引きこもりの中学生の行動量がぐーんと上がり新しい一歩を踏み出せる毎日の習慣「1日1チャレンジ」!

子どもが引きこもり気味になると行動量が激減しますよね。難しいことや本人にとって辛いことをやらせてもかえって逆効果。思春期真っ只中の中学生でも受け入れられる、毎日の簡単なチャレンジで、無理なく行動を促すことができますよ。
 

1. 不登校になって、行動量が激下がり。引きこもりの毎日から少し視野を広げたい

登校しぶりをしたら「学校を休ませた方がいい」という情報をよく耳にするようになったので、休ませてみたものの、いざ、休ませると、部屋に引きこもってゲームやYou tube三昧の日々。このまま、ずっと引きこもりになってしまうのでは?と心配になっていませんか?

今までやっていたスポーツや学習、課外活動、友だちと遊ぶ機会も少なくなり、家族との会話も減ってしまうと確かに刺激も、行動量も激減してしまいます。

発達障害がある場合や繊細なタイプのお子さんだと、その特性から、なおさら、新しいことや、場所に不安を感じやすい傾向があり、引きこもりがちになってしまいます。

まだ不登校の初期の段階で、心身とも弱ってしまっている場合は、まずはしっかり休んでエネルギーを取り戻すことが先決ですが、家の中で落ち着いて過ごせるようになってきたら、少しずつ活動量をあげていきたいものです。

とはいえ、中学生の思春期の子を親が無理やり外へ連れ出したり、勉強させたり、何かの活動をやらせようとしてもうまく行かないことが多いのも事実。
あくまで本人が主体的に「やってみたい」と思う活動をさせることが、脳への刺激と発達の促進のために、もっとも優先させたいことです。

2.自分で考え、行動してほしいと願うものの、強制しても、脅してもうまくいかない思春期の中学生

我が家の自閉症スペクトラムのグレーゾーンで中学2年生の息子は、中学1年生になった5月から不登校になりました。

小学校6年間続けた野球も辞め、友だちとも疎遠になって外出機会はほぼなくなってしまいました。
散歩や買い物に誘っても「行かない」ということが多く、運動量は激落ちしました。
 
また、
「もう、アニメも見飽きたから、新しいアニメないかなー。」
というので
「人気のアニメとか調べてみるのはどうかな?オンラインスクールのスタッフさんや友だちに尋ねてみるとか?」
と提案しても、
「面倒くさい。」
と、自分で考えて動くことを億劫がる様子もみられました。

かといって、
「自分から声をかけなさい!」
とか
「自分で調べなさい。」
などと突き放したところで、行動力は上がっていかないので、息子にとって、“気軽に”一歩を踏み出せるような声かけができないか考えました。

3.1日1チャレンジ!出来ることを少しずつ体験しよう

ここからは、私が実際にどのように息子に声をかけたのかをお伝えします。

日1つ、何か新しいこと、やったことのないことにチャレンジしてみない?どんな小さなことでもいいよ!」
「例えば…新しいゲームを見つけてやってみる、とかでもいいよ!」

と言ってみました。
一旦ゲームとYou tubeだけの生活で固まってしまうと、何か他のことをするのは“面倒くさい”。
それならば、毎日簡単に少しずつ出来ることを経験していったらどうだろう?と思ったからです。

すると、
「何でもいいなら、いいけど。」
とのこと。

1日1チャレンジ、が始まりました。

「今日はどんなチャレンジする?」
「今日のチャレンジは何?」
「今日は、どんな新しいことをしたかな?」

など、さりげなく問いかけるようにしてみました。

自分で決めるのが難しいお子さんであれば、お母さんから「今日は、こんな挑戦してみない?」など、提案してあげてもいいと思います。

息子は、
「う〜ん。そうだなぁ。今日はオンラインスクールで、新しい友だちとゲームをやった。」
「新しいズボンを履いてみた。」
「新発売のお菓子を買った」

と本当に小さいことや、好きなことばかりですが、日々、色々な初めてのことに挑戦するようになりました。

4.新しいことへの挑戦が増え、次のチャレンジも見えた!

ある日、マクドナルドに行こう、と誘うと、平日昼間なのでかなり躊躇しながらも、息子がついてきてくれました。そして、今まで頼んだことのない「ハンバーガー」を頼んでみる!と言いました。

「なんで?!」と聞くと、
今日の1チャレンジだから。ハンバーガー、食べれるか、食べてみようと思って。」
と言ったのです!

感覚過敏のある息子。今まではハンバーガーなどのひき肉料理は見ただけでNG、でした。
私が何気なく提案した「1日1チャレンジ」をしっかり心に留めて自分ごととして挑戦してくれたことが、まずは嬉しかったです。

これをきっかけに、ファーストフードやファミレスで、食べたことのないメニューにもチャレンジしていけたらいいなと思います。

最近では、参加しているオンラインのスクールでも、様々なゲームの活動に自ら参加するようになり、積極的に楽しめるようになりました。

元々、自分から物事を決めたり、企画したり、新しいことを始めたり、行動することが得意ではない息子。
これからは、焦らず、どんな小さな一歩でも、新しい環境や物事に取り組む気持ちを大事にして、

「やってみよう」

という気持ちを育てて、これからの進路選びにも主体的に関わる力になっていくといいなと思っています。

引きこもりがちな中学生でも、おうちで気軽に取り組めますよ。声かけのしかたなど、参考にしてみてくださいね。

執筆者:菊池 のりか
発達科学コミュニケーションリサーチャー

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