自分の意見を言えない我慢しがちな子が「僕はこうしたい!」が言えるようになるママの声かけ

繊細で周囲の空気を敏感に感じ取る子どもが、ママの声かけで自分の意思を伝えられるようになった体験談を紹介します。親子のコミュニケーションの工夫や具体的な声かけの方法を通じて、子どもが自分の意見を言えるようになるためのポイントを解説します。

1.自分の気持ちを抑えがちな繊細さん

周りの空気を読みすぎて自分の意見を言えずに我慢してしまう繊細さん(HSC; Hyper Sensitive Child)。

一見、手のかからない聞き分けのいい子、に見えますが、自分の思いを心の中にとどめてしまい、いつも我慢。そのうち自分の本当の気持ちが分からなくなったり、ストレスを溜め込んでしまう場合があります。

繊細さんこそ、我慢せずに自分の思いを口に出してほしい!

そんな時は、些細なことでもいいので、まずお家で自分の意見を言わせて、その通りにしてあげることが解決の一歩になります!

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2.自分の意見を言えないことで我慢ばかりでストレスMax!そして不登校に…

我が家にはHSCの現在中1の男の子がいます。小さい頃から周りの空気を読み過ぎる子で、保育園の頃は「○○くんの指示待ちが気になります」と言われていました。

言われたことはパッと行動するし、切り替えも早い。だけど、他人を優先しすぎて自分の意見を言えず、ガマンガマン、ストレスを溜め込んでいる状態でした。

当時の私は、息子のことを、友達と仲良くできて、勉強もよくして、聞き分けのよい優等生、と思い込んでおり、無理な我慢をしているとは全く考えていませんでした。

小学校に上がると、周りの空気を読みすぎて知らないうちに疲れをため、「頭痛い…」と月1回くらいはお休みするように。

今思うと不登校の前兆でした。ただ、ちょうどコロナ禍だったこともあって休みやすく、時々なぜ休みたがるのか、私は全く理解していませんでした。それどころか「サボりじゃないの!?」とさえ思っていました。

そして小学5年生、集団でのストレスがMaxとなり、不登校になりました。

この時、息子は自分の気持ちや思いでさえ口に出せない状況でした。本当はしたいことや欲しいものがあっても、「どうせママにダメって言われるから」と考えて、言い出すことができなくなってしまいました。

そんな息子の様子を見て初めて、息子がHSCで、周りの空気を読みすぎるあまり自分の気持ちに蓋をし、自分の意見を言えなくなっていることに気づきました。

3.家庭で始める!意見や気持ちを伝えるための最初のステップ

お家の外で自分の意見をはっきり言うのは、HSCの子どもにはハードルが高いもの。ましてや不登校中ならなおさらです。

我が子が不登校になって私は発達科学コミュニケーション(以下、発コミュ)を学び始めました。

発コミュを通して、まず、母である私が安全基地になろうと決め、家の中で意見を言うトレーニングをしようと思いました。

トレーニングといっても、日常生活の中でやりたくないこと、嫌なことにNo!やりたいことにYes!を言う作戦です。

繊細さんは、親が考えていることをものすごく深読みしてくるので、本人が話し始める前から、親は心を開き、何を言われても否定しない態度で接することに気をつけました。


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4.子どもが自信を持って自己表現できるようになった我が家の会話

ある夏休みの平日。夫が子どもたちと一緒に水族館に行こうと誘いました。
「やだ!俺は絶対に行かない!」「水族館には行きたい気分じゃない」としっかり拒否。

しかし、夫はきょうだい皆を連れて行きたかったようで、何度も食い下がってあの手この手で誘ったそうです。遂に、仕事中の私のところまで電話が!

息子:「パパが水族館行こうって、何度も誘ってくる。俺は行きたくないっていっているのに…」

母 :「そっか。○○くんは水族館に行きたくないんだよね?

息子:「何度もそう言っているんだけど…」

母 :「そうだよね。いいんだよ、断っても。

息子:「ええ~…だけど…ママから言って。」

母 :「大丈夫、大丈夫!パパも鬼じゃないから、ちゃんと理由を言ったら分かってくれるよ。誘ってくれるのは有り難いけど、今日は他にしたいことがあるから~って断ってみたら?

息子:「う~ん…そうかなあ…」

その後、息子は夫に 

「今日はやりたいことがあるから、水族館には行かない。誘ってくれたのはうれしいけど、今日は行かない。」

自分の意思を伝え、その日は家で過ごしました。

帰宅後、妹から「むっちゃ楽しかった!!○○ちゃんも行けばよかったのに~!」と言われ、息子は返事に窮していましたが、

母 :「いいんだよ、○○くんがこうするって決めたんだから。△△ちゃんは水族館、楽しめたんだね?」

と間に入って息子のとった言動を肯定してあげることで、息子はほっとした顔をしていました。

これを機に、自分の意見をたくさん言うようになってきました。

焼き肉屋行きたい
週1回くらいは好きなものを食べたい
新鮮な卵と炊き立てご飯があるときは卵かけご飯がたべたい
パソコン作ってみたい
このゲームがしたい
ニンテンドースイッチⅡが欲しい
ユニクロ行きたい
温泉はのぼせるから行きたくない
朝ちゃんと起きるから兄みたいに0時まで起きていたい…

などなど…大したことのない内容に見えるかもしれませんが、口にして言うことで、今まで自分の思いを吐き出せないでいた息子はストレスを溜め込むことが減り、だんだん元気になっていきました。

もちろん、全てをかなえることはできないのですが、まずしっかり思いを受け止めてあげたことがよかったのだと思います。

今では、家の中ではしっかり自分の考えを言えるようになり、家族のみんなから信頼されています!


いかがでしたか?外で自分の意見を言えない子には、まずはお家で意見を言えるようにしてあげる経験が必要です。

皆さんもぜひやってみてくださいね!

▼自信をなくしがちな繊細さんとのコミュニケーションのコツを学んでみよう!

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