子どもが意見を言えないのはなぜ?選べない不安を抱えた親の見方が変わり子どもが選べるようになった話

子どもが意見を言えない姿を見て、将来意思決定の場面で大事な選択ができるのか不安になることはありませんか?それは考える力がないからではありません。選べなかった娘の実体験から、子どもの見方が変わった理由と、今できる準備をお伝えします。

1.「どう思う?」に答えられない…子どもが意見を言えない姿に不安になる

「どう思う?」
「どれがいい?」

そう聞かれても、黙ってしまう子がいます。

自分の気持ちがないわけじゃない。考えていないわけでもない。
でも、言葉にしようとした瞬間に止まってしまう。

「間違えたらどうしよう」
「変なことを言ったら嫌われるかも」

そんな不安が先に立ち、“意見を言う”“選ぶ”という行為そのものが怖くなってしまっているのです。常に評価が付きまとう学校ならなおさら、自分の意見を言えません。

子どもが意見を言えない姿を見ると、親も「この子はなんで答えられないの?」と心配になったり「とりあえず返事だけでもしなさい」など、せかすような言葉をかけたりしてしまうこともあるでしょう。

意見を言えないのは、考える力が足りないからでも、意志が弱いからでもないんです。
安心して選べる状態に、まだなっていないだけなのです。

それなら、どうすれば安心して選べる状態になるのでしょうか。

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2.不登校の娘と向き合う中で気づいた“私自身の不安の正体”

現在中学3年生の娘は中学1年生の6月から完全不登校になりました。
勉強はせず、好きなイラストを描いたり、YouTubeを見たりゲームをしたりして過ごしていました。

このままの不登校の過ごし方が続くなら、高校の選択肢をたくさん持っておいたほうが良いと思い、私は少しずつ情報を集め始めました。

不安が強くて繊細な娘でしたが、だんだんと行動力が上がってきたのを感じ、中学2年生の夏ごろ、今後はどうしたいのか聞いてみると「高校には行きたい」と言いました。

しかし、私の中には別の不安がありました。

今のままの娘だったら、高校を選ぶのだって、周りの意見を気にして自分の意見を言えないかもしれない。さらには将来の大事な選択の場面で「どうしたい?」と聞かれても、何も言えなかったらどうしよう。

そこで、いずれ訪れる大きな選択のための準備をはじめることにしました。実際どうやったのか次にお伝えします。

3.選ばせるのではなく選べる状態を育てる!将来の大事な選択に備えて今できること

まずは家の中で小さな選択をする経験を積んでいきました。
「オレンジジュースかリンゴジュースどっちがいい?」
「おやつは今食べる?それとも犬の散歩の後に食べる?」
「うどんは冷たいのとあったかいの、どっちがいい?」

家の中で選択ができるようになってきたら、娘はおしゃれに興味を持っていたので、洋服を買う際の、お店での小さな選択からやっていきました。
『GUのパジャマコーナーでパジャマ選び』
『ユニクロでベルト選び』

大事なポイントは
・小さな選択をさりげなく渡す
・答えを急かさない
・正解を教えすぎない
・選んだ意見を必ず肯定する

頑張って選んで意見を言った子どもに対して「あなたはこっちがいいと思う」「あなたにはこっちのほうが合うよ」なんて言っていませんか?意見が認められなかった経験は深く傷となって記憶に残ってしまいますのでNGです!

「いいね!」「そんなかわいいの見つけたんだ!」「こんな色もあるんだね」などまずは肯定して、何を言っても大丈夫という安心を手渡しましょう。

少ない選択肢から選べるようになってきたので、私は娘と「香りを選ぶ」という体験をしてみようと思いました。
嗅覚過敏もある娘にとって、苦手な香りもあるなかでの大きなチャレンジです。

まずはアロマに興味のない娘に興味を持ってもらえるような声かけをしました。

「犬のにおいが気になっててね。
アロマ使ったらいいかなと思うんだけど、どんな匂いがいいと思う?」

「朝の目覚めが良くなるアロマとか、リラックスできるアロマとか香りによって色々あるんだって」

選んだ場所は、行き慣れたショッピングモール内の無印良品。
アロマ専門店ではなく、日常の延長線上にある見慣れた安心できる場所です。

娘は10種類以上の香りを、少しずつ試しました。
そして最後に、スイートオレンジを選びました。

それは、「香りを選べた」以上に大きな意味を持つ出来事でした。

元々興味のなかったものから、自分で試して、いいと感じたものを選ぶことができたのは、自分の意見を言うのが苦手で、決められない娘にとってとても大きな体験だったのです。

たくさんの選択肢の中から、自分で感じて、迷いながらも選び、「それで大丈夫だった」と実感できた記憶が娘の中に残ったからです。

そして、受験生となった娘は、たくさんの高校の中から自分が行ってみたいと感じた高校を選ぶことができました。

子どもが意見を言えないとき、つい「考えてごらん」「ちゃんと言って」と促したくなります。
でも、本当に必要なのはそこではありません。
今できる準備は、意見を言わせることではなく、安心して選べる場面を日常の中につくること。

子どもが意見を言えない今は、止まっている時間ではありません。
選べる力を育てる、大切な準備の時間です。

その積み重ねが、将来の大事な選択に立ち向かう力になりますよ。

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執筆者:岡千恵
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)

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