不登校の再登校チャレンジは3つの選択肢で「学校行けなかった…」の自信喪失を阻止し勇気を手渡そう!

不登校期間にじっくり休み、エネルギーが回復してくると再登校にチャレンジしようかと思う子が出てきます。ポイントは行けるかどうかではなく、どんな選択をしても自信喪失しないでいられるか。自分の選択に勇気を持てる方法をお伝えします。

1.不安が強い子には「学校を休む」を入れた選択肢で勇気を手渡せる!

不登校の子どもの中には、不安が強く、完璧主義、慣れない環境に疲れやすく恐怖を感じたりする子どもがいます。

不登校の期間にエネルギーが回復して、再登校にチャレンジしてみたい気持ちになったけれど…

まわりからどう思われるだろう。
失敗して注目されたらどうしよう。
怖いからやっぱりやめよう。

こんな気持ちで、お母さんや先生が
「しんどかったら途中で帰っていいよ」
「好きな教科だけでも行ってみる?」と言っても…

「そんなのずるい(完璧主義)」
「クラスメートに何と思われるか怖い(不安が強い)」

等の考えで一歩を踏み出せずに再登校をあきらめてしまい、
「やっぱり学校行けなかった・・・」とさらに自信を無くしてしまいます

この記事では、完璧主義や不安の強さで再登校にチャレンジできない不登校の子の自信喪失を、「学校を休む」を含めた3つの選択肢にすることで防ぐことができた方法をお伝えします。

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2.新学期さみだれ登校が増える時期の対応を見誤らずに不登校さんの再登校チャレンジ

新学期は、長らく不登校の子でも「今年は行ってみようかな」「どんなクラスかちょっと気になるな」など、気持ちの変化が起こることが多い時期です。

我が家のHSC(Highly Sensitive Child:ひといちばい敏感な子)の娘は、不安が強く、完璧主義で、周りの人にどう思われるかを気にして動けなくなってしまいます。

何をするにも他人の目が気になってチャレンジできず、自分に自信が持てない。
できない自分はダメだ。周りの人にどう思われるか不安な様子でした。

現在中学3年生の娘は、中1の6月から完全不登校です。
中1の3学期からは週2回フリースクールに行っていますが、全く勉強には手を付けず、イラストを描いたり、動画鑑賞やゲームしたりの毎日を過ごしていました。

中2の担任の根気強いアプローチにこたえる形で中2最後の修了式には出席して、教室で通知表をもらって帰ることができました。

修了式の後、担任の先生に
「新しいクラスがどんなメンバーか知りたいでしょう。修学旅行もあるしね。」
と声をかけてもらって、中3の始業式の日も登校する気持ちになりました。

この娘の気持ちを「やっぱり行けなかった…」と自信喪失の材料にしたくない!と思い、次の方法で中3の始業式からの再登校に向けて春休みにサポートをしていきました。

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3.行けるかどうかではなく何を選んでも結果オーライで自信になる!

◆お母さんの失敗を子どもの勇気の材料に!完璧主義をやわらげる言葉「まぁいっか」

まずは完璧主義をゆるめるために、私が失敗したときに明るく積極的に「まぁいっか」と言うようにしました。

お茶をこぼしても
「まぁいっか。拭けばいいし!」

火にかけた鍋がふきこぼれても
「あーやっちゃった!まぁいっか!ついでにコンロ掃除しちゃおう」

寝坊してお弁当が手抜きになって
「うわー、寝坊しちゃった~。今日は卵焼き無しだけど、まぁいっか!
その代わり、ふりかけ2種類にしておくね」

以前は、良くこぼしたり落としたりする娘に

「またこぼしたの?気を付けてよ」
「また落としたの?不安定な置き方するから」
などと注意を促すつもりで声をかけていました。

不安が強い娘は「こぼしたら怒られる…だから絶対こぼしたらダメだ」と気が休まらなかったことでしょう。

いざ、中3の始業式当日、朝からは無理だったものの、3時間目の学活の途中からクラスに入ることができました。

途中から入れたということが大変大きな変化なのです!
完璧主義がゆるんだことで、「授業時間途中からクラスに入るなんて無理、帰る」とならずにスーッと入ることができたのです。

◆選択肢は3つ

さらに、「修学旅行くらいは行こうかな」とつぶやいた娘に「修学旅行に行くなら、新クラスがどんなメンバーか知っておいた方がいいんじゃないかとお母さん思うな~」などと話し、修学旅行関連の授業を中心に出席することを勧めました。

夜リラックスしているときに、
「明日の作戦どうする~?学校行くか、フリースクール行くか、家にいるか?
3つの選択肢で、翌日の時間割と給食の献立を見ながら決めました。

以前は硬い表情で考えていましたが、だんだんと明るく「明日の献立アツいな~、春雨スープ旨いんだよな~」と考える様子が見られるようになってきました。

でもこの日は5教科びっしり+苦手な体育という時間割だったため、フリースクールに行くことに娘が決めました。

◆学校を休んだ日こそ楽しい1日にしよう

さらに、娘が「お母さん、給食の春雨スープ作れる?」と聞いてきました。

「献立表の分量でやってみようか!」「フリースクール行ってる間に材料買っておくね」と明るく対応し、フリースクールから帰ってきた娘に声をかけながら料理しました。

「給食ではニンジンはどんな切り方?」
「チャーシューなんて入れてるんだね!どんな味かな!」

私が作った春雨スープは「給食には似てるけどやっぱりお母さんの味」になってしまいましたが、給食は食べに行けなかったけれど家で楽しいひとときを過ごせました。

いかがでしたか?

何よりHSCの娘が自分の気持ちで自分の意見を言うことを怖がることなく自然と明るくできるようになっていることが嬉しいです。

完璧主義をゆるめて、学校に行かなくても良いことがある!」という選択肢をプラスした3つの質問で、休んでもいいんだという安心を手渡すと、自信喪失を防ぐことができます。
自分の意見を言うことへの恐怖感も軽減でき、チャレンジする勇気がわいてきますよ!

執筆者:岡千恵
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)

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