「甘やかす」と「甘えさせる」は違う!子どもの自立が心配なママが身につけたい甘えさせる方法とは

発達凸凹の子どもへの対応で「甘やかしすぎじゃない?」と言われて悩みませんか?子どもはしっかり甘えさせてあげると自立して親から巣立って行けるんです!甘やかすことと甘えさせることの違いを理解して子どもが安心できる環境を作るには?
 

学校生活が苦手な子どもは甘やかさないで育てるべき⁉

不登校や登校しぶりをしている子どもを育てているお母さん、こんなことを言われたことはありませんか?

「子どもが学校を休むのは母親が甘やかしすぎなんじゃない?」

もしくは、お母さん自身、こんな風に思ったことはありませんか?

「もう少し我慢して頑張ればそのうち慣れて楽しく学校行けるようになるんじゃないの?」

「嫌なことをやらせないのは、甘やかしすぎ?」

人から言われて悩むのも、自分で考えて悩むのも、どちらも辛いですよね。

かといって、発達凸凹の子どもにできないことを無理にさせても、問題が余計にこじれてしまうとわかっているお母さんもいるでしょう。

そして、どのくらい子どものペースに合わせてあげるのが正解なのかがわからないということで悩むことが多いのではないでしょうか?

子どものペースに合わせてきたけどもう〇〇歳。このままで大丈夫?

この先の将来を考えるとこの子が自立できるか不安。やっぱりもっとお尻に火をつけるようなことを言ってあげたほうがいいのかな?

という風に考えてしまいますよね。

今回は、思春期の子どもでも、たくさん甘えさせて自立に導いてあげる方法をお伝えします!

自由に学びを選択できる学校で、正しい子どもの自立の方法を学んできました!

不登校・学校嫌いキッズの子育てに役立つwebサイト、パステルジャンプでは、先日、とある学校に見学に行ってきました!

大阪にある、箕面こどもの森学園さんです。

箕面こどもの森学園は、子ども一人ひとりの個性を大切にしてくれる学校です。何を勉強したいか、小学校の頃から子ども自身が考えて決められます。

行事や学園での決まり事は、多数決で決めることはしません。みんなで話し合いお互いの意見を受け止めて、自分も友だちも納得できるように想いを語り合うことを大切にしています。

子ども達が、自分の人生をたくましく切り開いていける大人になれるような力をつけることができるカリキュラムがとても魅力的です。

とても人気のある学校で、待機待ちのお子さんが100人以上いるそうです!

箕面こどもの森学園から育った子ども達の卒業後の進路についてお話を聞いてみると…

自分のやりたいことを仕事にして社会で活躍しているお子さんもいれば、大企業に就職しながらも好きなことをやっているというお子さんもいて、皆さん自分で学生時代に培った好きなことをやり遂げる力を活かしているそうです!

自由で主体的な教育を実践している学校では、小さな頃から子どもは大人に頼らず自分で決めて自分で行動する力があったのか…学校のスタッフも、あまり手を貸さずに育てているのかな?と気になりますね。

一般的な学校の教育スタイルとは違う学園の様子に、メンバーみんな「こんな学校が自分の住む地域にもあったら絶対通わせたい!」と思いました。

けれど、素敵な学校が増える間に子どもはどんどん成長していくもの。

私達の家庭でも箕面こどもの森学園さんの子どもへの接し方を真似するべく、子ども達との関わり方で大事にしていることを聞きました!

思春期の子どもだって甘えることができてこそ自立する!

見学後の質問タイムで、こんな質問をさせていただきました。

ーー自由に選んでいいよ、決めていいよと言っても、「自分でやりたいことを決められない」「やりたいことがわからない」と、意欲がない子も多くいますが、そのような子に対してはどのように接してあげたらよいですか?

すると、こんな回答をしていただきました。

「子どもの意欲が湧かない原因としては、社会や大人が決めた狭いレールを子どもに強要してしまっている場合が多いからなんです。意欲はどこから来るのでしょう?それは、『子どもの安心感』です!十分に甘えることができて安心した時に、やってみようという気持ちが湧いてくるんです。子どもの心の成長は、甘えと反抗を行ったり来たりして育ちます。甘えを受け止めてもらえると、『よし、自分で!』と思えるようになっていくんですよ。」

たくさん甘えさせてあげていいんですね‼

子どもに自由な選択をさせてあげたい!と思っていても、私達親も、社会の風潮や自分が育ってきたレールに縛られて、子どもが困らないように、失敗して辛い思いをしないようにと手を貸してしまうことが多いのかもしれません。それは、「甘えさせる」ではなく「甘やかし」です。

「甘やかし」は、子どもが甘えたい、安心したいと思って親に身を委ねてきたときに受け止めてあげることとは違います。

十分甘えさせて、やりたいと言われたら自由にやらせてあげて、手や口を出さずに見守る。大人がそうした関わりをしていくことで、子どもは自立していくのですね!

子どもが大きくなっていくと、甘えてきたかと思ったら反発してきたり、こんなに大きくなったのにまだこんなに甘えてくるの?と違和感を感じてしまうこともあるかもしれません。

けれど、それでいいんです!

「自立しよう!」と思ってチャレンジしたけど、不安になったり、失敗して落ち込んだりすることもあります。そんなとき、思春期に入ってきた子どもは恥ずかしくて素直に甘えることができません。

何か親に頼み事をしてきたらできる限り応えてあげる。

何か声をかけてきたら、手をとめてしっかり視線を合わせて話をを聞いてあげる。

友だちや先生の愚痴を注意しないで最後まで受け止めて聞いてあげる。

そんな風に、子どもの甘えたいタイミングをたくさんキャッチできるように、普段から「甘えさせる」準備をしておきたいですね!

パステルジャンプ勉強会では、発達科学コミュニケーションを受講したママ達が、更に我が子を伸ばす対応の研究を行って、毎月シェアしています!

今後も、子どもの発達が伸びる学校を訪ねたり、元不登校さんや、社会で活躍する発達凸凹さんにリアルでお話を聞きに行ったりする予定ですのでお楽しみに!

\こちらの記事でも子どもの自立を促す方法が学べます!/

執筆者:パステルジャンプ編集部

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