、いざ休ませようと思っても学校を休ませることに心が揺れてしまうことはありませんか?

「このくらいで休ませちゃっていいのかな?」
「みんな疲れても頑張って行っている子はいるのに」
「先生に平気で学校を休ませる親だ、って思われていないかな?」

と親としての立場で人からどう思われているのか、気になってしまいませんか?

私達、母親も子育てがベテランなわけではない。まして、不登校や登校しぶりの経験を自分がしたことがなかったら、自信を持って対応することができないですよね。

だから、周りからの評価も気になってしまう。

実際、一部の先生や友人は、「このくらいで休ませるなんて甘い」と思うかもしれません。実際に言われたことがある方もいるかもしれませんね。

そんな他の人からの批判や非難の目を気にすることで、お母さん自身が心配やストレスを抱えてしまいます。

このお母さんが抱えるストレスが、不登校子育てが上手くいかなくなる要因となってしまうんです。

「学校にいるだけで、どうしてこんなに疲れるの?」
▼音・人・におい…刺激を
受け取りすぎているのかもしれません

2.「お母さんは甘すぎる」先生の言葉で私の判断が揺らぎ始めた

私は、長男の不登校と長女の登校しぶりを経験しています。2人共、小さな頃からギフテッドやHSC(人一倍敏感な子)という繊細な特性を持っています。

長男が学校へ行けなくなったとき、学校ではいい子なのに、元々家ではとても頑固なところがあり、嫌だと言ったら嫌だというタイプだったため、「学校行きたくない」と動かなくなった時には「どんなに言っても駄目だな」と思い無理に行かせるのはやめようと思いました。

しかし、何日もお休みが続くと、

「どうして引っ張ってでも連れてこないんですか?」
「私だったら無理やりでも連れてきますよ。それが学校というものですよ。」
「お母さんはちょっと甘すぎるかもしれないですよね。」

と、担任の先生に言われました。

そこから、私の心が大きくぶれ始めました…

最初は息子のことだけを考えて、「今は休ませないといけない時期だ」と判断できていたのに、「先生から学校を平気で休ませる親だと思われているんだ…」と考えることで、どんどん思考が悪い方向へ進んでいきました。

「先生の言うようにこのまま休ませたら将来が駄目になるんじゃないか」
「私が甘いから、この子はすぐ何でも嫌がる子になったんじゃないか」

そんな風に感じ、息子に対しても「学校へ行った方がいい」オーラを出すようになってしまいました。

そんな風に私の対応がぶれてしまったことで、息子はどんどん心を閉ざし、最初は学校を休んでも家で楽しく遊んでいたのに、どんどん気持ちが落ち込むようになってしまったのです。

3.子どもを見ていたはずの私が、いつの間にか「周りの目」を見ていた

子ども達の不登校や登校しぶりを経験して気がついたことですが、私自身、繊細なタイプの人間でした。小さな頃から周りに気を使って、「変だと思われないように」「周りの人に気に入られるように」生きていたように思います。

不登校の勉強していくうちに、子どもと同じ要素がたくさんあるとわかりました。

HSP(人一倍敏感な人)の傾向を調べるチェックリストがあります。エイレン・アーロン博士という方が提唱したもので、全部で27問あります。全て「はい」「いいえ」で答え、「はい」が14個以上だとおそらくHSPであるという判定結果になります。

私が何気にこのテストをやってみた結果、「はい」が20個だったのです!

私自身、学校という場所はあまり得意ではありませんでした。それでも、自分よりもかなり繊細な子どもにてんてこまいで、自分にどんな感覚や思考のクセがあるのかあまり見つめずに子育てをしてきました。

きっと、長男が学校に行けなくなってしまった頃、先生や他のお母さん達からも「ちゃんとしたお母さん」と見られたかったのかもしれません。

この自分の考え方のクセに気づいてから、私の子育てはとても楽になっていきました。

4.学校を休むかより大切だった「目の前の我が子を見る」ということ。

繊細な子は、ストレスや不安に敏感です。たとえ短期間の休みであっても、心や体を休ませ、本来の自分にリセットできる時間となるんです。

大事なのは、『学校に休まず行けるようになること』ではなく、自分の体や心の調子をコントロールしながら自分のペースで学校に行けるようになること。(その子にとって学校よりも他の居場所が必要であれば学校でなくても良いと思います。)

