外出を嫌がる不登校キッズにどんな声かけをすればいい?


こんにちは。

ジャンプ通信のお時間です。

よくあるお悩み相談:

「子どもが外出したがりません。
どんな声をかけたらいいですか?」

とご質問をいただくことがあります。

なのですが、ごめんなさい!
これ、カンタンには
お答えできない質問なんです。

なぜなら、問題の本質は
「外出するか、しないか」
にあるわけではないから、です。

今日は、講座生のMさんが
勉強会で発表してくれた
レポートから

「我が子に合う声かけ」
を発見するステップを
紹介します。

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Mさんが
発達科学コミュニケーションを
学び始めてくださったのは

お子さんが小5から
不登校になったことが
きっかけでした。

基礎講座の学びで
親子の関わり方をガラッと
変えたことで

「死にたい」
「いなくなりたい」
と言っていたお子さんに

笑顔が増える、
規則正しい生活ができる、
家の中での行動が増える、

など変化が出てきました。

そんな感動から
「もっと学びたい」と
上級講座に進まれました。

そして残っていた課題、
「人目が怖くて外出できない」
へのサポートをスタートしました。

多くのママは
「学校に行かないこと」
「外出しないこと」
に意識がいってしまうのですが

実は、それは
表面的な課題で

その根本にある「本当の課題」
を解消するのが先決なんですね。

Mさんのお子さんの場合

なぜそんなに不安が強いのか、

人目を気にしてしまうのか、

という本質の部分(特性)
の課題がありました。

お子さんは白黒思考が
とっても強くて

「学校に行かないことは
 悪いこと」

「学校に行けない自分は
 ダメなヤツ」

「同級生にどう思われるか
 とっても怖い」

こんなネガティブな感情から
外出しなくなってしまったのです。

だから

同級生が活動している
時間帯は、外出しない。

同級生がいそうなエリアには
足を踏み入れない。

いつまでたっても
行動できる範囲が
広がっていきませんでした。

Mさんのお子さんの
「外出したくない」には

Mさんのお子さんの
嫌だと感じる「背景」
があります。

なので、一概に、
「この声かけすれば
 いいですよー」と
お答えしにくいのです。

Mさんは
お子さんの特性を理解しながら
「この挑戦ならできるかな」
という

スモールステップで
提案をしていきました。

「スモールステップ」
大切なので
覚えておいてください。

「ここまではできた」という
プチ成功体験の積み重ねが
大切です。

大人がやらせたい
ハードルが高いことを
いきなり挑戦させても

うまくできなかった
というネガティブな
記憶が残ってしまうと

白黒思考の子は
もっと行動できなくなって
しまいます。

スモールステップの成功体験と

「楽しかったね」
「気持ちよかったね」
「美味しいもの食べたね」
「体動かしてスッキリしたね」

プラスの記憶を上書きする
ママの声かけもどうかお忘れなく。

Mさんが、こうやって
わが子に合わせた声かけを
できるようになったことで

お子さんは、昼間でも
友達がいるエリアでも
外出できるようになりました。

Mさんがお子さんに合わせた
声かけをできるようになった
ステップをおさらいしておきましょう。

1)感情的な反応をしない
 ↓
安心、自信の回復が最優先

2)お子さんの観察と知識
 ↓
どうしてこんなに嫌がるのか
本質的な課題の把握

3)嫌がらずに行動できる
スモールステップの目標設定

4)子どもが嫌がらない
提案の仕方(声かけを磨く)

5)行動したら必ず
成功体験の記憶をつくる声かけ

このステップの理解と実践が
わかれば、

お子さん挑戦を後押しできる
ママになれます。

今日はここまでです。

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