発達障害グレーゾーンですぐ諦める思春期男子が意欲を出して再チャレンジしたママの声かけとは?

すぐに諦める発達障害グレーゾーンの思春期息子。中学校の初めての運動会で過去に諦めた縄跳び競争に出場することになり、出たくないと大騒ぎ。苦手な縄跳びに再チャレンジし、競争で一番になったことで自己効力感をアップしたママの声かけをお伝えします。

1.すぐに諦める原因に発達障害が隠れていることがある

子どもが外遊びをする時になぜかうちの子の動きがぎこちないと思ったことはありませんか?

周りの子どもたちと同じように体が動かせないのは運動音痴だから?

そう単純に考えてしまうのは待ってください。

体の動きのぎこちなさは脳の中の、体の動きをコントロールする司令塔の役目を担う部分が、動作を上手くコーディネート出来ていないことが原因です。

何かの活動を行うためには、同時に複数の身体部位を動かしたり、目で見た情報を正確に捉えながら運動したりします。

私たちが無意識に行っている日常生活の中にもこのような動作が入っています。

発達の個人差もありますが、発達障害グレーゾーンの子どもたちは出来なかったことをネガティブに受け止めやすい傾向があります。

うまくいかない体験が積み重なることで、出来ないと思い込み様々な行動がストップしてしまうことがあります。

子どもが思春期になるとプライドも出てきます。プライドが邪魔をして「失敗しそうだからやらない」というふうに成長の機会を逃さないようにしてあげたいですよね。

脳は行動することで発達していきます。

ママが上手く声かけして諦めることなくチャレンジさせることが大切なのです。

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2.縄跳びが出来なくて、体育の時間がストレスになる

我が家には発達障害グレーゾーンの息子がいます。

息子が小学生の時、「縄跳びが出来ない!」とイライラしていることがありました。

母「家で練習すればいいじゃない」と声をかけるも

息子「嫌、やりたくない」

母「縄跳びの縄が飛びやすく改良されている縄跳びを買ってきたよ。これで試してみてよ」

息子「やる気ない」

こんな調子で、いろいろな縄跳びを購入したのも虚しく、そのまま飛ぶことを諦める選択をし小学校を終えました。

中学校に入り、初めての運動会でじゃんけんで負けて縄跳び競争に出ることになってしまいました。

思春期真っ只中の息子は「俺はやりたくない、出来ないと言っているのに出場することになった。運動会にいきたくない」と家で騒いでいました。

息子はお友達とワイワイできる運動会は楽しみたい行事の一つ。

ここで縄跳びを克服できれば、自分にも自信がつくはず。

小学校の時に出来なかったことがネガティブな思い出になっているんだ、なんとかチャレンジさせることは出来ないのかと考えました。

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3.思春期男子がママの声かけで「自己成長」を感じることが大切

思春期の子どもの行動を促すにはママも一緒に遊ぶ雰囲気を作ることから始めましょう。

◆ママが先に楽しそうにやりながら、何気に手本を見せる

まずは、ママが縄跳びの練習。

「久しぶりに縄跳びするけど、足が上がらないわー」

縄跳び競争なので縄を回しながら、自宅周りをゆっくり走って見せました。

息子に「こんなふうに走るんだよ。イメージできた?」

縄跳びの見本を息子に見せて言いました。

◆諦めた時の自分ではない!を本人に理解させる肯定の声かけ

「もうあなたは中学生になった。
縄跳びが出来なかったのは小学生の時の話で、あれから体も心も成長してる。
腕も長くなったし、力もついてるから縄跳びは何度も回数を飛べば、できるようになるから。
やってごらん。まずは一回縄跳び飛んでみよう!」

縄跳びの縄の長さを調整して、一度その場で飛ばせました。

「飛べてるよ!」「出来てるよ!」と肯定の声かけをかけ続けました。

一週間、夜になると人にあまり見られないところで練習して、本番当日、息子はめでたく一位をとることができ、良い成功体験となりました。

思春期に入るとプライドが邪魔して、小さい時の出来なかったことをネガティブにずっと引きずることがありますが、そこはママの声かけで捉え直しができると発達は加速します。

発達障害グレーゾーンのお子さんが過去のことを気にして動けなくなっていそうな時は、小さい時と比べて、体も心も成長しているんだよと自分自身の成長をまず感じさせてあげてみてください。

過去のネガティブな思い出を切り離していくことができたとき、「俺は成長している!できるようになっている!」と思えたら自己効力感もアップして、チャレンジ精神も出てきますよ。

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☆メルマガ読者さんからのご感想☆
不登校の息子をどうにかしたい、息子の気持ちを知りたいとネットサーフィンする中、パステルジャンプの記事にたどり着きました。清水畑さんのメルマガを読み始めたとき、思春期の子どもと会話が出来るようになんてなるの?と半信半疑でしたが、毎日届くメルマガの中に不登校を経験しても子どもの未来は明るい!とご自身の経験談が書いてあり、説得力がありました。(Oさん)

執筆者:中曽根里美
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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