お母さんも一人の女性として、子どもがどんな状況であれ、安心できる場所で過ごす時間を増やすことが最優先。

発達科学コミュニケーション(以下、発コミュ)を学ぶ前は、そんな子育ての確信を持てなかった私ですが、発コミュで脳科学や子どもの発達について学ぶことで、

「子育てとは、その子の得意を伸ばしながら発達させてあげること」
「学校に無理をしていくことでその子らしさがなくなってしまっては本末転倒。」

という子育てをする上での『軸』のようなものを持てるようになりました。

また、発コミュの中で勉強することで、「学校よりも大事なのは子どもの心だよね」と言い合える仲間達と日々やりとりすることができるようになり、私自身が安心することができるようになりました。

長男の不登校問題の後、妹である娘の登校しぶりが始まったときには、「無理やり学校へ行かせるのは絶対にしない!」と心に決めることもできました。

だから、娘の調子が悪くてこれは無理そうだなと感じたときには「学校に行っても行かなくても全然いいんだよ!今日は休もうか?」と休みを提案することもありました。

長男が通っていたフリースクールに娘も一緒に行かせたときには、娘の担任の先生はちょっとびっくりしていた様子でした。

言葉には出さなかったけれど、「このお母さん、娘さんも不登校にしちゃうんじゃないかな」と思っていそうな雰囲気を感じたこともありました。

子どもは安心できるところで自分を受け入れてもらう経験をたくさんすれば、ストレスから回復し、自分で動き出す力をつけていくことができます。

お母さんも、自分が安心できる環境に身を置くことで、自信を持って子育てや不登校サポートをできるようになります。

「学校に行くのが当たり前」と思っている人と接するのがツラいと感じる時は、少し距離をとってもいいと思います。

「休んだって別にいいんだよ」と言い続けていた娘は、今、毎日学校に通っています。不登校になった息子も学校ではない場所で色々と面白い成長をしてくれています。

繊細キッズを育てる、繊細ママさん。パステルジャンプにもたくさんの不登校体験談が載っています。学校を休んでも成長している子ども達の記録が詰まっています。

あなたは一人ではありません。

ぜひ、たくさんの仲間の体験談を参考にしてみてくださいね。

▼繊細な子の“動けない理由”に合う関わり方を、もう少し深く知りたい方へ。

よくある質問(Q&A)

Q1.子どもが「学校に行きたくない」と言ったら、休ませてもいいのでしょうか?

A.大丈夫です。学校へ行くか休むかだけで判断せず、まずは目の前のお子さんの心と体の状態を見てあげましょう。学校で疲れ切っていたり、不安やストレスが強くなっていたりする場合には、安心できる場所で休む時間が必要です。大切なのは、お子さんの表情や体調もあわせて考えてあげましょう。

Q2.先生の登校刺激が強い場合はどうしたらいいですか?

A.先生の言葉だけで判断せず、お子さんの今の状態に目を向けてみましょう。この記事のママも、先生から「甘すぎる」と言われたことで対応が揺らぎ、息子さんが心を閉ざしてしまった経験があります。周りからどう思われるかよりも、お子さんが安心して過ごせているか、無理をしていないかを大切にしていきましょう。

Q3.子どもを休ませるたびに、周りの目が気になってしまいます。どうしたらいいですか?

A.まずは、周りからの評価を気にすることで、お母さん自身がストレスを抱えていないか振り返ってみましょう。この記事のママも、「ちゃんとしたお母さん」と思われたい気持ちに気づいたことで、子育ての判断が変わっていきました。自分が安心できる環境や相談できる仲間を持ちながら、周りの評価ではなく、目の前のお子さんの状態を基準に考えていきましょう。

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▼「2学期も学校行けなかった…」とがっかりする自分に悩みながらも、毎日の子どもの成長を見つけられるようになったママの体験談です

執筆者:すずき真菜
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)

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