不登校のお子さんに
「家で何かしてほしいな…」
そう思って誘っても
「やりたくない」
「別にいい」
と断られてしまう。
そんな日が続くと、
声をかけること自体が
だんだん怖くなってきませんか?
今日は
1年以上不登校だった
中1の女の子が
“お菓子作り”をきっかけに
ひとりで行動できるように
なったエピソードを
お話しします。
ご紹介するのは
一緒に学んでいる生徒さん
黒柳さんのストーリーです。

*写真右のいちばん手前が黒柳さんです
黒柳さんのお子さんは
中学生の女の子。
不登校になってから
家ではほとんど何もやらず
外出も平日は
ほとんどできない状態でした。
「やりたいことはある?」
と聞いても
「別にない」
「好きなこととかない」
と答えられない様子。
お母さんとしては、
何か経験させてあげたい、
でも誘うと断られる。
その繰り返しに、
心が折れそうになっていました。

転機になったのは
“好きなことを探す”のを
やめたことでした。
代わりにやったのは
とてもシンプルなこと。
・今できていることは何か
・どこまでなら負担が少ないか
・丸ごとじゃなく、分解できないか
を見直したことだけ。
たとえば、
「お菓子作りをしよう」ではなく
「混ぜるだけ、手伝ってくれない?」
そんな声かけです。
材料はママがすべて準備して
お願いしたのは“ほんの一部分”。
来てくれたこと自体を喜び
手伝ってくれたら
「プロみたいだね〜」
「パティシエみたいだね」
と、子どもが欲しがるワードで
ちょっぴり肯定。
すると、少しずつ変化が起きました。
最初はママと一緒に。
次は、ママ隣にいるけど
見守るだけ。
そしてある日
ママがいない時間に、
ひとりで最後まで作りきったのです。
その後、娘さんはこう言いました。
「お菓子作り、好きかも」
「もっとおいしく作れるように
極めたい」と。
”好きなことはない”と言ってた子が
自分から「やってみたい」を
口にした瞬間でした。

ここで大事なのは、
「みなさん、お菓子作りしましょう!」
ということではありません。
お菓子作りが
正解だったわけではありません。
正解だったのは、
・今できることから
・1ミリだけ負荷をかけて
・成功体験を積ませた
こと、だったのです。
動けた経験のあとに、
「やってみたい」の気持ちが
育ったのです。
もし今、
「何もしてくれない」
「好きなことがない」
そう感じているなら、
無理に探さなくて大丈夫。
まずは
“今できていることを分解して、
ほんの少しだけお願いする”
そこからトライしてみてください。
小さな一歩が、
あとから大きな成長のきっかけ
になることが、実はとても多いんです。
また、次回も、
Nicotto講座生の
実践のストーリーをご紹介します。


