今日のテーマは
白黒思考の子の
3つの思考の偏りをなくせば
「学校しんどい」が落ち着く
です。
白黒思考とは
ものごとを極端に判断してしまう
思考のクセです。
例えば
「先生に注意された」
↓
「もう学校行かない」とか
「テストでちょっと間違えた」
↓
「もう人生終わった」
こんな極端な思考パターンのこと。
この極端な思考が
行動のブレーキの根源
といっても過言ではありません。
今日は
白黒思考の子が抱える
3つの思考の偏りの理解を
深めましょう。
1)偏った「受け取り方」
↓
初めてのこと=怖いこと
などのように
不安や恐怖を必要以上に
キャッチしてしまい
見通しが立たないことは回避
しようとします。
2)偏った「記憶」
↓
過去の失敗したことや
つらかったことなどの
経験の記憶から
「次も失敗するにちがいない」
と推測して、ブレーキをかけます。
3)偏った「判断&指令」
↓
受け取り、記憶、から
脳は総合判断して
何をするか、何をしないか、
指令を出します。
この判断の力が未熟で極端なので
「何もしない方が安全」と
行動にブレーキをかけます。
危険を察知して
それを回避しようとするのは
脳の本能的な働きなので
それ自体が悪いわけではないんです。
ただ、それが、極端すぎると
行動がどんどん制限されて
しまう、ということ。
もし、学校が合わない子の
行動力(学校行ってもいいよー)
を引き出すならば…
思考のクセを和らげる
会話をスタートしてほしいんです!
この思考の癖は
HSCさんや
ASDグレーさんに
多くみられるお悩みです。
おすすめの対応2選をご紹介
1)安心を作る声かけ
「そっかー、学校しんどいんだねー」
これ、お預かりしておきますの言葉
と呼んでいるのですが
ポイントは、否定も肯定も
していないこと。
ただ、受け止めているんです。
むげに否定されない、
むげに正論を言われない、
これが、子どもの安心感をつくります。
不安を過敏に察知する
脳の偏りがあるので
最初にやってあげるのは
この「安心づくり」で
過敏に反応しすぎる状態を
落ち着かせてあげることなんです^^
2)次は
等身大の自信が育つ肯定の声かけ
肯定、褒める、というと
「何かできた時」
「大人が思う行動をしてくれた時」
にかける声かけ
という印象があるかもしれませんが
それでは等身大の自信は育ちません。
おすすめなのは
お子さんが大切にしていることに
興味関心を示してあげること。
ゲームをやっていたら
「今日の調子はどう?」
「へー、難しそうなことやってるんだね」
「それお母さんにもできるかな」
と声をかけてあげること^^
子どもにとっては
自分の好きなモノ、
自分の心の拠り所になっていることを、
「認めてもらえた」
↓
「自分のことを認めてもらえた」
と感じるきっかけになります。
こんなふうに、お子さんが
穏やかに過ごせるようになると
脳の過敏な反応は
落ち着いてきます。
過敏な反応がでるときは
お子さん「荒れている時」なんです。
だから、安心と自信を育てて
「思考のクセ」「思考の偏り」を
和らげてあげるところから
スタートしてみましょう^^
今日はここまでです!